第24話 俺が見た夢
時間を気にせず愛音と何気ない話をして、
そして同じベッドで眠りにつく。
横を見ると愛音は俺の腕の中。
もう、、本当に幸せ過ぎる。
俺はそう思いながら眠りについた。
、、、ここ、どこだ、、?
俺は辺り一面野原が広がる崖の上にいた。
崖の先には、
2010年に飛ぶ時に見たあの愛音に似た女性。
俺は思わず話しかけた。
「あの、、あなたは、とあ様なんですか?亅
「はい。そなたがようやくあの女子と一緒になれて、わたくしも大変幸せでございます亅
「なぜ、、俺はあの時代へ飛ばされたんですか?あれは、、試練、だったんですか?あの時代じゃなくても、良かったんじゃないですか?亅
「おっしゃる通りでございます。ですが、そなたがあの時代へ行く前の2020年、あの女子に気付かないそなたを、わたくしはとても歯痒く思いました。なにゆえ気付かずにおられたのですか?本当男と言う生き物はこれだから、、亅
とあ様はしかめっ面でそう話してきた。
「あ、、すみません、、、亅
「女子から耳にしてるとは思いますが、そなたがあの世界へ行かずとも、女子、おばあ様お二人ともあの災害は避けて通れました、ですが、、そなたが行かなかった場合は元の2020年でそなた方お二人は互いに気づかずそのまま一生会えずになっておりました。どうしても会わせたい、気付かせたい、だけどそなた方は気付かない、そう思うと歯痒くなりそなたに意地悪をさせていただきました亅
「その意地悪の矛先が俺だったんですね亅
「ならあの女子に意地悪をしても良かったと?亅
「いや、それはダメです亅
「さようでございますよ、なにゆえわたくしが女子に意地悪をせねばならぬのですか、嫌でございます。そなたをあの災害より前の世界へ飛ばせた理由、そなたがどのような行動で、お慕いする女子を守りゆくのか、それを見届けたかったわたくしのわがままでございました。そなたの行動、とても勇敢で、とても男らしくあられました亅
「ありがとう、、ございます、、あの、、とあ様、、俺からも聞いて良いですか?亅
「なんでございましょう?亅
「エイさんの憶測、俺とエイさんには二つの記憶があるが、未来を変えられた愛音とおばあさんにはその記憶は存在しない、その憶測は合ってますか?亅
「8割型合っております、ですがあの創業者様も、そなたと2011年で京の地でお会いになられると言う、本来元の世界ではそうならない形の出会いで未来を変えられてますゆえ、創業者様の中にあるあなたが飛ぶ前の2020年の記憶は、徐々に消えてゆきます。最後に記憶が二つ残るのはそなたのみになります。ですが悲しい事ではございませぬゆえ、お心痛みいたらぬようお願い申しあげます亅
「お気遣いありがとうございます、、最後に、もう一つだけ聞いて良いですか?亅
「なんでございましょうか?亅
「とあ様は、今、、幸せですか、、?好きだったあの男性とは、、天国で再会できましたか、?亅
「なにゆえ男に色ごとを話さねばならぬのですか、それは女子同士の話でございますゆえ、お答えできませぬ亅
「いろ、、ごと、、?亅
「色ごと、現代の言葉で言う"恋バナ"なるものです。男にそう言う話はいたしませぬ亅
「、、あ、、すみません、、亅
「もうよろしいですね、わたくしはこの後、そなたのお慕いする、ただ今お隣で寝ておられる女子の夢の世界へお邪魔しにいきますので。亅
そう言い残しとあ様は俺の夢の中から去って行った。




