[第12話]いつの間にか転校生
橋本さんが男だという事実を知ってから
2日後
いつもであれば俺を睨みつけている
橋本姫乃親衛隊が
今日は全く睨まれていない。
最近は別のクラスの人達とも
仲が良くなってきたため、
警戒が薄れて来たのだろう。
橋本姫乃親衛隊からは
あまり警戒されてはいないものの
仲が良くなってきたというわけではない。
これから徐々に仲良くなるしかない。
そんな事よりも
橋本さんやさくらには
特に何も言われなかったものの
俺の心はとても傷ついていた。
いくら可愛いとはいえ
女装をしていたとはいえ
男子の事を好きになって、
しかも、告白までしてしまったのだから
最悪の黒歴史がができたのだ。
なんで橋本さんは
男子に告白されたというのに
あんなに平然としていられるのだろう。
俺には全く理解できない。
そんな事を考えていると
友達が話しかけてきた。
「飯田ーちょっと聞きたい事があるんだけど」
『何?』
「もうすぐ夏休みだからさー海行こうぜ!」
『別にいいけど、どのメンバーで?』
「飯田と、飯田の彼女と、俺と、俺の彼女と、松本くんと、松本くんの彼女」
『え、ちょっと待って
なんで俺の彼女も?
っていうかお前彼女いたの?
あと、松本くんって誰?』
「松本くんは、隣のクラスに転校してきたイケメンで、松本くんの彼女は、松本くんと同じ日に松本くんと同じクラスに転校してきた神崎さんだよ」
「あと、俺は昨日彼女ができた。」
『隣のクラスに二人も転校生が、来てたのか…知らなかった』
「え、マジで?美男美女って話題になってたじゃん」
『そうなのか…』
「まぁ、そういう事だから、彼女に大丈夫かきいといてね」




