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小さなリュックは探検家のしるし

ロッピー:オス猫(種:マンチカン)、長毛種で非常に足が短い。お腹の毛が床をこするのでご主人にトリミングしてもらうのが好き。運動能力は猫とは思えないほど低い。


ご主人:ロッピーの飼い主。ロッピーのために部屋の模様替えをするのが趣味のサラリーマン。

今日のロッピーはいつもより少し早起き。

その理由は、ロッピーの背中にある小さなリュックが関係しています。

「カッコ良い探検リュックを背負わせて貰ったから、今日のロッピーは探検家なんだにゃ!」

意気揚々と寝床を飛び出し、ロッピー専用の扉を潜り抜けました。

扉を潜り抜けたロッピーは勢い余って足元に転がるカリカリを蹴飛ばしてしまい

「探検する前からご飯があるにゃ!ラッキーだにゃ!」カリカリは1粒ずつ転がっていて、まるで一定の間隔を空けて何処かへと続いているようです。

カリカリを食べつつ進んでいくと、キャットウォークの前でカリカリが途絶えてしまいました。

辺りをキョロキョロ、二足立ちでキョロキョロ。

キャットウォークに飛び乗ってキョロキョロ。

「あったにゃ!」キャットウォークの2段目にカリカリを1粒見つけ、即座に飛びつきます。

一段飛ばしてまたカリカリ。1段飛ばしてまたカリカリ。

あと少しで1番上まで届きますが、少し疲れたロッピーはハンモックに乗って一休みします。


一休みしたロッピーは気を取り直して探検を再開します。

「とりあえず1番上まで登ってみるにゃ!」勢いよく上の段へ飛び乗り、その勢いのまま2段目、3段目へと飛び移ります。

普段は怖くて行かないカーテンレールの上だって登っちゃうぞ!と意気込みましたが、そこはご主人の機転が効いて、短い足では届きません。

何度か手をピーンと伸ばしても届かず、高い位置でのジャンプに不安を覚えるロッピーはやむなく引き返す事にしました。

キャットウォーク上段にあるトンネルの中を潜り抜け、少し広いエリアに出たロッピーは気づきます。

「あの穴の中が怪しいにゃ!初めて見る穴だにゃ!」慎重に穴の中を覗き込み、ロッピーの身体より一回り大きい縦トンネルの中を迷路のように進むと、開けたちょうど良いサイズの広場が現れました。

そこにはこれまでの一粒ずつのカリカリとは比べ物にならない、山盛りのカリカリと噴水のように湧き出すお水があったのです。

「探検して疲れたからちょうど良いにゃ!これからはここをロッピーの寝床にするにゃ!」

カリカリを食べ、湧き水を飲んで満足したロッピーはそこでまた一眠り。

よく休んでね、ロッピー。


「おや?こんなところで寝ていたらダメだよ。寝床へ帰ろうね。」日が暮れて帰宅したご主人が優しく抱きかかえてロッピーの寝床まで運んであげました。

ご主人の腕の中で薄目をあけて安心し、喉をgrrrrr鳴らして甘えてしまうロッピーでした。


良いね!すき!と思っていただける方はリアクション頂けると嬉しいです。

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