第67章 野菜の味わい
果たして間もなく、靈滅 が数人 を連れて 駆けつけた。
俺 を見る と一瞬 驚き、すぐ に笑顔 を浮かべ、大きな手 を合わせて 一礼した。
「狼将軍 はやはり誠実 な方 だな。朝早く から環境 を調べ、もう 方法 を見つけた とは 」
獣人 の冬糧 は各部落 の長年の悩み であり、毎年 略奪に出る しかなかった。
方法 を見つけた と聞き、靈滅 はすぐ に数人 の首領 を連れて 来た が、まさか 花母の家 で会う とは思わなかった。
彼 と花母 は夫婦 だが、彼 も苦しい 事情を 抱えて いた――豊豊ちゃり大陸 は女 の天下 であり、もし この虚偽 の夫婦関係 がなければ、今 の地位 は得られなかった。
花母 のことは 理解していなかった が、彼女 の部屋 には ほとんど 外 の者 が入ったこと がない ことは 知っていた――彼 でさえ 時々訪れる だけで、世間 の目 を欺いて いた。
香りお茶 が置いて あるだけで、靈滅 はこの人間 の将軍 が自分 よりも 丁重 に扱われて いること が分かった――花母 は彼 に茶 を入れたこと さえなかった。
一人 の大柄な獣人部落 の女首領 が近づき、しわがれ声 で言った。
「狼将軍――何 の方法 だ? 早く 言って くれよ! 皆 待って いるん だ 」
百万金貨 があっても、粥 は少なく僧 は多い――彼女たち も困って いた。
戦い なら恐れない が、知恵 を絞る のは 獣人 には 向いていない。
焦った様子 の獣人たち を見て、俺 は喉 を潤し て言った。
「こういうこと だ――私 の故郷 では、乾物 という 精製食品 がある。
ここ では 雑草のように あちこちに生えて いる。
村 を巡って 気づいた が、大量 の香草 があり、香料 にできる――値段 はなかなか いい 」
話 を聞く とすぐ に、獣人たち は連れ て行け と急 いだ。
俺 は仕方なく 従った。
獣人 は宝 をゴミ と見なし、冬の食べ物 がない と言う――可笑しい と思った。
乾物 にできる野草 を指す と、彼女たち は冷たい息 を漏らし、一人 の獣人 が驚き のつぶやき を漏らした。
花母 が俺 の耳元 に近づき、周囲 の獣人 に構わず、香り を漂わせ ながら 言った。
「あの獣人 が言ってる――こんなもの は豚 にも 食わせない って 」
汗 が出た――豚 が食べない のではなく、これらの者 が豚以下 だった。
説明 するのも面倒 で、各部落 でこの乾物 を食料 と交換 するよう に言った。
作り方 は簡単 だ――採集、天日干し、箱詰め。それだけ で間違えない。
獣人 は半信半疑 だった が、食料 と交換 できる のなら、人間 の雑穀 でも 構わない――味 はどうでも よく、腹 が満たされれば それで よかった。
俺 は急 いで 初回分 を作る よう指示 し、三日後 に出発 すると 言った。
皆 は退 がり、部落 に採集命令 を下した。
花母 は俺 のそば を離れず、靈滅 は気まずく なって 退がった。
また も恐妻家 であり、妻 が他の男 に色目 を使って も靈滅 は何 も言えず、村民 を集め て命令 を下し に行った。
「ねえ――あれ は本当 に食べられる の? 」
花母 も信じられず、他の者 が去る のを待って 尋ねた。
俺 が獣人 をからかって いるの かと 思ったよう だ。
俺 は仕方なく 笑い、言った。
「もちろん だ。じゃあ、実演 してみせる――味わって みるか? 」
近衛女兵 に適当 に採集 させて、あの独特 の木屋 に戻った。
自分の宿 に戻ろう とした が、花母 が強引 に引き止め、「嘘 を見破る」 と言って 一歩一歩 見ると 言った。
最初 は俺 が彼女 を口説いた が、今 は逆 に彼女 が色目 を使って くる――笑えて も困った。
お願い だよ、お前 は俺の女 の母 だぞ。
もう少し 控えめ にしろ。
色目 を使うな と言って も使う のか?
いい 加減 にしろ と思った。
あの魅惑 の若妻 を逃す わけにはいかない――男 なら誰 もそうする。
木屋 に戻る と、靈柔い狐 と靈嬌狐
がすで に来て おり、彩陽 も数十 の女衛 を連れて 待って いた。
俺 を見る と不機嫌 に近づき、なぜ 自分を呼ばず に出かけた のか と問い詰めた。
「彩陽――ここ数日 お前は疲れて いるし、痩せて いる。
ここ を見ろ 」
そう言 って手 を伸ばし、彼女の尻 を弄ろう とした。
「弾力 がなくなって いるから、以前 のよう に触って 気持ちよくない だろう。
だから休ませ て元 の美しさ に戻そう と思った のだ 」
彩陽 は恥ずかしさ で飛びの き、感動 と怒り が混ざって いた。
「わ、私の尻 はあなた の知ったこと じゃない ! 」
言い終える とすぐ に言い間違い に気づき、恥ずかしそう に退 がり、近衛隊長 の役目 に専念 した。
俺 は気にしなかった――この小女 はすぐ に機嫌 を直す と分かって いた。
靈柔い狐 と靈嬌狐 も飛び出し、嬉しそう に腕 を抱き ながら 言った。
「主人――勝手 に起きる なよ!
主人 が起きて も女奴隷 が寝て いた んじゃ おかしい だろう 」
口 では そう言って も女奴隷 の本分 を忘れて いるよう だった。
俺 も気にせず、この二匹 の小女 に対する大切にする は変わらず、女 でも 女奴でも 名前だけ の違い であり、ベッド の上 で共 に楽しむ極上の優物 だった。
「よし、よし――今日 は大事 な用事 がある。
お前たち が寝坊 して おいて、彼 のせい にする とは 恥ずかしくない のか?
女 になった のなら、子供 のよう に好き勝手 はできない 」
花母 が進み出 て娘たち を叱った。
二女 は母 が主人 をかばう のを 不思議に思った が、何 も言えず、うつむい て言った。
「はい、母上 」
「構わない、構わない――昨夜 はお前たち が頑張りすぎた から休ませた のだ。
これ はご褒美 であり、今後 もこの 苦労 を惜しまない 精神を 発揮してほしい。
本将軍 はさらに 褒美を 与える 」
二女 は恥ずかしさ で顔 を赤らめ、その言葉 の意味 を理解 していた――今夜 もまた 同じこと が待って いると 思った。
花母 の厨房 に向かい、石 の竈 と小さな鉄鍋 があった――油 と塩 は揃って いた。
以前 はガス とフライパン を使って いたが、ここ では 違った。
俺 が自ら料理 をする のを見て、靈柔い狐 と靈嬌狐、彩陽 が興味 を持ち、最後 には 何十 の女衛 も好奇心 で集まった――猛虎兵団 は砂漠 へ修行 に行って いたので、木屋 が潰れる ことは なかった。
第一品――緑の竹の子と虎のむね肉炒め。
獣人 のご馳走 は未開 の獣肉 であり、族長夫人 の家 には 当然肉 があった。
緑の竹の子 は鮮やか で虎肉 の旨み と赤唐辛子 が映え、食欲 をそそる。
二品目――キノコ と薄切りの鹿の肉 のスープ。
採りたての香珍花 を加え、香り が豊か だった。
三品目――ジャガイモ の煮込み。
野生 のジャガイモ を皮 を剥き、小さく切っ て塩 を加え、煮込ん だ後 に肉汁 と香草 を加えた。
花母 は失敗 に備え て焼き羊 も用意 していた。
何 も言わず、焼き羊 を一口 食べて みた――悪くなかった。
彩陽 が我慢できず に叫んだ。
「おい――自分 の料理 を食べて みろ よ! 本当 に食べられる のか 見たい んだ 」
三品 は形、香り、色 が揃って いた。
皆 が箸 を持った が、最初 の一口 を食べる者 はいなかった。
俺 は振り返り、戦い の準備 のよう な女たち に言った。
「よし――この世 に珍しい美味 を味わって みよう 」
青竹の子 は香ばしく て歯応え がよく、ジャガイモ は肉 の旨み を吸って ほくほく、キノコスープ は三品 の中 で最高 であった――キノコ、肉、香珍花 が一体 になり、香り が豊か で絶品 だった。
俺 が美味しそう に食べる のを見て、花母 が最初 に箸 をつけた。




