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8/始まり

誤字脱字へんなとこあったらお願いします。

 地下一階に降りる階段付近。多くの冒険者、探索者の死骸が横たわり血の海が広がっている。


 壁に背をつけ座る1人の兵士がぽつりとぼやく。


「この迷宮主、戦い方がやらしすぎる。肉体的にも、精神的にもきつい」


「あの針、緩急つけて撃ってくるし近づけば弾き飛ばさるか挟まれて切断だな。


 しかも、やらしい所にトラバサミ、怪我させるためだけの対人地雷。

 迷宮主は人が嫌がる事をやりやがる。


 いい性格してるぜ」


「けど国家元首様の私兵や冒険者側とは違って、こちら側は対処できる数で攻めて来てるから攻略させないわけではないらしい。


 よほど、あちら側が嫌いとみえる」


 雑談しながら、蠍型機械生命体が針を撃ち終えた瞬間に壁から飛び出す。


 前方の兵士が盾で蠍型のハサミを受け、後方の兵士が横から散弾銃で蠍型の横腹に銃口を密着させ引き金を引く。


 兵士に気づいた他の蠍型が、複数で対処しようとする。その隙に別の兵士達が塹壕から飛び出し、同じ方法で蠍型を倒していく。


「蠍型機械生命体を盾にしながら、新しい安全地帯を作れ!


 前へ進むぞ!」



ーーーーーーー

 リリスの自宅の一室。

 画面越しから兵士達の勇姿に私は拍手し、携帯端末を手に取る。


「北拠点を造った新兵率いる部隊。

 ジジイの部下が率いているだけあって、根性があり訓練もしっかりし、よく対処できている。



 アラクネ、そろそろ試練を出す。

 兵士達は好きにさせろ。迷宮内での拠点造りも許容する。ただし、油断したり、安定し始めたら適度に襲撃しろ」


『ハイ。


 ボウケンシャ側は、ドウしまショウ?』


「そろそろ、蠍型を配置しろ。

 連中の反応をしりたい。


 指揮官と村人は、なるべく捕縛。

 冒険者の攻略組は適度に処理し、餌にしていい。採取組は、うまい具合に採取する場所まで誘導してやれ」



『ハイ、リョウカイしました』



「さてと、私もなまった身体を戻すために現場にでるついでに迷宮初、迷宮に挑む者達に対してどんな試練を出すかな」


 私は、装備を整え転移門を出現させる。


「行ってきます。小夜」





ーーーーーー

 見習い冒険者、アイビィ視点。




 薄暗い迷宮の洞窟内。


 松明を手に持ち周囲を照らしながら宝箱を見つけ、小袋に入った大粒の宝石、魔術の媒介になる原生生物の素材を集めていく。


 仲間であったガネットは、チカの看病をしながら冒険をし稼ぎを借金とチカの治療費にあてている。

 


(怪我も借金も自己責任なのに、惚れてるからそこまでやるって。


私にはできない)とアイヴィは、思いながら目的の物を見つける。




「あった。この洞窟に自生する雪落ち草。


 これで、効き目のある鎮静剤と痛み止め作れる。


バカ二人がいないだけで、スムーズに進む」


 薬草を摘んでいると迷宮の鍵が光はじめアイヴィは、胸ポケットから迷宮の鍵を取り出す。


 その瞬間、洞窟の壁に文字が映し出される。




 『迷宮に存在する富、名声、力、未知を求め、迷宮に挑む者達へ。


北の迷宮による試練を開始する。



 迷宮の鍵を持つ者は、強制参加。



 地下一階の入り口を見つけ、他者と協力、もしくは単独で地下一階の指定の場所に簡易的な拠点を造れ。




 期限は、72時間。



 報酬は、拠点の安全地帯。

 砂金20g。


 大粒小粒の宝石が入った小粒。



 希望を捨てず、絶望を乗り越えよ』






「なんだ、これは」



 と、アイヴィはつぶやくのだった。


試練の始まり、迷宮の試験運用が終わりと見てください

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