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闘鬼~転生先は寿命以外で死なない種族、戦闘からは逃れられません(泣)~  作者: komofy
第4章入園直前編

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第541話フェアとの通学

「それって嫌がられません?」


「そこは、コミュニケーション能力だよー。

その瞬間は嫌な顔をされるかもしれないけどー。

それに対抗できるだけの理論をしっかりと組み立てて、話せば分かってもらえると思うよー。

皆いいものを作りたいって気持ちは一緒だからねー」


「それもそうか。

魔法部で話す機会もあると思うから、その時に話してみる」


そりゃ、自身と反対になるような意見を出されれば当然、耳障りが悪いのは当然のことである、だが、それを上手く衝突は起こさないように指摘し、議論に持ち込ませることができる才能というのは重宝されるだろう。


「うん、それがいいねー」


そんな感じで話していると、ウィリィンは食事を終え、食堂を後にする。

そして、再度部屋に戻り、準備を整えると、食堂から学園へと向かう。

先ほどフェアとは一緒に学園に向かうという話をしていたのだが、中に入ると既にフェアが待っていた。


「フェア姉、お待たせしました」


「お、来たねー。

んじゃ、行こっかー」


ウィリィン達は魔法陣へと乗り、魔法陣の光が強まると、一瞬景色が途切れ、学園に到着した。

フェアは魔法陣の部屋の外へと歩き出し、ウィリィンもそれについていく。


「姉妹で通学って、いい響きだよねー。

お姉ちゃんしている感あっていいねー」


「そうだね。

私もフェア姉と通学できて楽しいというか、安心する」


まだまだ学園での出来事は読めないというか対処に困るようなことが多い。

その中で身内、特にフェアが近くにいるという実感を得られるというのは大きな安心感に繋がる。


「それでー、その腕にぶら下がってるのが子分の子―?」


フェアはウィリィンの腕に普段通りぶら下がっているエトゥを指さす。

エトゥは魔法陣の部屋を出てすぐぐらいのところで待ち構えており、既にウィリィンの腕から栄養補給を開始していた。


「そう、朝の栄養補給をするために昨日から私が学園に来たらすぐに血液を吸ってくる」


「へえー、はじめましてー。

ウィリィンのお姉ちゃんのフェアだよー。

よろしくねー」


「ん、エトゥ・グニ。

ウィリィンの子分をしている。

よろしく」


エトゥはウィリィンにぶら下がって、栄養補給する体勢は崩さず、フェアに対して挨拶を返す。


「ねえ、ウィリィンー。

この子、ウィリィンの血を飲んでて、ウィリィンもそれを許容している感じだけどー。

どういう関係―?」


「あ、こんな感じの契約を結んでる」


ウィリィンはフェアに対してどういった関係性であるか、エトゥが抱える事情も元に、話をした。


「なるほどー。

人由来のものじゃないと、栄養をほぼ吸収できないんだねー。

ま、私としてはウィリィンが納得する形で話ができてて、いい関係性が築けているなら問題ないよー。

ウィリィンのことよろしくねー」


フェアとしてはウィリィンが喰い物とされて、一方的に搾取されていないかという点は気になったようだ。


「ん、仲良くする」


「んじゃ、私はこっちだから、授業頑張ってねー」


「フェア姉ありがとう」


フェアとは向かう先が異なる為、途中で分かれて、去っていった。

そして、ウィリィンは自身の教室へと歩みを進める。


「あ、そういえば、ウィリィン、食べ物持ってきた」


「お、美味しそうだね。

頂きます」


ウィリィンはエトゥから包装紙に包まれた肉まんを温めた状態で受け取る。

ウィリィンはそれを食べると肉汁が口の中に溢れ出し、ふわふわな皮と中に入っている肉と合わさって、とても美味しい味が広がった。

エトゥが今吸っている分を補うにはちょうどいい量であり、それでいて、館でもごくまれににくまんが出てくることはあるものの、味付けが異なり、かなり美味しく頂くことができた。


「美味しかった。

量も丁度良かったから、これぐらいのを持ってきてくれると嬉しいかな」


「ん、了解。

飽きないように色んなの持ってくる」


「ウィリィンおはよー」


「おはよう」


教室が近づいてきて、子供達が増えてきており、ウィリィンは挨拶を返しつつ、ついでに攻撃を仕掛けてくる相手に対しては良い感じに攻撃をかわしたり、エトゥを使ってガードしたりしている。


「そういえば、バッチのマーク増えてる。

魔法部、所属した?」


「うん、所属したよ。

エトゥはまだ決まらなかった感じかな?」


「ん、昨日は狩猟部を見てきた。

人をターゲットにはしていないことは知ってたけど、何か参考になるかもと思って行ってみた。

だけど、あまり合わなかった。

今日は暗殺部に行ってみる」



話を聞くところによると、それぞれハントする相手に合わせ、情報を収集したり、足跡を追ったり、相手に合わせた罠を設置したりする点はエトゥが普段行っている食事と似通った部分があったようだが、生態系を気にしたりする点や、そもそも一体を狩るのに時間をかけ過ぎる点から、日々の食事をよりしやすくする手段を学ぶには適していないと判断したようだ。


「暗殺部も似たような感じじゃない?分からないけど。

1人を狙い続けて、頑張って殺す感じじゃない?」


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