[第14話]引っ越しの計画
[飯田家]
俺とさくらが俺の家に行くと、
俺の両親とさくらの両親は
すでに集まっていた。
「おかえりなさい」
「さくらちゃんいらっしゃい」
「おじゃまします」
『ただいまー』
「まぁ、とりあえず座って」
「じゃあ皆そろったから話そうか」
「はい。よろしくお願いします」
『なんの話?』
「さくらちゃん、優太、実はな、お父さん、海外に行くことになったんだ。」
『え?なんで?』
「それが私となんの関係があるのでしょうか」
「優太くん。君のお父さんがわたしの会社に勤めている事は知っているだろう?
うちの会社、海外に支社があるんだ。」
さくらのお父さんが会社の社長で、俺のお父さんがその会社に、勤めている事は知っていたが、海外に支社がある事は知らなかった。
「だけど、海外の支社が本社との連携があまりとれていなくて、本社の事をよく分かっている人材を支社にまわす必要があるんだ」
「まあ、そういうことだ」
『いや、それは分かったんだけど、なんで父さん?』
「優太くんのお父さんは4歳から16歳まで海外にいたんだ。それで、英語ペラペラだから、あと、頼れるから、かな」
『そうなのか。』
「で、こっからが本題なんだ。」
「お母さんは、お父さんについていくけど、優太はどうする?」
「最近なんだか学校も楽しそうだし、
日本に残る?」
本音を言うと、海外に行きたい!が、
俺は、英語が喋れない。
つまり選択肢は1つ
『じゃあ日本残る』
「分かったよ」
「でも、そうすると、優太が一人暮らしになるでしょ?でも、優太は家事とかできないでしょ?」
「だから、優太くんには、我が家に住んでもらうことになるけど、それでもいいかい?」
「あぁ。それで私も呼ばれたのね」
『別にいいよ』
「さくらも、優太くんと一緒に住むことになるけどいいかい?」
「えぇ。別に構わないわ」
『で、いつ引っ越すの?』
「お父さん達は、来月引っ越すから、それまでには引っ越しの用意をしといてね」
『さくら達の家には、俺が住む部屋はあるの?』
「それなら、空き部屋が一部屋あるから気にしなくて大丈夫だよ」
「そういう事で、何か聞いておきたい事はあるかい?」
『いや、特に』
「じゃあ今日は帰るね」
「おじゃましました。」
な、なんか急にいろいろ決まってしまった。
一条家は、すごい豪邸なので、正直いって凄いラッキーだ。




