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第2話 ギルド登録

初めての投稿です。

稚拙な表現・文章はご容赦下さいね。

 今日はこのまま街に向かい、明日の昼過ぎぐらいで街に着くそうだ。

 日暮れに野営の場所を確保し、途中で狩ったウサギの魔物肉を食べながら、ステータスチェックを行う。


「最初はレベルが上がり易いのかな?LV.10になってる」

「え"っ?」シルが勢い良く振り向き、「あり得ないです。魔物20匹くらいしか倒していませんよね?」

「ダンジョンで各階3〜4匹に、途中ウサギの魔物2匹で19匹ぐらいかな?」


「あっ、新しいスキル覚えてる。【経験値10倍】【熟練度10倍】【MP消費1/10】【身体強化】だって、スクロールしないと見えない所に生えてたw」

「はぁ、どれだけチートなのですか。【隠蔽】を覚えた方が良さそうですね」


 その後は【隠蔽】を教えてもらい、隠すスキルをシルに相談した。

 火・水・風魔法も5になっていたので、2に変更しましたよ。成長はえ〜。


【魔力操作】も順調!今では全ての指から魔力ボールが出せて、同時に10発までは発射可能。

 大きさもパチンコ玉からバスケットボールまで変化させれるんだけど、それ以上の大きさはシルからストップがかかった。すごく焦ってたよ。


 形状は平たくしたり、伸ばしたり、細く出来るようになり、【カッター】【ニードル】【アロー】【ランス】【ショット】を覚えた。

 火の付与は川に向かって試したんだけど、ちょっとした爆発が起こり焦った〜。


【魔力循環】も今では身体中に行き渡り、高速移動も可能。経絡秘孔のイメージが良かったみたいだね。

 その内、目からビームが出せるかもwww。

 シルによると、魔法はイメージが大事みたいなんだけど、オレは前の世界のイメージがあるため、普通と違う効果らしい。


【ショット】はショットガンをイメージしたんだけど、この世界では銃が無いので、新しい魔法のようだね。

【カッター】も高速振動をイメージしたら、遠くの木まで切り倒してしまい、シルに「レンだから…レンだから……」と連呼させてしまいましたとさ。

 他にソナーをイメージした【魔力探知】、ドームをイメージした【結界】を覚えてその日は終了。

「ありえません!」と怒られたけど…解せぬ。


 次の日はウサギの魔物《ホーンラビット》を3匹狩って素材を確保。額に1本の角があるウサギなんだけど、突進された時ちょっとびびったのは内緒だよ。


 順調に進み、人の往来が増えてきた頃、シルから「わたしの案内もここまでですね」と伝えられた。

 もうすぐ街の壁が見えてくるため、人目に付くのはマズいらしい。今でもすれ違う時は隠れてるからね。

 とっても寂しいけど、仕方ないか。


 少し街道から外れて別れの挨拶をした。

「【アイテムボックス】【鑑定】は隠しておくことをオススメします。【アイテムボックス】を使う場合はバッグを用意して、マジックバッグに偽装すれば良いでしょう。魔法は威力が変ですので手加減をしましょう……まぁ、ムリでしょうケドね」

「全てそのまま使うと、王族や貴族の飼い殺しにされますよ」とのこと。

 記憶喪失して移動中、野党に襲われ身分証や荷物を無くしたと言えば、街に入れるとアドバイスを受けた。


 最後に握手をした時、魔力を注ぐと妖精から精霊に変化した。

 シルの顔が七変化したのは見ものだったね〜。

 疑問・驚き・戸惑い・焦り・無表情・泣き・笑顔の色んなシルを見れた。

 泣いた時は焦ったけど、最後の笑顔は破壊力抜群でした。

 シルとその場で別れ、オレは街に向かった。

 また会えると良いな。


 程なくして街の外壁が見えてきた。

 石造りで高さもあり、頑丈な外壁だ。

 入口を探して歩いていると、大きな門の前に行列が見えた為、後ろに並び順番を待った。

 待っている間、近くの人に街の評判を聞いたら、治安は良く領主も人気があるらしい。

 警備隊の強さは微妙らしく、冒険者の方が強い為、領主の悩みの種とのこと。

 お礼にホーンラビットの角をあげたら喜んでくれたよ。


 自分の番となり、手続きにはドキドキしたね〜。

「身分証を見せて」

「盗賊に襲われ、その時に荷物と一緒に無くしました」

「どこから来た?」

「実は記憶喪失となり、歩いていると盗賊に襲われたので、判らないのです」

「この玉に手をかざして」

 水晶玉の様な球体にてをかざすと、青く発光した。


「盗賊や犯罪者ではなさそうだな」

「盗賊に襲われ、逃げられて良かったな」と言われた。

「通行に銅貨5枚、通行証を渡す。ギルドに登録すると身分証と交換だ。銅貨は登録料でチャラだな。」

「身分証が無いと街を出る時、更に銅貨5枚かかるから、ギルド登録をオススメするよ」

「この街には何の用事?」

「冒険者になりに」

「頑張りな」と言ってくれた。


 水晶玉は犯罪歴があれば赤く光り、街へは入れないそうだ。

 銅貨5枚を渡し、冒険者ギルドの位置を聞いて、オレは無事に街へ入る事が出来た。

 手には木札の通行証が握られている。

 ギルドは道を真っ直ぐ行った突き当たりの建物で、

 ここからでもよく判る。


 ギルドに入ると前が受付カウンター、左が依頼ボード、右が買取カウンターとなっていた。

「冒険者ギルドにようこそ、新規登録ですか?新規依頼ですか?」

「新規登録です。良く新規って判りましたね」

「入って周りを確認していましたので、初めてなのかなと。どこの冒険者ギルドも同じ様な造りですので」

「では、こちらに記入して下さい。代筆が必要なら言って下さい。不明な箇所は未記入でもかまいません。登録には銅貨5枚かかります。」


 日本語で記入しても変換してくれる【言語理解】がマジ優秀!名前・年齢・ジョブを記入し渡した。

「レンさんは魔法使いなんですね。はい、よろしいです。次にこちらのプレートに手をかざして下さい」

 四角い木のプレートに石が嵌っている。石が嵌っている真ん中に手を当てると、淡く光った。


「これで登録完了です。こちらがレンさんの登録証となります。無くすと再発行に銀貨3枚かかりますのでご注意下さい」

「再発行の方が高いんですね」

「無くす人が多く、犯罪者に売るケースも見受けられた為、金額を高くしています。犯罪に使用されますと、最悪登録抹消となりますのでご注意下さいね」


「レンさんは、Fランクからのスタートとなります。ランクはF・E・D・C・B・A・S・SSの8段階。SSSもありますが、亡くなった後の名誉ランク扱いですね。Sランクからは名誉貴族扱い。先ずは冒険者と認められるCランクを目指しましょう」


「他のギルド規約は、この冊子を参照して下さい。まあ、見る方は少ないですけどねw」

「依頼を受ける場合は、あちらの受付ボードから、依頼書をお持ち下さい。受けられるランクは自分のランクより1つ上か下までです。依頼を失敗すると違約金が発生しますので、達成可能な枚数をお持ち下さい」

「ギルドは鐘1つから鐘3つまで開いています。素材の持ち込みはあちらのカウンターとなります」


「何かご質問はありますか?」

「鐘の説明してもらってもいいですか?」

「鐘ですか?朝・昼・夕方にそれぞれ鐘1つ・鐘2つ・鐘3つです。お店は大体この間に開いています。酒場は鐘3つぐらいからですね」

 時計が無いこの世界では、鐘が時計替わりらしい。鐘1つ(約6時)、鐘2つ(約12時)、鐘3つ(約18時)ぐらいかな?正確な時間では無く、太陽の位置で大体の時間を決めるらしい。


「何か依頼を受けますか?常設と書かれた依頼書は剥がす必要はありませんし、ランクの制限もありませんよ」

(さっき鐘2つなったから今は12時頃か)


 依頼ボードを見ると、薬草採取・ゴブリン討伐・排水溝清掃があった。達成条件は、本数・討伐部位・管理人証明だった。

(先に宿を決めてから薬草採取でもやってみよう)

 オススメの宿を教えてもらい、手続きに向かった。


 宿の名前は〈ヒヨコ亭〉。文字通り初心者からEランクまでの冒険者にオススメの宿だ。

 部屋は狭いが、宿代・食事代が安く、尚且つボリューム満点だから、稼ぎの少ない冒険者には有り難い。

 素泊り1泊銅貨2枚は安すぎる。領主からの補助と、偶に高ランクからの寄付があるらしい。

 低ランクの時、お世話になったお礼だそうだ。尚、Dランク以上は泊まれない。


 10日間予約し、鍵を受け取った。

 部屋は2階の一番奥。約3畳程のスペースにベッドが1つ。

 シーツやカバーは出掛ける前に言えば、有料で交換してくれる。当然風呂は無し。宿に帰ると、桶1杯分の水をくれる。

 置いておく荷物もない為、鍵を預け薬草採取に向った。


 昼食は1階の食堂で、サンドイッチもどきを買って、歩きながらすませたよ。

 ギルドのお姉さんに聞いた所、薬草は裏門を出て左側に見える森に生えているらしい。ただ、街道近くは人気が高く余り見つからない。

 奥には魔物が多く、気を付けてと教わった。


 歩いて30分程で森に着いたが、さてどうしよう。

 近くの草を【鑑定】すると、〈雑草、食べたら苦い〉と出た。

 10本程【鑑定】したが、どれも同じ結果。

 見渡す限り同じような草だらけ。

 ここには無いと判断し、少し奥に向った。


 迷わない様に地図が欲しいと考えていたら、いつの間にか【オートマッピング】を覚えていた。

 使うと、右上にスクリーンが浮かび、いままで通った範囲が表示されていた。

 縮尺も出来、街の位置も表示されている為、奥に進んでも問題なし。


 森の奥に歩いて行くと、小川を発見。

 そこで、いままでと違った草が生えていて、【鑑定】すると〈薬草、ポーションの原料〉と出た。

 やっと1本目、時間がかかり過ぎる。

 植物は魔力が少ないせいか、【魔力感知】では反応しない。


 探すスキルが無いか考え、薬草を持って【サーチ】と唱えると、数ヶ所で逆三角形のマークが浮かんでいた。

 確認すると薬草があり、思わずガッツポーズ。

 その日は50本をギルドに持ち込み、驚かれてしまったよ。


「こんな短い間に50本は凄いです」

「たまたま、群生していたのを見つけて運が良かったよ」と誤魔化した。

 報酬は鉄貨5枚と安いけど、初報酬!ついでに持っていた〈ホーンラビット〉の角も買い取って貰いました。

 今日は、夕食を食べて終了。明日は早めに依頼を受けよう。


 次の日、鐘1つにギルドへ行くと、そこは戦場だった。

 ギルドが開くと共にボードへ殺到し、依頼書の取合いが始まった。

 偶然飛んできた依頼書を見ると、[ホーンラビットの肉10個。数量、品質によってブラス報酬あり。食堂からの依頼。Eランク]と書かれていた。

 受付を行い、正門から草原に向かった。朝食は屋台でパンを買い、歩きながら食べたよ。


 草原に着くと、【魔力感知】を使った。

 数ヶ所で魔力の反応があり、早速近くの反応にむかった。

「ネズミ?」

 どうやら、反応はネズミのようだ。

「魔力に反応するから、どれが〈ホーンラビット〉か判らないな?」

「薬草と同じく【鑑定】で判るかな?」

 〈ホーンラビット〉をイメージして、【鑑定】を行うと、反応が減った。


「成功かな?」

 近くの反応に近づくと、そこには〈ホーンラビット〉が草を食べていた。

(よっしゃ、成功したよ!)

 ゆっくり近づき、【ウォーターニードル】を発射。

 〈ホーンラビット〉のこめかみにヒットし倒れた。

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