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KILL BLOOD  作者: ユート・ロビンソン
依頼No.60 幻影
27/35

決戦

028


NEO東京 処刑連盟本部ビル前広場


ゴールドマン、ヘル・プリズナーを除く、

八人のSランクの処刑人達は広場の前に集結していた。

アイアンブローのようにシャドーボクシングをしていたり、

ソニック・ブレイドのように目を瞑って正座して瞑想していたり、

皆各々のやり方で零時を待っていた。

僕も楓さんの相棒として現場に来ている。

がこの周りの雰囲気は少し僕を怖じ気づかせた。

これがSランクの処刑人達の本来の気迫。殺気。

サインを頂いた時は大違いだ。


午後十一時四十五分

予告していた時間より早く。

『ファントム』がビルの闇の中から歩いて現れた。

「Sランクの処刑人達ごきげんよう。―おや二人ほど足りないようですね~。

あと知らない眼鏡君もいるし・・・・・・これだから処刑人という職種は」


「あのマシンはどうしたのであるか?」

グランプ将軍が尋ねる。


「気が早いですね~将軍。まだ予告の時間じゃないですよ~。まぁいっか。

では期待のマシンに登場してもらいましょう。処刑人殺戮マシン「Killers9」です」

『ファントム』は空中に手を翳した。

空中に歪みが発生し始める。

あれは高次元の魔法か?あんな魔法見たことがない。

その中から「Killers9」は出現した。

目測だが体長は十メートルはゆうに超えている。

二足歩行の一つ目の巨大ロボ。

かなりのデカさだ。

ヴォン

「Killers9」の一つ目が赤色に発光した。

某アニメの敵国のロボットのようだなと僕は思った。

てか見た目まんまだな。

ザ○Ⅱだよ。

黒いザ○Ⅱ!!。


「さぁ処刑人達。準備はいいかな?」

「もう始まっている」

速い!!

ソニック・ブレイドがもうしかけていた。

「Killers9」の左肩に彼は立っていた。

両腕に装着されている刃を「Killers9」の首を狙って交差させる。

ガギィン!!

だがその斬撃は弾かれた。

「何という固さ!!―何!?」

ソニック・ブレイドの両足は、

「Killers9」の左手によって掴まれていた。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

ソニック・ブレイドはそのまま高速で地面に叩きつけられた。

「グゴッ!!」

ベギボキバキ そんな音が鳴った。

ソニック・ブレイドは大量の血を吐いた。

「Killers9」はその鈍重な見た目と違い、

あのスピードでは他の処刑人達に

引けを取らないソニック・ブレイドを片手でキャッチできる。

スピードも速いようだった。

「まず一人目リタイア。早かったですね~」

『ファントム』が言う。


「高火力が必要なようだな。なら吾輩にまかせるのである」

「オレモイコウ」

グランプ将軍とアイアンブローが必殺技の準備をしていた。

両者は強化サイボーグだ。

一撃の火力は他のSランク処刑人を凌駕する。

だが周りの建物も含めて破壊してしまうという苦情も多々あるが。


「デスパレードミサイル!!」胸や肩から連弾で発射されるミサイル弾。

「アイアンWロケットパンチ!!」その名の通りのWダブルロケットパンチ。


二人の必殺技が爆音と共に炸裂した。

爆発と爆炎が上がる。

「Killers9」が後ろに大きく揺らいだ。

効いている。さすがの高火力の一撃。

だがその爆炎の中から黒い影が伸びて来ていた、

「Killers9」の両腕のロケットパンチのお返しが。

「ゴボー!?」「グハー!?」

二人の胴体を貫き破壊し後方のビルまで吹き飛ばした。

ガシャン!!!

二人は本部ビルの窓の上部に叩きつけられた。


「グランプ将軍、アイアンブローもリタイアだね」

『ファントム』が言う。


「なら魔法ならどうだぜ。いくぜ雷帝」

「応!!」

ザ・ヒートマンとブレイブ・アレクサンダーソンの連携魔法が繰り出される。

「ヘル・ヴォルカニカ」「ヘル・サンダーストリーム」

巨大な炎の塊と雷の槍が出現した。

あれは『究極魔法』ヘルシリーズ。

最上級魔法のその上の段階の魔法。

Sランクの処刑人にしか使えない魔法。

Sランク以外が使えば一瞬で闇に心を囚われる禁忌の魔法。

「燃え尽きやがれだぜ!!!」「貫け雷よ!!!」

「Killers9」を覆い尽くす炎と雷。

その中でも平然と「Killers9」は活動を停止しなかった。

ピシュン ピシュン 

「ぜ!?」「な、何!?」

「Killers9」の両掌から放たれたレーザー光線が二人を貫ぬく。

そのまま二人は後ろに突き飛ばされた。

「アハハ。焔の貴公子、雷帝、アウトー(笑)」

『ファントム』が笑いながらそう言った。


「ヒヒヒ。アレは『魔法装甲ヒュペリオン』だね」


いつの間にか僕の横に来ていたドクター・バットが言う。

「「Killers9」とんでもない防御力と火力だワシの計算以上だ。

須藤くんだったね。キミはどう思う?」

「僕も「QA」で調べましたがあれを突破するのは『高度な解除魔法』かあるいは、

その魔法を発動している本体を叩くしかないですね」

「ヒヒヒ。同じ考えだね。ワシは魔法の発動者、『ファントム』を撲殺しよう」

その高齢の外見とは違ってそのスピードは素早かった。

一瞬で『ファントム』に接近していた。

「Killers9」の後ろの『ファントム』に金属バットで殴りかかろうとする。

「おじいちゃん。無駄ですよ」


ゴガン!!!


「ヒヒヒ。発動者本体にも『魔法装甲ヒュペリオン』かー!?」

「そういうことです。さよならー」

「Killers9」の片足が上空に持ち上がり、そのままドクターバットを叩き潰した。

グチャリと嫌な音が鳴った。


「さ~てさてもう役者は後二人ですか~Sランクの皆さま。全く話にならないですね~」

『ファントム』は宙に浮かんで手を広げた。

「貴女達が倒れたらこの街、いやこの世界は無くなるんですよ~」


Sランク処刑人達の闘いをずっと腕を組んで見ていた、

楓さんとミラさん。

二人がついに構える。


「ありゃ強いね。最初から全力で行くよ」

「そうだな。戦力分析はできた。行くぞ」


楓さんが怨月を鞘から抜き、左目の眼帯を外す。

楓さんの黒髪が銀髪に変わる。

光神機シャイニングウェポン解放リリース!!」

ミラさんの纏う装甲が攻撃に特化したような姿に変わった。

両腕、両足の部分から光の刃が飛びだした。


午後十一時五十分。

ものの五分で歴戦の猛者達が倒れた後、


彼女達は最初から全力フル・スロットルのようだ。


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