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ep23 1人の消失

 アリスが戦いに乗っていったのは、メテオMk-I。いつもアリスが使っているメテオの前身機だ。メインコンピューターはMk-IIに引き継がれて搭載されていなかったが、アリスがもっていた部品で代用することができた。少し性能が落ちるものの操作方法は同じで、操作することはたやすかった。

 だがメテオと1度会話をしたアリスは、自分の中に違和感を感じていた。


「大丈夫か、アリス?」

 ツバサが声をかけてくる。

 暴走したアリスを間近でみていたツバサは戸惑っているのと同時に、少し恐れを感じていた。容赦なく切り刻むというより叩き壊すに近い感覚で、攻撃をしていくアリスは別人のように怖かった。

「平気だ」

 返ってきた声を聞いて、ツバサは安心した。攻撃中のアリスの声はなんだか低く、アリスらしくなかったからだ。

「ただいま。元のところに返してきた。……なにか……あったの?」

 戻ってきたナインがその空気に疑問を投げかけた。

「なんでもないよ。大丈夫」

 いつもどおりの声と表情でナインに返す。アリスは、このことを無いことにしたいらしかった。

「そ? なら、いいんだけど。みんなは帰ってきてないの?」

「あ、ああ。まだだな。動けないのかもしれないな。迎えに行くか?」

「そうだね。えっと、ちょうどの人数だよね。ツバサはリリー、アリスはルファを迎えに行って。エイドは私が行くから」

 リリーの玄武は1番重い。ツバサの乗っている朱雀は周辺の重力の軽減ができるらしい。朱雀を使えば早く帰ってこれるだろう。

 青龍は1番遠くにあるようで、移動速度が1番早い白虎で迎えに行くことになった。アリスはルファだ。


 機体を走らせる。メテオは1番近い地点にいるはずなので、そろそろ見えてくる頃だ。

「あ。いた!」

 通信のスイッチを入れ、コックピット内の映像が映ったときだった。

「え……」

 メテオのコックピットの形体上、画面に映らないことはできない。だが、画面にルファの姿がない。

「ルファが…… 消えた……?」

大地震があり、大変な状況なのですが、元より受験終わりのこの日曜に更新する予定があったので、本日更新させて頂きます。

追記)それと、小説の手直しで追加した設定を書き加えておきます。


ルファはいつもは少年声と呼んで良いような感じの高めの声で話している。

本来の地声はかなり低い。


です。ep14に追加した部分です。

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