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闘鬼~転生先は寿命以外で死なない種族、戦闘からは逃れられません(泣)~  作者: komofy
第4章入園直前編

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第540話ボラトとの相性

目指している成果物と、それを実現するための技術は別である。

ロマンを実現するためにはそれを技術的に実現可能なところへと落とし込み、構築する必要がある。

その能力が高いからこそ、ウィリィンからしてみれば無駄と思えるような機能が実現できているわけで、目標の部分については共感できなくとも、その過程の部分については学ぶことができる部分がとても多いだろう。


「まあ、そもそも私を受け入れてくれるとは限らないけどね」


そんな感じで自身への利の部分について考えたウィリィンであるが、ウィリィンは教えてもらう立場である。

当然ながらボラトのお眼鏡に叶わなければ、たとえ身内とはいえ、入れてくれるわけではなく、まあ、他の部や、グループよりはまだ話がしやすかったり、なぜダメなのかなどアドバイスが受けやすいだろうという話である。

それに、先ほどの時にアイデアは提示したので、何かしらコンタクトは取ることになるだろうということに加えて、一方的に教わるような関係性にはならないようにできそうである。


「ま、そんなものかな。

よし、寝よう」


ウィリィンは一通りピックアップを済ませ、スケジュールを入れたので、就寝することにした。



翌朝。


「うーん、朝か。

今日も頑張ろう」


ウィリィンはベッドから起きて普段通り準備を開始する。

準備を終えて、食堂へと向かうと、中ではフェアが食事を取っていた。


「ウィリィンおはよー」


「おはよう、フェア姉」


ウィリィンは挨拶を返して、そのまま席へと着く、ほどなくして食事が運ばれてきて食べ始める。


「ウィリィン、学園には慣れたー?」


「まあ、ある程度は。

授業は結構慣れてきたけど、まだ部活動はまだ入部しただけで、活動自体を本格的に開始したわけではないから、そこがある程度回数こなして、慣れてきたら大丈夫かな」


授業は毎日4コマある為、もう慣れてきた。

まだ、受けたことが無い授業も沢山あるのは事実で、それに同じ授業であっても共通の授業のように毎回何をするのか全く読むことができないような場合もあり、作業的に慣れるということは存在しないだろうが、それでも体力というか、取り組み方の配分的な部分については十分に理解を得られたと思う。

逆に部活動はまだまだ生徒会、魔法部それぞれ一回ずつ、ほぼ入部手続きをしただけである為、まだまだ慣れたというにはほど遠いだろう。

ウィリィン的には最低でもあと2~3回は部活動に参加し、活動をして、慣らしておきたい。


「ま、言ってもまだ授業が3日で最初の日入れても4日だもんねー。

十分適応してきてると思うよー」


「そうだね。

でも、やっぱ、部長とかそういったクラスの人達を見ると、まだまだ強くならなきゃなって思うよ」


「へー。

何か戦う機会でもあったのー?

入園式の戦闘部部長の話ではないだろうから、生徒会か、魔法部・・・。

直近の話っぽいから、魔法部の人かなー?」


フェアはウィリィンの話から直近での出来事を想像する。


「うん、昨日、魔法部のギャマナ部長と凄いハンデありの状態で戦ったんだけど、勝てなかったんだよね」


ウィリィンは昨日の戦いについて詳細を伝える。


「へええ、いいなー。

大きな部の部長って学園でトップレベルに強いから、完封するつもりだっただろうから、かすり傷与えられたってだけでも相当凄いよー。

そういえば、魔法部と言えば、ボラト兄もいるはずだけど、会ったのー?」


「会ったけど、魔道具の話しかしなかったね。

まあ、その場に部長と副部長もいたから、メインは宣伝と私への解説だったから、世間話みたいなことをする感じではなかったかな。

最後の方はアイデアから自分の世界に入っちゃったし」


「ボラト兄らしいねー。

知っての通り、技術力はとても高いし、教えるのも得意だから、沢山頼っちゃっていいと思うよー。

ウィリィンなら、すぐに十分な見返りを提供できるようになると思うし、ウィンウィンな関係性もすぐに築けると思うし、ウィリィンは結構発想が柔軟だから、相性いいんじゃないー?」


「どうかな・・・。

私の場合、どうしても実用性重視で考えちゃうかも」


「その方がいいんじゃないー?

ボラト兄はああ見えて暴走しがちな所があるからねー。

それに、ボラト兄のそんな暴走に追従するような人たちでチームが纏まりがちだから、どうしてもそのまま、初期構想とかも忘れてそのまま脱線して突き進んで、出来上がりを見ると、全く別物だったり、余分な機能ばかりだったりするんだよねー」


確かに、昨日の感じを見ると、完全に周りの様子が見えなくなるぐらいまで集中していた。

チームで話している時は周りの声は聞こえているのかもしれないが、白熱した議論の中で出てきたアイデアは共感を高く得られれば後先考えずに採用されてもおかしくないのだろう。

それらにさほど興味のないウィリィンはそういった話に対して一歩引いたところから見ることができるため、ブレーキをかけ、過熱状態にある議論を適度に冷まさせることでより目標に沿ったものを開発できるだろう。


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