9/試練開始
誤字脱字へんなとこあったらお願いします。
天然洞窟から地下一階へ降り、50メートル離れた場所。
森林が広がり、森林から蠍型機械生命体が横一列に並び階段を降りてきた冒険者、兵士、探索者、村人を制圧射撃している。
「ド畜生が。
階段にいた奴らを倒したって言うのに、連中物量でごり押しに来てやがる!」
「まったくだ!
迷宮の試練って言うのも、この様子じゃあ難しそうだ!
地図によると一番近くて拠点になりうる場所は、北に3キロの市街地エリアの1角らしい。
まず、あの蠍をなんとかしないとどうにもならない!」
大木の影に隠れた兵士達は、蠍型機械生命体の針による射撃に動けずにいる。
『残り人数、47人』
兵士の首から紐で吊るされた迷宮の鍵に表示される人数が減る。
「クソ!
冒険者か、探索者か、村人がやられた!
どうにかならないか!」
そんな兵士の叫びを知ったか知らずか横一列に並び制圧射撃を蠍型機械生命体は、左側に集中し始めた村人、冒険者の足の振動を感知し、最低限の個体を残し移動を開始する。
「今だ、探索者、兵士は一体ずつ対処しろ!
蠍を倒し試練を乗り越えるのは、俺達だ!」と、探索者と兵士達は協力し残った蠍達を一匹ずつ対処し、前へと進む。
ーーーーーーー
迷宮の司令官室に来て、試練を出してから1時間。
私は迷宮内の侵入者を、画面越しから観察している。
探索者と兵士は蠍型機械生命体を一体ずつ倒しながら進んでいき、冒険者と雪華の私兵部隊は蠍型と蜘蛛型機械生命体によって足止めをくらっていた。
「冒険者側と兵士側の武装による差は、兵士側が多少いい感じ。
経験差は、兵士側のほうが圧倒的。いまだ、大きな傷もない」
50人いた侵入者は、40人に減っている。
冒険者側の画面を集中的に見ていると、見覚えのある人物達が目にとまる
私より強い、仮面男。
私に助けられた少年少女。そのうちの1人の少女は、2人と離れている。
(よし、ちょっかい出して見るか)
ーーーーーーー
「なんだ!」
背後から黒い扉、そこから出てきた黒くのっぺらぼうのような顔の私に冒険者の男性がそう叫ぶ。
その声を発した瞬間、距離を詰め右手に持っていたナイフで男性ののど元を横一線に斬り裂く。
「ちっ、斬れ味いまいちだな。
力強くして斬らないと、よく斬れん」
冷淡な声と死んだ男性、周りの冒険者達が何が起こったか理解できずにいた。
私は困惑する冒険者地達の懐へ入り、太ももの付け根、腹部、首を集中的に斬り刻む。
血が舞い、血飛沫と人の間を蛇のように移動する私に周りの人達は恐怖で足がすくむ。
「弱すぎ」
そして、私より強い男が私の前に立ち塞がる。
「やぁ、私の好敵手の迷宮主」
「やぁ、リベンジ相手のおっさん」
対峙した私達。
先に動いたのは、男性だった。
私の横腹をねらった蹴りを私は後退するように回避して、男性の目を狙い距離を詰めナイフを振る。
しかし、ナイフを持った右手の手首を掴まれ地面へと投げられる。
投げられた衝撃で息がつまった瞬間、男性の足が私の腹を狙う。
私は反射的に、男性のふくらはぎへとナイフを刺し男性の攻撃を回避した。
「まだ、本調子ではなさそうなのにやるね」と、男性は痛がる様子もなくナイフを抜き取り、ナイフを捨てる。
「本番は、これからだろ」と、私と男性は笑う。
試練がはじまりました




