第153話 メイドさんプレイ
グルーヴのお付きのメイドに目が留まる。
「あっ!?いい服があるじゃないか!!ふふふっ、グルーヴ、メイド服を着てくれ。俺は外国からエアディドール領を視察に来た貴族という事にして、グルーヴはお付きのメイドという設定にしよう!!」
「わたくしがメイド服を!?」
「嫌か?」
「いえ…ハヤト様がお望みなら!!」
グルーヴはメイドを連れて、再び部屋から出て行く。
今度はすぐに帰ってきた。
目の前にはメイド服を着たグルーヴの姿が…。
「……………」
「ハヤト様、似合いませんか?なんとか言ってください」
「…グルーヴ、最高だよ!!ウルトラ・スーパー・メイドだよ。美しい!!!!!」
「意味が分かりませんが、喜んでくれて、わたくしも嬉しく思います」
グルーヴは俺に向かって一礼してみせる。
谷間が丸見え。
(ウルトラ・スーパー・おっぱいメイドだ!!たまらん!!…が、しかし!!)
俺はエアディドール領に向かう途中で特訓していた風の魔法を放つ。
「ハ、ハヤト様、な、なにをっ!?」
グルーヴが身構えるが、なにも起こらない。
「???」
不思議そうな顔をするグルーヴ。
次の瞬間、スカートが千切れ、ミニスカ姿になる。
ウルトラ・スーパー・おっぱいミニスカメイドの誕生の瞬間。
俺は艶めかしいグルーヴの太ももを無意識に凝視してしまう。
(控えめに言って………最高や!!長くスラリと伸びるが、鍛え抜かれた脚。それでいて………ムチムチの太もも。美肌ポーションのおかげでシミ一つなく真っ白。あの太ももに挟まれたい!!恥ずかしそうにスカートの裾を抑えるグルーヴ。仕草もビジュアルも最高や!!)
俺は女帝と呼ばれるグルーヴのミニスカメイド姿に大興奮する。
「さあ、行こう!!」
スカートの裾を押さえ戸惑っているグルーヴに声をかけ、大満足で馬車が用意してある中庭に向かう。
すると、とんでもない柔らかな感触が俺の腕に伝わってきた。
「グルーヴ、メイドは腕を絡ませないぞ?」
「良いではありませんか?」
さらに胸を押し付けてくるグルーヴ。
躊躇なく女の武器を使ってくる。
「いやいや、設定がおかしくなる。今日は視察が主な目的なのだが、主人とメイドというプレイを楽しむのも目的の一つなんだ」
「プレイ…ですか?」
「うむっ、普段は決してしないような事をする。非日常を楽しむ大人の遊びだ。それが『メイドさんプレイ』という、俺が暮していた世界の常識だ!!夫婦や恋人は、必ずやると言っても過言ではない。ごく一般的な遊びだから!!」
俺は自分の欲望を覆い隠すために嘘をつく。
さらに…
「ふふふっ、『メイドさんプレイ』だけじゃないぞ!!この遊びには様々なバリエーションがあるのだ」
「…ハヤト様。教えてください。異世界の大人の楽しみを。この歳になって、こんな楽しみかたがあるだなんて、生まれ変わった気分が致します」
「知りたいか?」
「はい!!」
「例えば、赤ちゃんプレイなるものがある。その内容は…ゴニョゴニョゴニョ」
「!?・!?・!?」
俺はグルーヴの耳元で、赤ちゃんプレイの内容を説明する。
一瞬で、ゆでダコのように、顔を真っ赤にするグルーヴ。どうやら、破廉恥プレイに免疫がないようだ。明らかに動揺している。だが、その様子が普段の威厳ある姿とのギャップになり、さらに俺を興奮させたのだった。
「まあ、時間はたっぷりある。追々、教えてあげるから!!今日はメイドさんに成り切るんだ」
「成り切ると言われましても…わたくしには分かりません」
「ふふふっ、難しい事はない。いつも自分がされている事をすればいいんだよ」
「………確かに、そういう事なら」
グルーヴは腕を離し、俺の後方を歩く。
柔らかな感触が遠のいて、少し残念な気分になる…が『グルーヴの巨乳は逃げたりしない!!』と心に言い聞かせ、今日はメイドさんプレイを満喫しようと思うのであった。
中庭に出ると、馬車が用意されていた。
どうやら、グルーヴが御者をしてくれるらしい。
「おっ!!御者は出来るんだね!!」
「いえ…した事はありません…が、戦場や野駆けで、馬の扱いは慣れております」
「グルーヴが馬上で剣を振るう姿は絵になるだろうね。一度、見て見たい気がするよ」
「ふふふっ、敵陣を単騎突破する時の快感は、なにものにも代えがたいと思います」
「グルーヴは根っからの戦人なんだね」
「…そういう家風ですから。ですが、ハヤト様と出会った今となっては、お恥ずかしい次第です。もっと、公爵家の姫らしい人生を歩んでこれたならと思います」
グルーヴは手綱を持ちながら、苦笑いをする。
俺はそんなグルーヴを横目で見ながら『そんな事は無い。俺は今のグルーヴが好きだよ』と腰に手を回し、体を密着させる。
柔らかな笑みを浮かべながら手綱を操作し、馬を動かすグルーヴ。
馬の歩調と合わせるように、おっぱいが『ぷるぷる』揺れている。
(おおぉぉぉ~、揺れる揺れる!!馬が走ったらとんでもない事になりそうだ。案外戦場では、相手が馬上で大暴れしているおっぱいに気をとられ、討ち取られてしまうのかもしれない………まあ、それはないか。グルーヴは単純に強いもんな)
そんな事を考えながら『ウルトラ・スーパー・おっぱいミニスカメイド』のグルーヴと共に、エアディドールの街へと向かうのであった。
【グルーヴ視点】
(あ、あ、あ、赤ちゃんプレイ!?!?!?!?!?)
ハヤト様の言葉に、思わず動揺をする。
間違いなく、今まで生きてきた中で、そんな言葉は聞いた事が無い。聞いた事がないどころか、考えた事すらなかった。
(メイドさんプレイもさる事ながら、赤ちゃんプレイとは!?しかも、ハヤト様が生きてこられた世界では、皆、そのような行為を行っているとか…)
わたくしは、思わず頭の中で赤ちゃんプレイなるものの想像をしてしまう。
だが、ハヤト様が耳元で囁くように教えてくれた内容に絶句してしまう。わたくしが想像した内容など比べ物にならないくらいの、この世のものとは思えない破廉恥な行為。もし、ハヤト様以外の男にこんな事をされたのなら、自ら命を絶つ………そんな衝撃的な内容だった。
だが…
(な、なぜでしょう?体が熱くなるのを感じる。胸の高鳴りが抑えられません!!もし、ハヤト様に求められたのなら…喜んで………)
手綱を握り締める手に汗がにじむ。
そんな思いを知ってか知らずか、ハヤト様が体を密着させてきた。
(ま、まずい!?わたくしの動揺を見透かされてしまう。そんなに胸に顔を密着されたら、高鳴っている鼓動がバレてしまう。破廉恥行為に興味があるなどと、気取られるわけにはいきません。わたくしは女帝と恐れられたグルーヴ・ド・エアディドール。プライドがあります)
動揺を無理やり押さえこむ。
そして何事も無いという顔をして、手綱で馬を促し、ハヤト様と共にエアディドールの街へと向かうのでした。




