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神の領域の鑑定スキルを得た俺は、関わったすべての人を幸せにするつもりが、なぜか最狂のハーレムを作り上げてしまう  作者: 爆進王


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第100話 妄想が止まらない!!

 俺たちは打ち合わせを続けていく。





「リーズから王都までの中間ぐらいの位置に、知る人ぞ知る秘湯が湧いている場所があるのです。その温泉で一休みをして…」





 シーザリオから温泉という言葉が出た。




 真っ先にジュリアが反応する。





「本当ですか!?私たちも入ってもよろしいのですか?」





 興奮気味にシーザリオに聞く。





「当然ですよ。私とメサイアもリーズに来る途中に秘湯に浸かり、疲れを癒しました。とてもいいお湯で、心と体をリフレッシュできます」





 ジュリアはとても嬉しそうな顔をしている。





(ジュリア、その気持ち俺にもよく分かるよ。歳を重ねていくと温泉がとても気持ち良く感じるんだよね)





 一方でリスグラシューとアパパネはあまり興味無さそう。




 俺はそんな二人を見て…





(…10代の娘にはこの気持ち、分かるまい)





 目を閉じ、腕組みをしながら思う。




 中身は疲れ果てた30代なのだ。仕方が無い。




 そして…





(も、もしかして…混浴かも!!)





 そんな思いが頭の中をよぎる。




 真面目な顔をして打ち合わせを続けるが、俺の中で妄想が広がっていく。






 妄想中…




「ハヤト、一緒に入ろう!!」




「ア、アレグリア!?ダメに決まっているだろう!!」




「えぇ~、いいじゃない!!私たちは婚約者同士なんだから!!」




 


 アレグリアが俺の腕に自分の腕を絡めて言う。




 アレグリアは薄手のタオルで体を隠しているだけで、胸の感触がほぼダイレクトに伝わってくる。そのタオルも決してバスタオルみたいな大きいものでは無く、普通のタオルくらいの大きさで、太ももなどむき出しの状態だった。





『ハヤト様!!』





 リスグラシューとファレノプシスとウオッカ、それにシーザリオとメサイアまでもが、タオル姿で俺の目の前に現れる。むき出しの太ももが悩ましい。




 みんなが俺に近づいてくる。




 意地悪そうな笑みを浮かべ、俺の服を脱がそうとする。





「ちょ、ちょっと待ってくれ!!」





 俺は喜びながらも言うが…





『もう、ハヤト様ったら恥ずかしがって!!無理やり脱がしちゃえ!!』





 全員で俺の服を強引に脱がしていく。





「ちょ、ちょっと待て!!みんな、はしたないぞ!!」





 俺は必死に服を抑える。嬉しいけど…。





「まあ…どうしたの?そんなに大騒ぎして!?」





 ジュリアの声が聞こえたので助けを求めようと振り向くと、そこには全裸のジュリアの姿が…。





「うわあぁぁぁっ!!!!!ジュリア!!なんて格好をしているんだ!?」





 俺は驚きながらも、ジュリアのわがままボディーを一瞬で目に焼き付ける。





「なんて格好って言われても…今から温泉に入るんですもの。裸になるのは当たり前じゃないの?ねえ、アパパネちゃんにブエナちゃん!!」




『は~~~い!!』





 ジュリアの後ろからアパパネとブエナが無邪気に飛び出してきた。体を隠す気などない様だ。二人とも全裸ではしゃいでいた。






(ふっ、二人は純粋だなぁ…。見ているだけで癒される。そして、俺は断じてロリではない!!)





 俺はアパパネとブエナのはしゃぐ姿を見て『ほっこり』とする。




 


「ハヤト!!なに『ほっこり』してるの?」





 アレグリアの声が聞こえたので振り向くと、全員がタオルをとって全裸になっていた。





「!?」





 俺は驚き、一瞬で固まってしまった。いろんな意味で…。




 アレグリア、リスグラシュー、シーザリオ、メサイア、ウオッカ、ファレノプシスが笑顔で俺のほうに歩いてくる。もちろん全裸で…。





「待って、待ってくれ!!俺にはまだ…心の準備が…」





 俺は思わず後ずさりをするが…とても柔らかい感触を背中に感じた。それは…当然ながらジュリアの巨乳だった。





「うふふふっ、ハヤト君を捕まえた!!」





 ジュリアが俺の体に腕を回し、抱き着いてきた。




 俺はジュリアのぬくもりを全身に感じる。





「あぁ~!?お母さん、ズルい!!」





 前方からアレグリアに抱き着かれ、俺は全裸の美女たちに服を脱がされていく。




 そして…








「ハヤト様、ハヤト様!!」




「はあっ!!」





 シーザリオの声で俺は我に返った。





「どうしたんですか?『ぼう~』っとして」





 心配そうにリスグラシューが俺を見る。




 温泉でみんなの裸を想像してたと言えるわけも無く…





「俺はこの国の事を憂いているんだ」





 俺は一瞬で気持ちを切り替え、真剣な顔をして言ったのだった。








【ジュリア視点】




 シーザリオ様の口から温泉という言葉が出た。どうやら王都に向かう途中に、温泉がわき出している場所があるとの事だった。





(貴族様みたいに魔法で水を温めて、自宅で湯船に浸かる事はできないし…。今まで何回かは温泉に入った事があるのだけれど、本当、気持ちいいのよねぇ。お肌の調子も良くなるし…。特に歳を重ねるとしみじみと感じる。でも、最近はご無沙汰なのよね…。シーザリオ様がおっしゃっていた秘湯、私も入れるのかしら!?)





 私は期待を込めてシーザリオ様に『私も入っても』と聞く。





「当然ですよ。私とメサイアもリーズに来る途中に秘湯に浸かり、疲れを癒しました。とてもいいお湯で心と体をリフレッシュできます」





 私はシーザリオ様の気さくな対応に感激をする。





(王都に向かう時に一回、リーズに帰る時にもう一回。うふふふ、今回の旅で二回も温泉に浸かれるだなんて…)





 私の旅の目的が、王都の見学から温泉旅行に変わったのだった。




 ちらりっと、リスグラシューとアパパネの顔を覗くが、興味なしという顔で話を聞いている。





(温泉の良さが分かる歳になったのを嬉しく思うのか、歳を取ったという事実を悲しむべきなのか…難しいところだわ)





 私は38歳という年齢を思い、苦笑いを浮かべたのだった。そして、そんな興味無さそうな二人に温泉のすばらしさを説く。





(あったか~いお湯に浸かり、のんびりと過ごす。頭の中を空っぽにしてリラックスするの!!そうするとね、嫌な事や悩み事を忘れて、体と心の疲れがお湯の中に溶け出していくのよ。そして!!これが最重要の効果と言っていいでしょう!!何といっても、お湯から上がった時には、お肌がスベスベになっているのよ!!)





 アパパネの頭の上には『?』が浮かぶ。12歳のお子様には分かるまい。





「ジュリアさん。その温泉の美肌効果。ハヤト様の美肌ポーションよりも効果があるとは思えないのですが…。すでにジュリアさんの肌は相当若返っていますよ。アレグリアさんと並ぶと母親というよりも、お姉さんに見られると思うくらいに…」





 リスグラシューの指摘に『ハッ』とする。




 私は顔を触り確認をする。確かに三十代後半とは思えないほど瑞々しく、頬っぺたなど『プルプル』している。





「確かに…これ以上は望めないわね。温泉、入らなくてもいいかも…」





 私は温泉の美肌効果など足元にも及ばない、ハヤト君の美肌ポーションの物凄い効果を再認識する。そして『もう、この美肌ポーション無しでは生きていけない!!』と思うのでした。

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