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第4話 話せる事、話せない事

友達がたまたま九州へ行ってる頃で安否確認した際に貰った写真がそのまま残ってた。


「この写真の出来事がこれから起こるのかい?亅


大栄は頷くと同時にある仮説を立てた。


"おばあさんや愛音の身に起こらないことは話せるんじゃ無いか、、?"


"ワールドカップ"


"九州地方で起こった災害"


そして大栄はおばあさんの目を見て言う。


「もしかするとおばあさん達の身に起こらない事は話せるかもしれない。だから話せる範囲の内容は全て話す亅



おばあさんは大栄の真剣な目を見て、


「聞かせておくれ」と一言。



大栄の仮説は合っていた。



そして、

"この土地の大災害"

"これから起こる2度の増税"

"世界中で起こるパンデミック"


これを話そうとすると、

体が元の世界へ戻るような感覚になる。


それと同時に大栄は、


この土地の大災害や増税、パンデミックが身に起こりうるなら話せないのは納得。おばあさんは来年以降も元気でやってると裏付けが取れ、少し安堵する。



1番伝えたい事、、

この土地に起こる出来事は伝えられない、、。


元の世界へ戻る感覚、


ジェットコースターが急降下する時のあの感覚。


普通に生活しててあの感覚に襲われることは間違いなく無い、これが元の世界へ戻る合図なんだとすぐに悟った。


おばあさんは話を聞いた後、


「今日また愛音送ってやんな、その時に話を切り出してみるといいよ亅と言ってくれた。


そして商店の掃除や陳列などをやってると気づけば夕方。


お決まりの時間に鈴を転がしたような綺麗な声が商店の棚越しに聞こえて来た。


「おばちゃんただいま〜!たえさんこんにちは〜亅


愛音が笑顔でお店に入ってきた。


愛音はいつも通りブラックコーヒーと一口サイズのおばあさん手作りの特製黒ゴマあんこのまんじゅうを買っておばあさんと雑談。


そんなこんなで愛音の帰宅時間になり、

昨日と同じように愛音を送る。


帰り道愛音が口を開く。


「たえさん聞いてください!昨日話したたえくんが夢に出てきて、"また会えたね、愛音めっちゃ綺麗になってる!"って言ってたんですけど私からしたら会えてないじゃんって感じで〜亅


と話す愛音を横に、


"会えてるんだよなそれが"


と、ツッコみを入れたくなる大栄。


「明日土曜じゃん、愛音ちゃん、空いてる?少し話したいことがあるんだよね亅


大栄が愛音にそう告げると、


「今からでも大丈夫ですよ亅


と、言ってくれたので2人は愛音の家のそばの公園のベンチに座った。


そして公園のベンチに座り、愛音を見て話を切り出そうとした時に気づいた。


話せる内容がおばあさんの時より制限される事に。


おばあさんと同じ内容を話そうとするとあの感覚に襲われる。



話せた内容は



"大栄は未来から来た事"



ただそれだけ。

それ以上は話せない。

これだけだと信じて貰えないと思い、

スマホを見せようとするが写真を開こうとするとまたあの感覚。


未来から来た事は話せた、

だけどあの頃出会ったのが自分だと切り出そうとすると元の世界へ戻る感覚に襲われる。


大栄がそわそわしてると、

大栄の普通では無い様子を見て愛音が呟く。



「未来からって、、、、もしかして、、たえ、、、くん?亅

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