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戦争は跡に続く・・・  作者: 真知コまち


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20/22

第十九話~侵攻の狼煙【前編】

 外出日は…晴れ?・雨?

雨~アルマ・シリウス

晴れ~カロリーナ・ジェニー

雨~アガト・リン

晴れ~クレメンス・ボンド

晴れ~グルーナ・サヴィー

雨~ルスノア・ククル

雨~リリ・プリムロス

晴れ~ピーター・ハラルド


 建物を鉄板(バリケード)で囲み、カーテンが閉じた窓の隙間から、中の様子を窺う軍服の機動隊員。


  「報告。全ての窓にカーテンが下ろされており、目視での状況確認は不可でした」


突入しゅうげきへの素早い対応…第一班われわれ行動じょうほうは、第二班てきに筒抜けなの?」

鉄板(バリケード)から少し離れた所で、ライフルスコープから建物の入口を覗く、サヴィー。


  「…現在、建物内の音を収集して、中の様子を探らせています」


「…情報収集に気を取られて、後頭部うしろを撃ち貫かれないように」


  「わ、分かりました?」


  サヴィーと機動隊員の不穏なやり取りを、傍らで見守る、アルマ。

 「第三班われわれは、何を?」


 スコープを覗きながら、設置したライフル銃の角度を念入りに確認する。

「う~ん…建物の裏口から侵入…できる?」


 「第五班の機動隊員を一部お借りしても?」


「・・・駄目」

第五班われわれは、第二班てき無力化せいあつ。ハラルドの確保は…第三班きみたちが行う」


 「第三班()()で確保しろと⁈」


「地下には、()()ボンドが居るんだから…問題ないでしょ?」

 信頼と威圧の眼差しを向けて、アルマの返答を待つ。


 「・・・ある程度の装備と、建物内の配置が分かれば…問題ない」


────────────────────────────────────


 第二班ひとの往来が増え、段々と慌ただしくなる建物の玄関フロア。


  「報告。裏口に少数、一階の玄関フロアと、上階の談話室から、複数の足音を確認しました」


「上階に複数・・・」


 「何か気になることが?」 

  呟いたサヴィーの言葉に、持ち込まれた情報を統制していたリリが反応する。


「いや…第三拠点ちかは?」


  「第三拠点ちかは…防音壁で覆われているため、確認できませんでした…」


 「第三班あいつらだけでは、心許こころもとないですね…機動隊員の一部を、裏口とつにゅうに加えますか?」


「・・・」


 「総督?」


【パンッ・・・】

 建物内外の雑音が、一発の銃声で静まり返る。


 サヴィーが指を掛けたライフルのスコープからは、玄関フロアで血しぶきを上げて倒れる第二班ひとの姿が映っていた。

 

「撃てー!」 

 静寂を切り裂く号令と共に、鉄板(バリケード)から、無数の銃弾が建物へと放たれる。


   「な!う、撃て!撃ち返せ!」

    第五班からの発砲を受け、手持ちの銃で応戦する、玄関フロアの第二班。


 「怯むな(カンッ)

  鉄板(バリケード)に身を潜めながら、的確に第二班てきの体へと銃弾を打ち込む、第五班。


 無数の発砲を音と、鉄板(バリケード)に弾かれた銃弾の金属音が、あちらこちらで鳴りつづいた。

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