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だから戦闘は楽しいんだよ

「黙れ!神に背く反逆者め!やれお前ら!」


 司令塔らしき男が教団の奴らに向けて号令を放つ。


 神だかなんだか知らねえけどよ、俺に勝てると踏んでいるのならそれは大きな誤算だぞ。俺に勝てるのはルシードだけだ。


 まずは手練れそうな男が向かってくる。


「貴様を斬り俺は神様に出会う」


 良い雄たけびじゃねえか。でも残念だ。俺の懐に潜り込む――。


「お腹ががら空きだあ。来世も今世も地獄行きぃ!」


 俺のナイフが男を捉えた。男は力なく倒れた。


「おいおいこの程度か。もっともっと俺を楽しませろよ、教団」


 すると司令塔らしき男が激昂した様子で叫んだ。


「何をしている!こいつを殺さないと神からの救いはないぞ!」


 すると教団の奴らは狂ったように俺にかかってくる。


「ゲスどもが今更何しようが神に救われるわけねえだろ。お前らが死んだ先に待ってるのは地獄の閻魔だけだぁ」


 俺は向かってくるやつを1人づつ刺していった。おいおい少しづつ教団の奴らが動けなくなってきてんじゃねえか。


「何をしている!そいつはいい!その小娘を殺せ!」


 司令塔は叫んだ。すると教団の奴らはルキルに飛びかかっていった。ふざけるなよ。俺の前でそいつをやらせるわけないだろ。


「誰の前でそいつ刺そうとしてんだ」


 俺はすぐに飛び込みそいつらを刺殺した。


 そして降りてきて自らとどめを刺そうとしてきた司令塔を一瞬にしてナイフの餌食にした。


「動けなくなったか。お前ら今帰るなら命だけは助けてやる。どうする?」


 こいつらも所詮は下っ端だ。命の危機になればすぐに逃げていくだろう。


「ふうひと仕事終わりか。ルキル立てるか?」


 ルキルは大丈夫よと言ってたった。しかしルキルを狙うなんて卑劣だ。後でルシードにも報告しておこう。一応別行動は危険だとな。


 そして俺達はルシードのいる教会へと進み始める、その時だった。


 グチャ!グチャ!


『天罰・氷河(グラキアス)』


「ルキルあぶねえ!」


 頭より体が先に反応した。


 俺はとっさにルキルを突き飛ばす!


「ゴフッ。卑怯者め。なにもんだ」


 避けれなかった。これはかなり深い、あと少しで死ぬところだった。


 後ろを向いたとき教団のヒゲていた人の頭を潰しているガキを見つけた。こいつやばいやつだ。


「あんた大丈夫!?私を庇ったせいで⋯⋯⋯!」


 良かったルキルは無事みたいだな。


「ルキル、セレスを連れてこい。俺がその間粘る」


 ルキルはだめと言ってきたがこのままだと共倒れだ、頼むと言った。


「そこで仲良くするのやめてくれないかな。せっかく僕が逃げてきたのに」


 俺はルキルの背中を押して後押しした。ルキルそれでいい。後ろを向くな。


「いいねぇ。追い込まれていく感覚。だから戦闘は楽しいんだよ」


 ちょっと楽しくなってきたじゃねえか。俺はナイフを握り直した。

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