第66章 若妻の春色
最大 の収穫 はこの小雪 の好感 を得た ことだ。
話 すうち に、この小娘 は最後 には 俺の手 を握って いた――まるで兄 のよう に親しく していた。
その澄んだ瞳 を見て も、心 の中 では 彼女に幻想 していた――不謹慎 だと分かって も、この小娘 は水面 に浮かぶ蓮 のよう に瑞々しく、男 なら誰 も我慢できない。
「狼兄さん――一つ お願いが あるん だけど 」
村 を一周 しよう とした とき、小雪 が突然 顔 を赤らめて 尋ねた。
「言ってみろ――お前 は俺 を兄さん と呼んだ のだ。できること なら必ず 助ける 」
そう言う と、小雪 は喜びの表情 を浮かべ、すぐ に言った。
「兄さん が食料 を買い に出かける とき、若水姉 を連れて 行って くれない かな? 」
俺 は一瞬 戸惑った――彼女 が自分のこと を頼む と思って いたが、まさか若水 のため だとは。
この小娘 がこんな 心 を持って いること に感動 した。
「小雪――なぜ 自分でなく 若水を 連れて行け と言う の**だ? 」
「若水姉 は私 より年上 でとても優しい んだ。
ずっと 外の世界 を見たい と思って いたけど、家 が貧しくて 行けなかった。
だから この機会 を彼女 にあげたい の――きっと 喜ぶ と思う 」
小雪 の言葉 は人間 の原始 の純真 を感じさせ、心 の中 が複雑 だった。
「お前 は行きたくない のか? 外 はとても 面白い ぞ 」
「次 の機会 があれば 行く よ。
母 のよう に一生 この小さな村 を出たこと がない のは嫌 だから 」
狐族 の村 は美しい が、彼女たち は獣人 であること を逃れられない。
一般 の狐族少女 は各獣人部落 に嫁ぎ、大獣人連合 の融合 となる――言わば、狐族 の声望 を守る ための道具 であり、獣人 と結婚 しても子 を産めず、一生 を悲しみ の中 で過ごす。
美しい少女 ほど各部落 の首領 に狙われる。
若水 は三つ の部落 の首領 に目 をつけられ、もし靈滅 が何度 も理由 をつけて いなければ、今 ごろ狐族一 の美人 は青春 の凋んだ若妻 になって いただろう。
俺 はうなずいた。
この 天真爛漫 で善良な少女 の願い を初めて 無条件 で受け入れた。
出発 するとき に若水 を連れ て外 の世界 に連れて行く と約束 した。
その後 のことは そのとき に考えよう。
小雪 と別れ た後、すぐ に靈滅 の家 へ向かった。
ノック もせず に押し入った――獣人 が自給自足 できる方法 を見つけた からだ。
毎年 略奪しに 行く 必要はない。
「あっ! 」
驚き の声 と共 に、怒り の嬌声 が響いた。
「誰 だ! 出て 行け! 」
汗 が出た――運 が悪い ことに、靈滅 ではなく、薄衣 の半 を見せた若妻 がいた――二匹 の小女奴 の母、花母 だった。
起き抜け だった のだろう、桃色 の下着 がその可憐 な身体 にぴったり と貼りつき、豊か な乳房 が隠そう とする ほど震えて いた。
短い下着 はまるで 以前の都市 の女性 が履く もののよう で、血 が沸騰 した。
二本 の滑らか な白い脚 には 一点 の傷 もなく、香り に溢れ、たまらなかった。
名残惜しく も二度 の盗み見 をして しまい、花母 は羞恥 で顔 を赤らめ ていた。
「す、すまない――このお姉さん、部屋 を間違えた 」
彼女 が靈嬌狐 と靈柔い狐 の母 であること は分かって いたが、「叔母」 と呼びたくなかった。
その媚態 と艶やかさ は年齢 を感じさせず、美しさ は色褪せて いなかった。
心 の中 で靈滅 を百回 は罵った――こんな美人 を奪う とは。
慌てて 退がり、扉 を閉めて から 深く息 を吸った。
その春の色 には 耐えられず、股間 はもう テント を張って いた。
もしここ が狐族 の村 でなく、近く に人がいなければ、強引 に押し倒して いたかもしれない。
退 がる まで、花母 は我 に返らず、胸 を覆って いたが、白い脚 はスケベ将軍 に見られて しまった。
娘 が言った通り、あの男 はろくでなし だった。
慌てて服 を着 て胸 の動揺 を鎮め ようとした が、長年 の静寂 が破られ、一つの神秘 な鼓動 が始まって いた。
靈嬌狐 と靈柔い狐 は娘 だが、彼女 は男 を知らない――靈滅 はただ の偽装 だった。
長年 の修行 で欲望 は消えた と思って いたが、男 の熱い視線 に体 が反応 した。
女の欲望 は消えず、ただ心 の奥 に押し込められ ていた だけだ。
一度 その囲い が破れれば、欲望の炎 が燃え上がり、彼女自身 でも 抑えられなかった。
衝動 を抑え ながら 服を整え、期待 を抱いて 扉 を開けた。
俺 はまだ いた――十数人 の女衛 に護られ ながら 待って いた。
実際 は興奮 を鎮め ていた だけだ――あの状態 では どこへ も行けなかった。
「狼将軍――何 か用 です か? 」
顔 の赤み が徐々 に白い肌 に戻って いたが、振り返る とまた あの雪の肌 と桃色 の下着 を思い出して しまった。
この若妻 は娘たち よりも さらに 男 を狂わせる。
唾 を飲み込み、二歩 近づいて 花母の 誘惑的 な体 をじろじろ と見 ながら 言った。
「おお――花母姉 だった のか。
天女 が凡間 に舞い降りた かと思った よ――その春色 は実に 魅力的 だ 」
この若妻 が怒らず、むしろ恥ずかしそう にしている のを見て、スケベ の本性 が爆発 した。
その口調 には 挑発 が混ざり、彼女 の顎 を持ち上げる のは まだしなかった が、この女の世界 で自制心 はますます 弱まって いた。
「お姉さん」 と呼ばれ ても、花母 は怒らず、その瞳 は水滴 のよう に潤み、言葉 にできない女心 を語って いた。
しばらく して嬌声 で言った。
「狼将軍――お前 はもう 見た だろう。
私 は弱い女 だから、もう いじめない でくれ。
娘たち は将軍 の女 だし、誰か に見られたら、花母 は外 に出られなく なる 」
この婦人 が怒らず、むしろ 一層 の魅力 を見せる のは、きっと 欲求不満の妻 であり、愛情 を知らない可哀想 な人 だろう。
しかし靈滅 も無能 な男 とは 思えなかった が、なぜ だろう?
「でもお姉さん は本当 に魅力的 だ。
弟 は魂 を奪われそう だった よ。
その香り を味わえ たらどんな に素晴らしい か考えて いた 」
女 が恥ずかしがらず にいられる のなら、俺 のスケベ心 もさらに 図々しくなる。
彼女 の耳元 でささやく と、女衛たち は近づきすぎ だと思った が、俺 の癖 は知って おり不思議 に思わなかった。
この年上 の女 は確か に絶世 の美人 だった。
「お姉さん をからかわない でくれ――何 の用 だ? 」
彼女 は「お姉さん」 という呼び方 を受け入れ、その顔 は花 のように 輝き、声 で尋ねた。
俺 は一歩 退がり、真面目 に言った。
「お姉さん――獣人 の越冬食料 を解決 する方法 を見つけた ので、靈滅族長 に相談 したい 」
「そう か――中 に入って くれ。靈滅 を呼ばせる。
彼 はここ には住んで いない。
お前 の考え をお姉さん に聞かせて くれ――興味 がある 」
断る 間もなく、彼女 は俺 を部屋 に引き入れ、香茶 を入れて くれた。
俺 は戸惑った――いつも は俺 が女 を口説く 側で、初めて女 に口説かれた。
戸惑って しまい、今まで の対策 が使えなかった。
「どうした の? さっきまで あんなに図々しい のに、今 は急 におとなしく なった の?
お姉さん が食べたり** はしない よ 」
花母 のいたずら な様子 は娘たち よりも たまらない。
彼女 は娘 の忠告 を忘れ、心 の中 でこの男 を知ろう として いた。
靈滅 がここ に住んで いない と知り、俺 は心 の中 で喜んだ。
靈滅 は不能 なの かもしれない――ならば 俺が 代わりに この若妻 を潤して やろう。
彼女 を空しく させる のは 天罰 が当たる。
幻想 している と、花母 が近づき、その輝く瞳 で俺 を見つめ、心 の奥 を探ろう とした。
それが 霊者の気配 だと分かった――彼女 も靈嬌狐 たちと同じ ように、処女 ではない が霊性 を持って いた。
問いかけよう とした とき、門口 から女衛 の声 が聞こえた。
「族長 が参りました! 」
その声 で二人 は我 に返り、花母 は立ち上が って 離れ、探る気配 が消えた。




