第22話 プチ同棲とゴリラ
「愛音の姿が見えないけどおじさん一緒じゃないんだね、、亅
寂しそうに呟く大栄に
「もうじき来るだろう亅
と何か言いたげな表情なエイさん。
そして愛音の姿が見えた。
かなり大きめのキャリーバックに、
背中にはリュックサック、
そして10月の伊丹空港でなぜか、、、
アロハシャツ姿の愛音、、。
「今日から10日間、沖縄旅行でーす!!亅
愛音の言葉に開いた口が塞がらない大栄。
その横でサプライズ大成功のハイタッチするエイさんと愛音。
「お前さん一人暮らしだろ、愛音泊めてやれ亅
と大栄の背中をポンと叩くエイさんと、
「宜しくお願いします、お世話になります亅
ペコンと頭を下げる愛音。
2020年10月11日
2人はやっと沖縄を目指す。
そしてエイさんに別れを告げ2人は搭乗口へ。
飛行機が離陸すると同時に、
「やっと、、やっと、行ける、、たえくんの育った沖縄に、、亅
目に涙を浮かべ嬉しそうにする愛音。
2時間程飛行機に揺られ沖縄到着。
那覇空港のロビーを出ると愛音は
「めんそ〜れ〜!亅
かなりテンション高い。
「それ普段使わないんだよね、、亅
呆れ笑いをしながら嬉しさが隠せない大栄。
そして大栄はパーキングに停めてある車に乗り愛音と那覇空港を後にする。
"まさか帰ってくる頃に隣に初恋の人がいるなんて想像もしてなかったな〜"
そう思いながらハンドルを握る大栄と目を輝かせる愛音。
「たえくんが運転してる〜っ!亅
「あの世界では免許証は使えないから運転できなかったからね亅
そう話す2人を乗せた車は那覇空港から約15分のとこにある大栄のアパートに着いた。
「ここがたえくん家かぁ〜!結構綺麗にしてんだね!亅
テンションMAXで鼻をクンクンさせて、
「どこもたえくんの匂いだ、、落ち着く亅
「犬、、ですか?このアパートペット禁止です亅
「ばかっ!!亅
爆笑する大栄とすねる愛音。
お昼過ぎと言う事もあり、
愛音に何か食べに行くかと提案すると、
「私何か作るよ、冷蔵庫開けていい?亅
冷蔵庫を開ける愛音、だが冷蔵庫はほぼカラ。
「たえくん、、、自炊してないの?亅
呆れた顔する愛音。
「スーパー行こ!今日は私が作るね!亅
2人は荷物を置き車で10分程の大きめのショッピングセンターへ。
そしてショッピングセンター内、
さすがここは女の子、、、
食材の前に服を見る愛音。
1時間程愛音の服を見るのを付き合い、やっと食材コーナーへ。
「たえくん何が食べたい〜?亅
「幸せだ幸せだ幸せすぎる、、!亅
「ねぇ、、何が食べたいか教えてよ、、亅
食材どころでは無いので全くメニューの決まらない大栄と恥ずかしそうに微笑む愛音。
買い物を終え家に着き愛音が作ってくれた料理は、
ゴーヤーチャンプルー。
沖縄料理でびっくりしてる大栄に
「一度食べてみたかったんだよね!作り方調べて作って見ました〜!亅
と、微笑む愛音。
「ゴーヤ美味しい〜!亅
「ゴ→ヤじゃない、ゴー↑ヤー↓、アクセントはこれ、語尾も伸ばす亅
「ゴ→ヤ→亅
「違う、ゴー↑ヤー↓亅
沖縄独自の訛りを教えながら楽しくお昼ご飯を食べ終わり、愛音と沖縄ドライブ。
「観覧車〜!!亅
「海風気持ち〜!!亅
愛音の一言一言が、
自分も観光客かと思うくらい走り慣れた道が新鮮に思える大栄。
帰り道、1区間だけ高速道路から帰ってると
「えっ!!ゴリラ?!何あの建物!!亅
「右に見えますゴリラの建物は〜、、ラブホテルです!大栄君は愛音ちゃんとあそこへ入ってみたいそうです〜亅
いじわるなガイド風に言う大栄に
「、、もう、、ばか、、亅
かなり恥ずかしそうに顔を赤くする愛音だった。




