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戦争は跡に続く・・・  作者: 真知コまち


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21/22

第二十話~侵攻の狼煙【後編】

 通勤は?

愛車~アルマ・シリウス

送迎車~カロリーナ・ジェニー

徒歩~アガト・リン

バス・電車~クレメンス・ボンド

送迎車~グルーナ・サヴィー

無し(お店に住む)~ルスノア・ククル

護衛車~リリ・プリムロス

電車~ピーター・ハラルド


建物の裏口付近~


  微かに鳴った銃声で、木々に留まる鳥々が、空へと羽ばたく。

 「・・・始まったか」


 物陰から顔を覗かせ、建物の裏口を見張る、カロリーナ。

「扉の近くには誰も居ない…本当に第三班さんにんだけで?」

  

  銃の確認を終えたアルマは、弾薬箱の弾数なかを確認していた。

 「人数は問題ない。『裏口は手薄』という情報が正しければだが…」


  「無駄口をたたく暇があるなら、手伝って!」

   小さなドライバーを口にくわえたリンが、カロリーナに謎の球体を押し渡す。


「こちらは?」


  「手製の手榴弾」


「手榴…ば、ば、ば、爆弾‼」

 驚いた反動で爆弾を手の平から零れ落とし、お手玉を披露する。

 

  宙を舞う爆弾を片手で掴み取り、カロリーナの手の平にそっと返す。

 「扱いを誤れば、辺り一面が木端微塵だ。くれぐれも、慎重に…」

 

「は、はい」

 深く深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。

「でも…即席の手榴弾が、十分な威力になるとは思えませんけど?」


 「・・・リン?」

 

  「大丈夫ですよ~通常しはんの二倍の火力になる様に、なりますから~」

   手榴弾作りに集中するリンは、返答かいわが疎かになっていた。


 手に持った手榴弾を、緊迫した面持ちで見つめる。

「…大丈夫?」


〖ボンッ〗

 閃光と共に、建物内から爆発音が鳴る。


  建物に視線を向けると、煙が帆を描き、裏口の扉が吹き飛んでいた。

 「・・・リン?」


  「私は、何も・・・」

  

 静かなカロリーナに、ゆっくりと視線を向ける、アルマとリン。


「え・・・違います!違いますよ!」

 手を震えさせながら、手元の手榴弾を、二人の目の前に差し出す。


   「あれ?居ませんね~」

    黒く焦げた建物の裏口に現れた、第二班の制服を着た人物。


「だ、誰か出て来ましたよ!あれは・・・え?ア、アルマさん⁉」


  人物それが”ククル”だと気づいたアルマは、物陰から出て姿を晒す。

 「・・・なぜ、ここに?」


   「総督に、第三班あなたがたに協力するよう、命じられたんですよ」

    

 「どのような方法で、建物の中に?」


   「それは、秘密です。潜入は、第一班の専売特許なので…ね」

    詮索をしてくるアルマに、敵意を含んだ笑顔を向ける。

 

 「・・・建物内部の状況は?」


   「…はい。私が仕入れた第二班てきに接触しない情報(ルート)を、ご提供いたしますね」

    物分かりが良いアルマに、ククルは冷めた笑顔を見せた。

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