第21話強く速い拳
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
西城の一撃は非常に強い
一発、ガード越しに殴られるだけでも衝撃で口を切ったり、骨が軋む
しかも攻撃速度も速い
通常ならば、一撃で殴り飛ばされて負けるはずだ
だが、西城が殴ろうとしているのは
時を操ることができ、姫を切り刻んだ男だ
「何を言ってるんだ?」
回想ぽいことを言ってるのを邪魔してくるな
「殴るぞ」
「殴れてないから膠着してるんだろ?」
西城が拳を振るう度に珀白は姿を消し、数十歩離れた場所に現れる
「インシュブル使えばこんなもんよ」
「ッチ!どういう仕組みだよ!」
「・・・・解説が欲しいか?俺は解説したいよ。講釈を垂れたい」
「ムカつくから却下だ!!!」
西城が地面を殴る
ズボボボボっと地面が浮き上がるが、如何せん威力が足りない
浮いたこと自体は凄いが勢いがない。ダメージもない。足場が悪くなった程度
「無尽蔵のスタミナも無くなってきたなぁ、、西城輝樹」
「フゥフゥ」
戦闘開始?から数十分は経っている。その間西城は全力疾走をし続けている
一般人から見たら怪物と思える程の異次元のスタミナだ
「オーバーザ・リミット」
「それ飽きてきた。まーーーた緑だろ?」
オーバーザ・リミットの色は緑。回復の緑
「!!!」
突如珀白が大袈裟に体を仰け反らせる
「なんの演技だ?」
「ッッッツ、、ひめぇ、、」
珀白が膝を付く。それを好機と見た西城が全力疾走で珀白に近づき、拳を振るう
「5秒先に行ってる」
「ッチ!」
珀白の姿が消え、また距離を取られる。だが、その距離は先ほどよりも近しい
「何故ここで止まったと思う?」
「殴られるためだろ!!」
西城が全力で拳を振るう。当たれば頭蓋骨すら粉砕するのではないかと思える程のパワーを感じる
だけども、当たらない
それどころか
「!??!」
「顎が砕けたか?喋れないなぁ」
カウンター、西城の全力の攻撃を避け、顎に腰を入れた一撃を叩き込んだ
「申し訳ない。そろそろご飯を食べる時間ですので」
「!!!!」
膝蹴り、それは西城の顎に叩き込まれた
「???」
西城がふらふらと数歩歩く。脳が明らかに揺れて、視界もおかしくなっている
「まだ立てますか。あと何度やれば倒れますかね」
「!!」
西城に対して、珀白の拳が振るわれた
その瞬間に西城の視界は真っ暗闇へと落ちて行った
意識も同時に暗闇へと、、落ちて行った
「愛しき人よ」
「アッッッッ!!!」
西城を暗闇から救ったのは¨熱¨
背中がとんでもない熱さに襲われ、意識なんて関係なく目が覚めた
「もう、そんなに暴れ回らなくとも」
「ガアアアアア!!!」
火の姫を頂点に
「包囲か。最善ではないな」
「護れるべき者の為に」
「プライドの為に」
風の姫、ゲートキーパーの三角形の包囲が珀白を囲んでいる
「「ここに立っている」」




