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KILL BLOOD  作者: ユート・ロビンソン
依頼No.60 幻影
29/35

幻影

030


「小僧。よく覚えておけ。処刑人の鉄則だ。

人を救い、強くなりたければ手段を選ぶな、

だが決して闇に飲まれるな。

魔法は絶大な力を人間に与えてくれる。だが魔法の発動元はダークソウルだ。

希望の力なんかじゃねぇんだよ。闇の力だ。

この世界の人間共は皆、闇に飲まれているんだよ。便利な時代だ?クソ喰らえだ。

自分の力量を越えるような魔法の乱雑使用は二度とするんじゃねぇぞ。

処刑人の先輩としてのアドバイスだ。

全く金にならん話を何故言ったんだろうな~俺は」

「・・・・・・ゴールドマン」


「Killers9」が右の掌をこちらに向ける。

レーザー光線の準備をしているようだ。

掌に光がともり始める。


ヴィンセント・ゴールドマンは懐から44マグナムを取り出し。

魔法を連続で唱えた。

「ガンドライブ」

「ブーストショット」

「バーストショット」

「まぁこれ位で十分だろうあの重圧の装甲を打ち抜くならな」

そして最後に僕の一番好きな魔法。

「これでジ・エンドだ フルバースト!!」


ドガン!!!!!


六発の弾丸が魔法で同時に発射された。

その圧倒的な破壊力の弾丸は、

鉄壁ともいえる「Killers9」の重圧の装甲をも貫き、

「Killers9」の『核』目がけて真っ直ぐに突き刺さった。


「炸裂しやがれ。バースト!!」


そして「Killers9」の『核』を内部から大爆発させた。

「Killers9」は『核』を失ったことで内部の肉体を失い。

バラバラの機械の残骸のようになり崩れ落ちた。


たった一撃で、

Sランクの処刑人七人がかりで『魔法装甲ヒュペリオン』

を剥がすことしかできなかった、

「Killers9」を一撃で破壊した。

ヴィンセント・ゴールドマン 

世界最強の処刑人。

やはり格が違う。いや次元が違いすぎる。


「流石だな。ゴールドマン」

瓦礫の上からスタッと降りて来たミラさんが言う。

「誰に口を聞いている小娘。

お前も『本気を出せば』あんなポンコツ楽勝だったんじゃねのか?

手ぇ抜いて闘いやがって何が目的だ。あぁん?答えろ!!」

そう言ってゴールドマンはミラさんに44マグナムの銃身を向ける。

「Sランク処刑人達の育成だ!!私が直接手を下したら意味がない!!」

「そんなことだろうと思ったぜ。この教育バカが。

それでこの有様か。全滅じゃねぇかこの野郎。

全ててめぇの責任だぞ。あぁん?」

「なんとでも言いたまえ。私は方針を曲げるつもりはない」


ミラさんは本気ではなかったのか。

本気の楓さんとほぼ同様の動きで・・・・・・化け物かよ。


「おい。『偽ファントム』そろそろその仮面を外せや。

もう正体はばれているんだよ。クソランク1位が」


空中に漂う『ファントム』がその仮面を外す。


青い髪に額の十字の傷。

Sランク処刑人 一位 ヘル・プリズナー その人だった。

「何故わかったんだい?」

ヘル・プリズナーは質問する。

「お前。前から臭かったんだよ。闇の匂いが半端ねぇ~。

そしてSランク一位のテメェがこんな非常事態に来ないはずがねぇだろ。

まぁ来たところで俺に処刑されてたわけだがな。

処刑連盟は俺にてめぇを見張れと裏の任務を寄越すくらいだ。

お前は誰の眼から見ても黒だったんだよ。クソ馬鹿が」


ゴールドマンは44マグナムをミラさんからヘル・プリズナーに向ける。


「何が目的だ?裏には誰がいる?あぁん?テメェ一人じゃ

こんなポンコツロボも作れねぇだろ。さっさと吐け。ぶち殺されたくなければな」

「・・・・・・」

「答えることもできねぇのかこのクソ野郎。「リローダー」三秒時間をくれてやる。

三秒後にてめぇは地獄行きだ。さっさと答えろ。数えるぞ」

「・・・・・・」

「三、二、一」

「『神』」

「あぁん?『神』だと?」「『神』だって?」


その答えにゴールドマンとミラさんは反応する。


「『神』は存在する。神々しいお方だ。そして絶対的な闇の力を持つ、

『悪魔』の部分も兼ね備えた全知全能な存在だ」

ヘル・プリズナーは空を仰ぎそう言った。


「そうか『神』か・・・・・・いかれた妄想も大概にしやがれ!!!!!!」


ドガンドガンドガンドガン


ゴールドマンは44マグナムを連射した。


「うぐっはっごっげ」


放たれた弾丸は『魔法装甲ヒュペリオン』を突き破り、

ヘル・プリズナーは後ろに吹き飛びながら地面に落下した。

そしてその身体は内部からの爆発によって爆散した。


「へっ、血の池にドボーンって奴だ(笑)」

「お前がな。ゴールドマン」

「―何?うぐっ!?」

バラバラになったはずのヘル・プリズナーがゴールドマンの背後に現れ、

その腹を両手で貫いた。

「ば、馬鹿な」

ゴールドマンが前のめりに倒れる。

ドサァ!!

「ゴールドマン!!・・・・・・貴様ぁ!!」

ミラさんが光の刃でヘル・プリズナーに斬りかかる。

その刃は空を斬った。

ヘル・プリズナーの頭部をミラさんの光の刃はすり抜けるように通り抜けたのだ。

「なんだと!?」

「もう私は肉体という概念を捨てたんだ。だから『ファントム』幻影なのさ」

ヘル・プリズナーが宙に浮かび上がった。

「さらばだ。処刑人の諸君」

ヘル・プリズナーいや『ファントム』は闇に溶けるように消えた。


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