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第51章 哀れみから愛へ

三日間、俺の生活 は決まった ように なっていた。

朝 は金鉱 の視察 に行き――今 は彩陽 が五百 の女性兵衛 を率いて 交代 で警備 していた。

昼 は猛虎兵団 の閲兵 を行い、石涯 と氷川山頂し もなかなか の出来 だった。


午後 は各地 の鉱山主 と面会 し、遠方 からの報告 を聞く 時間だ。

一万 を超える獣人軍団 には もう あまり 関心 はなかった が、その中 にいる 靈嬌狐(れいきょうこ) の美しさ には 強い興味 を抱いて いた。

あの夜 から、靈柔い狐(れいやわいこ) は本当 の俺の女 になった――彼女の風情、妖艶さ は、

「芙蓉帳(ふようちょう)暖かくして春宵(しゅんしょう)を度(ど)し、春宵(しゅんしょう)短きを苦しみ日高くして起く」 という言葉 がぴったり だった。


特に 彼女 から得た先天の霊者 の気 が俺の体脈 に爽やか な感覚 をもたらし、

俺 の身 に宿る二つの力 と融合 し、心 が動けば 淡い光 の真力 が即座 に全身 を巡る――ほとんど 無敵 の領域 に達して いた。


実際 に試して みた――彩陽 が三度 剣を振る と、三本 とも折れた が、俺 は平然 として いた。

彼女 は怒って 剣の柄 を投げ捨て、「異常な変態」 と罵り、金貨 の管理 に戻って いった。今 の彼女 には、金鉱 よりも 興奮 するもの はない。


つまり 霊者獣人 の処女 は天然 の滋養強壮剤 であり、人界最高 の快感 と変幻自在 の力 をもたらす。

だから 一万 の獣人 の中 で最も 期待 している のは 靈嬌狐 の存在 だった――そうでなければ とっく に全軍 で攻め込んで 殲滅 していた。


日が暮れる と、彩陽 は金鉱 に夢中 で毎晩 黄色い夢 を見て いたが、

俺 は絶世の小女奴 を抱き、その動人 な春の風景 を好き放題 に奪い、美しさ を堪能 した。

わずか数日 で彼女 は処女 の純情少女 から深窓 の怨女 のように 淫ら になり、俺 が近づく だけで反応 し、手 が下着 に触れる と潮 が溢れる ほどだった。


「主人――靈柔い狐 は妹 から心 の密語 を受け取りました。

今夜、彼女 は奇襲 を仕掛ける と決めた ようです。

主人 が靈柔い狐 に約束 したこと は守って ください 」


靈柔い狐 は心 も体 もすべて 俺 に捧げ、羞恥 に顔 を赤らめ ながらも、すべて を打ち明けた。


俺 は驚いた――この小狐 にこんな 能力 がある とは。

こんな 距離 でも 心 の連絡 ができる とは。

事前 に知って いたから こそ、不意打ち に大きな損害 を免れた。


しかしこれ は彼女 が俺 に心 を許した 証でもあり、俺 は彼女 に対し てますます 愛おしさ を覚えた。


「靈柔――信じてくれ。

俺 は自分の女 には ただ 幸せ を与えたい と思って いる。

約束 はどんなに 困難 でも 必ず 果たす 」


感動 が情動 に変わり、彼女 は俺の言葉 に喜び、腕 をさらに きつく して 半裸 の身体 を胸 に押し付けた――まるで 俺 の中 に溶け込みたい ようだ。

狐族 は天才 の霊者 である が最も 可哀想 な獣人 でもある――一度 身体 を奪われれば、霊力 は移行 し、自身 の霊感 は失われ、体 を得た者 に忠誠 を尽くす。


その愛 に心 が動かされ、今回は 強烈 な歓喜 の中 で、彼女 から失われた霊気 を創世真訣 で浄化 し再び 彼女 の体内 に戻した。

大きな助け になる とは思わなかった が、彼女 に俺の愛 と関心 を感じて ほしいと 願った。


彼女 が絶頂 に達し た瞬間、叫び声 が響く と同時 に、全身 が五色 の元素 の光 に包まれた――それは 五大元素 が集まった ようだった。

様々 な色 が融合 し、俺 が送り込んだ真元 に導かれ、すべて が彼女 の体内 に吸収 され、言葉 にできない玄気 を生み出した。

淡い霧 のよう に、七色 の虹 のように 美しかった。


不思議 に思った が、すぐ に立ち上がり、門口 の女衛 に彼女 の世話 を命じ、急いで 各路 の将軍 を召集 した。

彩陽 も金鉱 から呼び戻し、大規模 な罠 を仕掛ける 準備を始めた。

獣人 は生まれつき の神力 を持ち、女兵 では 対抗 できない。

そこで 最も強力 な陣形 で威圧 し、投降 を促す ことにした――混戦 になれば 死 が避けられない。


俺の計画 では、一万 を超える獣人 は何より 数千 の鉱奴隷 を救出 することが目的 だろう。

城攻め が主目的 ではない はずだ。

彼女たち も天湖市 の兵力 では 強攻 では 勝ち目 がない ことは 分かって いる。

そこで 五千 の女兵 を城 に残し、猛虎兵団 を含む二万 の兵 を金鉱 の山脈 に密 に配置 した。


月明かり は美しい――こんな 日は 殺戮 ではなく、月 の下 で愛 を語る べきだ。

俺 は甘い炭酸飲料 を片手 に、もう一方 の手 を彩陽 の肩 に置き、その姿勢 は実に 気持ち がよかった。

この美しい近衛隊長 の香り が漂い、誘惑 的だ。


彩陽 は衆目 の前 でこんな 親しみ をされる のを 嫌がった が、スケベ には スケベ の理屈 がある。


「彩陽 が本将軍 を気持ちよく 寝かせてくれなければ、もし負けたら お前 のせい だ 」


彩陽 は口 を尖らせ たが、言い返せなかった。

こんなこと が自分のせい になる とは――彼女 は実に 心外 だった。


手 は肩 に置き、頭 は彼女の膝 に乗せ、まさに 香艶 だった。

空 を見上げる 間も、彩陽 が俺 に向かって しかめ面 をして いること に気づかず、女衛たち が口元 を隠して 笑って いること にも気づかなかった。

長い間 の付き合い でこの大将軍 のスケベ は慣れて いたが、今度 は隊長 が標的 になった のだ。


女 にとって 最大 の誘惑 は白馬 の王子 だが、

この豊豊ちゃり大陸 の女兵 にとって は、天生 の王者、英雄 が最大 の誘惑 だ。

勝利 の歓声 の中 で白馬 に乗り、彼女 を前に 抱き、幸福 を分かち合う 存在だ。


俺 も雲国、いや豊豊ちゃり大陸 で最も 偉大 な存在 になり、彼女たち の守護 される ことへの 渇望 を呼び覚ました。

多くの女兵 の心 には かつてない 感覚 が芽生え、女 も愛される ことを 求めて いること を知った。

この 静かな変化 が豊豊ちゃり大陸 の変革 の始まり だった。


灯火 はなく、湖 のよう に静か であった。

もし 耳元 の少女 の香り と思感 の中 の風景 がなければ、俺 は一人 でいる と錯覚 した だろう。


「来た 」


彩陽 が身 をかがめ、耳元 でささやいた。

今回 の包囲 では 決して 音 を立てるな と厳命 していた。

一万 を超える獣人 が包囲網 に入れば、生死 は俺 の掌中 だ――もちろん 靈嬌狐 の選択 も重要 だった。


松明 は一本 も点けられていなかった が、獣人 は鋭い嗅覚 を持つ。

黒い影 が遠く から近づいてくる。

霧 を通して、柔らかい な月光 の下 ではっきり と見えた――二手 に分かれて 慎重 に進む軍隊 だ。皆 大柄 でたくましい――間違いなく 獣人部隊 だった。


俺 は彩陽の膝 から起き上がった。

夜 は俺の目 には 存在せず、その目 は邪悪 な輝き を放って いた。

靈柔い狐 に対する 約束 がなければ、この一隊 はもう 死体 だった だろう。

この半人半獣 には 前世 で接したこと がなかった ため、好感 は持てなかった。


計画 では、一万 を超える獣人 が包囲網 に入ってから 攻撃 を開始 する。

獣人たち はなかなか 慎重 で、隊列 は長く 伸びていた。

辛抱強く 待ち、全員 が深い峡谷 に入る のを確認 して、女衛 に最初 の松明 を灯させた。


松明 は夜 には ひときわ 目立った。

瞬く間 に何千 もの松明 が山峡 の周囲 に灯された。

誰 も山を下りなかった――獣人 は武器 を捨てれば 殺さない という 妙 な命令 だった。


罠 を知った獣人 は後退 しようとした が、すでに 包囲 されており、逃げ場 はなかった。

一部 の獣人 が怒り のまま 突撃 したが、猛虎兵団 の乱れ矢 で数十人 が倒れ、谷 に悲鳴 が響いた。


俺 はこの光景 を見たくなかった。

身 を浮かせ、最高 の石柱 の上 に立ち、雷 のように 叫んだ。


「俺 は狼将軍 だ。首領 は出てこい 」


しばらく して、一人 の大柄な女 が巨大な黒い獣 に乗り て前に出た。

その顔 は怒り に満ち、大声 で罵った。


「卑劣 な男 め! いつも 陰謀 ばかり巡らして!

正面 から勝負 したい のなら、お前 の役立たず を切り落として 酒の肴 にしてやる 」


くそっ――俺 は何も 言っていない のに罵られた。

靈柔い狐 の懇願 がなければ、乱れ矢 で蜂の巣 にして いただろう。

不機嫌 になり、当初 の予定 も無視 して 叫んだ。


「このババア が――男 の凄さ を思い知らせて やる 」


弱者の哀れみ を持つ この態度 では、強さ だけを 崇拝 する獣人 が屈する はずがなかった。

身 が浮き、彩陽 が「やめて」 と叫ぶ 間もなく、俺の姿 は消えて いた。

創神 の力 を全身 に巡らせ、瞬く間 に獣人軍 の中 に飛び込んだ。


空手 で敵陣 に突入 し、風 のように 体 を動かし、滔天 の気浪 で獣人 を空中 に巻き上げ、叩きつけた。

数匹 の大馬 でさえ 風圧 に耐えきれず、四つ脚 を折って 地面 に跪いた。


首領 は怒り の叫び を上げ、大刀 を振り回し て俺の影 に向かって 突進 した。

満天 の冷気 が広がる――この獣人 が使う のは 最も 寒冷 な九幽の寒気 であり、邪悪 で致命的 な誘惑 を帯びて いた。

俺 も驚いた――この力 は獣人 に属するもの ではなく、魔 の力 だった。


なぜ これ が獣人 の身 にある のか――俺 はとても 知りたかった。



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