第64章 親の絆
靈滅 には あまり興味 がなかった が、その隣 にいる美人 には 強い興味 を覚えた。
仕方ない――これ がスケベ の本性 であり、こんな極上 の美女 を見れば、誰 も何度 も見て しまう。
長い黒髪 が朝風 の中 で波打ち、墨の雲 のよう に揺れ、俗世 を超えた絶世 の美貌 は心 を奪う。
第一 目で は彼女 の桃色 の瞳 が俺 を見つめ、切迫 した もの、求めるもの、探る** ものが あった。
その年齢 は分からなかった――十六 か二十 か三十 か、あるいは それ以上 かもしれない。
紅い唇 が優しい笑み を浮かべ、その美しい姿 は二匹 の小女 のよう に魅惑的 だった。
蕩ける心 が落ち着く 前に、二女 が駆け寄って いた。
「母上――! 」
また も年長者 だった――この 美しすぎる女 が俺 の幼い少女奴隷 の母 だとは。
靈滅 という ジジイ は運 がよすぎる。
その時、彼女 の顔 に慈愛 と愛おしさ が浮かび、さらに の魅力 が増した。
青春 と成熟 の妖艶 が融合 し、媚薬 のよう な誘惑 を放って いた。
俺 は男 であり、これ が自分の姑 だと分かって も、体 の動揺 を抑えられなかった。
「お前たち二人――母 に内緒 で外 に出る とは罰 が必要 だ 」
笑いながら の言葉 だった が、彼女 の手 が二女 の体 に触れる とすぐ に表情 が変わった。
靈滅 のとき と同じ く、彼女 も娘たち の体 の異変 に気づいた。
狐族 の女 は生まれつき の霊者 であり、霊者 には 貞操封印術 という絶対的 な自己防衛 の方法 がある。
たとえ 抵抗 できず、服 を剥がされ ても、彼女たち の体 を奪うこと はできない。
しかし今 は二人 の娘 が同時 に処女 を失って いた――母 として 心配 になる のは 当然だ。
彼女 も生まれつき の霊者 であり、霊力 を失う苦しみ を知って いた。
笑顔 が消え、顔 を曇らせ て二女 に怒鳴った。
「二人 とも部屋 に来なさい――話 がある 」
二女 も母 の変化 を感じ、主従契約 のこと だと察し、反抗 もせず、黙って 俺 に一瞥 をくれて からついて いった。
「ははっ――大丈夫 だ。戦狼将軍、お前 は獣人部落 に足 を踏み入れた最初 の人間 だ。しっかり もてなさねばならない。
来い! 宴席 を用意 せよ! 今夜 は盛大 に祝う ぞ 」
そう言う と、俺 に反論 の余地 も与えず、最も 豪華 な廟堂 へ連れて いった。
猛虎兵団 は村外 に陣 を張り、近衛女兵 だけが 村に 入った。
彩陽 も俺 のそば を離れず、彼女 は初めて獣人部落 を訪れ、獣人 の凶残さ を聞いて いたが、村 に入る と生活 に勤しむ獣人 は人間 と大差ない ことが 分かった。
田舎風 の料理 だった が味 は濃厚 で特に辛味 が強かった――獣人 が野性的 で短気 なのは、唐辛子 の食べ過ぎ かもしれない。
ほぼすべて の料理 に大量 の唐辛子 が入り、知らないスープ にも 乾燥唐辛子 が加えられ、辛さ が天 を衝いて いた。
しかし 丸焼き の羊 は絶品 であり、香辛料 とラー油、そして 香葉 が加えられ、前世 で食べた焼肉 よりも 格段 に旨かった。
彩陽 でさえ 三切れ(約二斤)を平らげた。
続い て様々な出し物 があった が、どれ も薄味 だった。
ここ には** 多くの狐族少女 が侍って いたが、可憐 で魅力的 だった。
なぜ 靈滅 は彼女たち にストリップ をさせない のか? きっと 唐辛子 よりも 刺激的だ ろうに。
食事 は美味かった が、心 の中 では 二匹 の小女 のことが 気がかり であった。
静か で人気 のない小木屋 で、靈嬌狐 と靈柔い狐 は母 と向き合い ながら 話して いた。
母 の厳しい問い に対し、二女 は隠さず に話した――獣人 を救う ために やむなく 身を捧げ、九世 の記憶 が開かれた ことまで。
「母上――主人 は本当 に狐族 の先祖 が探して いた聖主 です。
処女 を失っても、霊力 は以前 よりも 高く なっています 」
靈嬌狐 が加わり、意念 を生じ ると強大 な霊力 が手 のひら に月 のような輝き を放った。
花母 は沈黙 した――娘たち が言うこと は祖譜 に記され ている が、詳細 は不明 だった。
祖訓 には こうある――「聖主 が誕生 する日、大地 は変わり、狐族 の子孫 は皆 その使命 を助けよ」 と。
先祖 の霊力 を信じて はいた が、聖主 が娘たち の九世 の記憶 を開き、先祖 の霊力 を融合 させ半人半仙 にした ことは 想像もして いなかった。
彼女 は仕方なく ため息 をついた。
「彼 はお前たち に優しい のか? 」
その声 には プレッシャー も厳しさ もなく、ただ 母として の心配 だけが あった。
「母上 ご安心 ください――主人 は私 たちに とても優しい です。
彼 の女 になって からは、愛する人 よりも 大切 にして くれます。
雲国 の純凰将軍 でさえ 怒られ たこと があります 」
靈嬌狐 は興奮 して 話し始め、主人 の彼女たち に対する限りない愛情 と思いやり を語った。
「よし――母 はお前たち を責めない。
先祖 の教え もある が、何より 母は 娘の幸せ を願って いる。
これから も彼 に従い なさい。
もし彼 がお前たち をいじめたら、母 が叱り に行く から 」
花母 は部落 の政事 には ほとんど関わらない が、私的 な威信 は靈滅 よりも 高い。
「いや ですよ、母上――主人 は大スケベ で誰 のおいしいところ も占めたい のです。
母上 はあんなに美しい のだから、あまり 近づかない ほうが いいです 」
靈柔い狐 が慌てて 言った ため、花母 は顔 を赤らめ、怒って 言った。
「この小娘――母 をからかう とは、打ちたい のか! 」
本当 に手 を上げる ふりをした が、靈嬌狐 が止めた。
「母上――姉 の言う通り ですよ。
主人 は大スケベ です。ご存知 の剣聖・風間蘭向き も主人 の女 です が、今 はその姪 にまで 手を出そう として いて、彼女 も心 が動いて いるよう です。
だから 姉も 心配した ので す 」
「もう――お前たち二人 は何 を言って いるの か!
あのジジイ はまだ 生きて いるし、母 は再婚 する気 はない。
母 はもう 年老いて いるの だから、娘 のよう に魅力的 ではない。
安心 しなさい 」
娘たち が自分 を美しい と言う のを聞いて、花母 は心 の中 で喜んで いたが、恥ずかしさ と喜び が混ざり合い、その成熟 した魅力 が小木屋全体 に溢れた。
俺 は炭酸飲料 を何本 も飲み干し、靈滅 を驚かせた――三金貨 もする高級酒 を水 のよう に飲む などありえない。
俺 は笑い ながら 彩陽 に何本 か追加 させて 靈滅に贈った。
こんな まずい炭酸飲料 が高価 だとは――自分の時代 なら一金貨 で百本 は買える。
宴 が終わる と、各部落 の首領 が満足げ に去っていき、狐人族 の村 は静けさ を取り戻した。
狐人族 は人口 が少なく、男 はさらに 希少 であり、可憐 な少女たち の青春 が無駄 に過ぎていく のは 惜しい ことだ。
しかし狐人族 は獣人 の中 で重要 な位置 を占め、各部落 の中心 に位置 し、周囲 には 大軍 が駐屯 しており、水漏れ のない 守りだ。
満腹 になった 俺は 彩陽 や近衛たち も腹 を抱えて いた。
獣人地域 は資源 が乏しい が、香辛料 は素晴らしく、料理 は自然 の味 が生き ていた。
もし唐辛子 を控えめ にすれば、もっと 美味しくなる だろう。
用意 された小屋 に戻る と、ろうそく の灯り が暗闇 を照らし、星 が瞬き、月明かり が風 に揺れて いた――実 に気持ちいい 夜だ。
何より 二匹 の極上 の小女奴 が温かい笑み で待って いた。
二人 は飛びつき、熱いキス を贈って きた。
彩陽 と近衛 は悟って 引っ込み、薄い木戸 を閉めた。
ろうそく の炎 が揺れ、影 が舞い、この素朴 な農家 の小屋 で欲望の炎 が燃え上がった。
春の啼き声 が小屋 の外 に漏れ ると、門前 の近衛 だけでなく、離れた小屋 の花母 にも 聞こえた。
彼女 は二女 の母 であり、血脈 のつながり から激情 を感じ取って いた。
「あのクソ男――声 をもう少し 小さくでき ないの か?
狐族 の女 は春の情 に弱い のだ と知らない のか?
明日 は何人 の女 が心 を乱す ことか……
我が継承者よ、この声 に惑わされない でくれ 」
花母 が呪い の言葉 を唱えて も、春の気配 は絶え間なく 続いた。
この小さな村 に足 を踏み入れた ときから、心 の中 にある 感覚が 生まれ、身 の下 の二女 に対する愛情 が深まり、その喜び の求める 心が さらに 高まった。
二女 も俺の欲望 を感じ取り、体 を合わせて 一波また一波の 愛に応え、交代 で与え合い、静かな深夜 を賑やか にした。




