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闘鬼~転生先は寿命以外で死なない種族、戦闘からは逃れられません(泣)~  作者: komofy
第4章入園直前編

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第544話総当たり

景色が一瞬切り替わり、ウィリィンは元の教室へと戻された。

周りの子達は戻ってきて早々に楽しそうに先ほど歌っていた曲を皆で歌っている。

ウィリィンも周りに合わせて小さめに歌っていると、次の授業が開始される。


「っ!?

ビックリした・・・」


「お?

なんかとても小さいのが入ってきたぞ」


「まじ?

この授業って実力が近しい人が招集されるよな?

俺たち、コイツと同レベルってこと?って、ウィリィンじゃん」


「お、ほんとだ。

こんなに近くで見たのは初めてだわ。

入園試験成績歴代1位様だ」


「あなたたち、あんまりじろじろみないっ」


いつものように一人だけの空間に飛ばされると思ったら、他に人が何人かおり、わいわいと話していた。

最初は転移した先がおかしくなったのかと思ったが、そうではないようだ。

ウィリィンは周りを刺激しないように会釈しながら、表示されている画面が見やすい位置まで移動する。

そして、内容を読むと、今からここにいる人たちで総当たりの戦いが行われるようだ。

戦いは1対1で行われ、結界内での戦いとなる。

ウィリィンを含めて4人いる為、3人とそれぞれ戦えばいいようだ。

また、授業内で完結させる必要がある為、制限時間が設けられており、それを超過する場合は強制的にそこで終了となる。

武器や、道具の持ち込みは不可である為、ウィリィンが身に付けていたものは回収されたが、その他、戦い方に制限はなく、戦いは休憩を挟みつつ行われる。

ウィリィンは他3人の観察を行う。

バッチを確認すると、最初にウィリィンに対して指さして話していた男子二人は中等部、それをいさめていた女子は初等部で少し下のようだ。

男子二人は仲良さそうであり、よく普段から喋っている様子であるが、女子の方はそれほど仲がいいというか、話す感じではなさそうである、一通り男子たちに注意をした後は2人から離れて1人になっていた。

だが、手持ち無沙汰になったのか、女子がウィリィンの方へと寄ってきた。


「初めまして、この授業の短い時間だけかもだけど、よろしくね」


「よろしくお願いします」


ウィリィンは挨拶を返す。

お互いにもう少し何か喋ろうとしたタイミングで戦いの開始が告げられ、ウィリィン達は結界内へと進むように指示された。

ウィリィンの対戦相手は仲良し男子のうちの片方である。

結界の中へとそれぞれ入り、戦闘態勢へと入る。


「お?先にウィリィンの方かぁ。

流石に幼少部の子に負けるわけにはいかないんでね。

しっかり勝たせてもらうぜ」


「よろしくお願いします」


ウィリィンは挨拶を返しつつ、開始の時を待つ。

体格差はかなりあり、肉弾戦ではそのリーチの差から、かなり苦戦を強いられそうである。

逆に体格差を利用して、うまく攻撃をかわすことができれば戦いようはあるかもしれないが、相手の方が遅いとも限らない。

ウィリィンは戦いの構成を組み立て、そして、戦いの開始が告げられる。


「っと、先手は譲るぜっ」


「では、お言葉に甘えてっ」


男子は自身の背丈ほどある大剣を生み出しつつ、こちらに向かって手招きする。

それに対してウィリィンはダガーを生み出して構えつつ、炎を纏ってブーストし、相手に向かって素早く詰め寄る。


「うおっ!?

思った以上にヒヤッとしたぜ」


ウィリィンの攻撃は大剣による防御をかいくぐり、男子の心臓に届き層であったが、ギリギリのところで身体をひねられ、身体に少し刺し傷を残す程度に終わってしまった。

だが、十分に内側に回り込めた。

ウィリィンはそのまま懐の内側から、ダガーをちらつかせつつも、拳や、蹴りによる攻撃を仕掛け始める。


「っぐ!?

っく、おらこんにゃろっ、離れろっ」


男子は大剣を持っている都合上、攻撃が全て大ぶりな上、大剣より内側にいられると振っても当たらない。

どうにかウィリィンから距離を取ろうとするが、ウィリィンもそれをされると大剣の広範囲かつ、掠めただけでも大ダメージとなりう攻撃の脅威にさらされてしまうわけである為、そうはさせまいと、引きながら攻撃しようとしてくる相手に対して執拗に距離を詰めて粘着する。

一応片手と足を使ってウィリィンの攻撃は防いだりしているわけであるが、大剣に引っ張られている影響は大きい。


「マジ強いなっ。

余裕でバッサリ切り刻んで終わりかと思ってたが、そうもいかないかっ」


「っ!?」


男子はなんと、更にもう1本大剣を生成し、それを掲げ、ウィリィンに対して振ってきた。

いきなり攻撃範囲が大きく変わったため、ウィリィンは慌てて後ろに引いてしまったが、相手が何かをしかけてくる前に再度詰め寄り、攻勢を緩めないように立ち回ろうとするが、


「おっと、そうはいかないぜ?」


男子は大剣の両方をガードに使用する。


「範囲広っ!?」


ウィリィンの攻撃は大剣に弾かれた。

流石に背丈と同じぐらいの大剣が2つとなると、とても大きく、ウィリィンがうまく内側へと入り込む余地が無かった。

それに先ほどより大剣を動かす速度が増している。

魔法で身体能力を強化しているようだ。


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