斑鳩・B・楓の回想
012
タイトル
『斑鳩・B・楓の回想』
こんなタイトルで引っかからないやつが果たしているのか?
神谷処刑事務所社長 神谷剛三、
いや斑鳩・B・楓。あのヴァンパイア娘
の語りで昔話が進むかと思っただろう?
フフフ・・・・・・バカめ。
騙されたな。
現実は女子高生のように甘くねぇ。
いやまてよ、
女子高生ってのは甘いのか?教えてくれよ?なぁ?
俺だぁ。
俺と言ってもわかる奴は少ないだろうな。
ってかこの世にいるのか?
俺だけで個人を特定できる奴は。
この小説はまだまだ色々と情報が足りなさすぎるからな。
文句はクソ作者に言ってくれや。
俺に言われてもストレスがたまるだけだ。
・・・・・・面倒くさいな。俺が昔話をするのか?
くだらねえ。
しかしそれでは話が進まないな、
俺がだんまりを決め込んでいたら。
しょうがない。金にはならんが紹介してやろう。
通称。というかそうだが。
俺に並びたつ奴は存在しねぇ。
世界最強の処刑人。
ヴィンセント・ゴールドマンだ。
名前が長いなと思った奴は、
皆殺しにしてやりたいところではあるが、
ヴィンセント、ゴールドマン、
いや金男で十分だ。その通りだしな。
誰だぁ?あぁん?
先週の話に出て来ただろうが。
金色の髪、金色の指輪、金色のコート、超長い剣、
全身金色で固めたこの男は世界の英雄。特Sランク処刑人。
この煽り文と、冴えない貧乏眼鏡小僧を突き飛ばした男だ。
猿でも思いだすだろ?
そうだ、こんなところで騙されてたら、
将来いや近々詐欺師に騙されるぞ?
俺なら詐欺師を逆にとっておきの嘘で騙して、
金を取れるだけふんだくって最期にゃぶっ殺すけどな。
俺の金に手を付けた奴は誰であろうがぶっ殺す。
覚えておけよ。
俺は金の為に生きている。
それは今も昔も変わらねぇ。
家が貧乏だった?両親がいないだ?
そんなものは俺には関係が無い話だ。
家は普通に裕福だったし、
四人の家族は今も元気でやっている。
何年も顔を見ちゃいねぇが、
ってか覚えていねぇや。
どんな顔だっけか?
俺だけが曲がった道に進んだだけだ。
血塗られた処刑人の道にな。
処刑人ってのは金が稼げる。
それも莫大な金額だ。
サラリーマンや科学者など現代で就きやすい
ぬるい仕事の奴らにゃ
一生稼げない金額だ。
ただ依頼をこなして大金を得る、
つまりターゲットを見つけてぶっ殺すだけ、
なんて楽な仕事なんだろうな。
羨ましいだろ?
まぁ腕がない、運がない奴らは一瞬でおっ死ぬ世界だ。
夢だけでは飯は食えないんだよ。
愚か者どもめ。
俺は金も地位も女も・・・・・・
女は別にいらんか。
金がかかるしな、
あの生き物共は。
まぁ全てを手に入れた。
全て己の力と運だけでだ。
特Sランクという処刑人最強最大の称号も持っている。
これだけで世界各国から毎日のように依頼が届く。
その中で一番金になる依頼をこなすのが俺の日常。
この前の依頼では見ず知らずのガキをぶっ殺したよ。
確かどっかのVIPの御曹司だったけな。
すれ違いざまに44マグナムでドカン!!フハハハ。
フハハハハハハハハハハハ。
それだけで三十億だぜ。
楽勝すぎる。
護衛共もぶった斬ってやったぜ。
笑いが止まらねぇ。
フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
なんだ?壊れている?バカを言え。
俺は金さえ貰えば、誰でも殺す。
神父でも妊婦でも娼婦でもガキでも関係ねー。
仕事ならな。
ただの殺し好きと一緒にするなよ。
俺が好きなのは金だけだ。
長くなったがあの日もそうだった。
今までで一番金になった依頼だった。
今になれば後味が悪い依頼だったと言っておこうか。
・・・・・・嘘だ。
俺にそんなセンチな感情は1ミリもねぇ。
依頼に私情を挟む処刑人はクズだ。ゴミだ。
そんな奴から地獄行きだ。
真っ逆さまにな。
血の池にドボーン!!ってな。
そういう俺もどうせ地獄行きだろうよ。
あまりにも人間も化け物も、
殺し過ぎた。
これで俺が地獄に行かなきゃ、
あの世はいかれているぜ。
まぁあの世の概念を俺は信じちゃいねーが。
確か激しい雨の降る夜だったけか・・・・・・
天候はどうでもいいだぁ?あぁん?
ふざけるんじゃねぇよ!!
あの依頼には天候も十分に必要だった。
覚えておけよ。
テストに出るぞ。
・・・・・・まぁ出ないだろうが、
『ヴァンパイアは雨の日には五感が鈍るんだよ』
これから話すのは、貴重な体験。
お前らじゃ絶対味わえない。
スリル。
激闘。
死闘。
決闘。
俺が殺してきた『奴ら』のなかでも間違いなく
最強のヴァンパイアとのガチバトルだ。
嘘かもしれねぇけどな。
後編に続く。
かもな。




