研究所2
「フレン〜、勝手にこっちに来て良かったの?」
「いいのよ、どうせあんな訳の分からない話を聞くよりずっと有意義よ。」
「まぁそうか〜確かに!ここってなんだか不思議な感じがするし。」
「本当にあの二人何を話してるのか全然わからなかったわ、ほら色んなものが置いてあるしさっきよりは退屈しなさそうね。」
「どうしよう……今すぐに探しに行かなくちゃ。」
「ちょっと待ちなよ、そういうことならこっちに来て。」
私は彼女に手を強く引かれてある部屋の前に連れて来られた。
この辺は壁が白で統一されていて無機質な空間を印象つけられる。
目の前のドアはハイテクな仕掛けが施されているようで、彼女が白いコートの懐から薄い紙のようなものを取り出すと、それをドアの横にある機械に素早くスライドさせると手を触れずに開いた。
「これが小説で見た自動ドアってやつね、初めて見たわ……」
(って言うか本当に存在したのね架空のものだと思ってたわ)
「こんなので感心してたらこの後失神するよ。」
ドアがスっと左右に開き中に入ると、また薄暗く見たことの無い機器の数々が置いてあり、ここにいるほとんどの人が。
「どう?ココがこの施設のセキュリティシステムの一つである防犯カメラとか認証者以外の検知なんかを担当してる部屋だ。」
「みんなが見ているこの大量にあるものは何?」
「あ〜そっか、ここではそんな普通のものもないのか、これは色んな呼び方があるけど、私はモニターと読んでいる。」
(ここでは普通のものなの?こんなの見たこともない)
「これがあなたにとっては普通のものなの?」
私が質問した時くらいに彼女は巨大なモニターに向かってなにかの操作をし始めた。
「そうよ、私の出生国では10世紀も前には存在していたと言われている、各家庭に1台から2台あるのが普通だからね。」
(へぇー、10世紀も前に…って?)
「ちょっと待って!あなたこの辺りの国の出身じゃないの!?」
「あれ?言ってなかったっけ?私は本来ここにいたらダメなのよ。」
「それってどうい…」
「それよりほら、見て」
私の問いを遮りモニターを見ろと指示するので、顔を巨大なモニターに向けるとでかでかとしたモニターにはっきりとペラとフレンが居る。
「どういうこと!?もしかしてこのモニターに閉じ込められたの!?」
「へぇ、モニターに対しては微塵も知らないようね、このモニターってのは様々な役割を持っていてね、例えば今のように監視カメラの映像をこちらに転送して光コードで接続したモニターがあればどこでも自在に監視カメラの映像を見ることができるんだよ。」
「そんな技術は本でしか聞いたことがないわ、こういうのって全部妄想の中で浮かび上がらされたものだとしか思ってなかったけど、現実で存在するのね。」
(って!そんなことより!)
「今すぐ2人のところに行かないと!移動したらまた分からなくなるわ!」
「大丈夫、ここにはありとあらゆるところに監視カメラがあるから見逃すことは絶対にない。」
「でも……」
「まぁまぁ、自由に歩いてくれればいい、それよりまずこの部屋をしっかりと見て言って欲しい。」
「勝手に歩いてて大丈夫なの?なにか危険なものとか場所とかあるんじゃないの?」
「そこは心配いらない、ここにいる以上どこよりも安全だからね。」
「そこまで言うなら信じるわ。」
(本当に大丈夫なんでしょうね?何かあったらあなたを殺すことになるわ、覚悟しなさいよ)
私は言われた通りこの部屋を見ることにした。
さっきの部屋と照明や雰囲気は似ていたがモニターの数の多さとおそらくモニターを管理している人がここも10人くらい居る。
オマケに広さは劇場ぐらい広くて入ってきたところから1段ずつ横一列にモニターがあり階段を降りて一番下の目の前に大量の操作する箇所と巨大なモニターがある状況。
勿論というように、ここの人も白衣を身にまとっている。




