第49章 金と色の両取り
第49章 金と色の両取り
天湖市市長 の言葉 を聞いて、俺 は非常に 淫らな笑み を浮かべた。
彼女 は揚城危機 の救済 に希望 を見出した と思って いたが、
俺 は心の中で スケベな目 をこの 妖艶な女 に向けて いた。
軽く手を振り、氷川山頂し にバラマ を解放 させた。
この 頑丈な獣人 には まったく興味 がなかった が、この霊狐 には 興味 が湧いた。
彩陽 に手招き すると、その狐族 の女 が俺の前 に連れてこられた。
実に 極上の優物 だった――俺 が強引 にもの にした紫根 とほとんど同じ 霊性 を持ち、未だ 変貌 していなかった舞焔 のような 春色 を漂わせて いた。
一方 は冷たく、一方 は優しい が、どちら も同じ魅力 を持って いた。
「お前 の名 は? 」
俺 は顔を上げ、彼女の美しさ を鑑賞 しながら 尋ねた。
「偉大 な狼将軍――小女 は狐族 の靈柔い狐 と申します。
どうか すべて の獣人 の命 をお助け ください。私 の命 も尊厳 も喜んで 差し出します 」
この小女 がこんなに 義理堅い とは思わなかった――誰 が戦火 を起こした のか と言いたく なった。
もし これらの獣人 が俺 にとって 何か の役 に立たなければ、怒り のまま 皆殺し にして いただろう。
「靈柔い狐 だな――お前たち は今 俺の捕虜 だ。
いつでも 命 を奪える し、尊厳 も踏みにじれる。
お前 が取引 する資格 はない 」
俺 は冷たく 言った。捕虜 が不要な取引 を持ちかける とはおこがましい。
靈柔い狐 の秀麗な顔 に哀しみ が浮かび、その姿 はどんな男 の守護欲 も掻き立てる ほど可憐 だった。
しばらく の沈黙 の後、彼女 は口を開いた。
「靈柔い狐 は将軍 の奴隷 になり、奴隷盟約 を結び、一生 将軍 に仕えます。
私 の処女 の体 も喜んで 差し出します。
どうか 彼女たち を殺さない でください 」
媚びた目 は熱い涙 で潤んで いたが、俺 は感動 しなかった。
前方 では 俺の女たち が獣人 と戦っている――この野蛮 な荒地 で生まれ、殺戮 の魔 と化した種族 を簡単 に許す わけにはいかない。
「本将軍 がお前の体 を欲しければ、強姦 もできる し、服 を剥ぐ ことも 難しくない 」
捕虜 が陵辱 されるのは 当然 だ――この小女 もその覚悟 はある はずだ。
市長 が戻ってきて、ささやいた。
「将軍――彼女 の申し出 をお受け ください。
狐族 の女 は自ら進んで でなければ、処女の貞節 は奪えません。
狐族 の処女 を得れ ば、神秘 な力 が得られる と言われて います。
生まれた時 から特殊 な力 で封印 されており、開く方法 は本人 しか知らない そうです 」
市長 の見解 では、この霊狐 が多くの獣人 に守られて いるのは、地位 が高い からだという。
もし彼女 が奴隷盟約 を結べば、必ず 主人 に忠誠 を尽くし、獣人大軍 に対する 利点 がある だろう。
「よし――本将軍 は彼女たち の命 を助ける ことを 約束 する。
ただし 解放 は保証 できない。少なくとも三ヶ月 は命 の危険 はない。
今 からお前 は俺のもの だ 」
市長 の言葉 に従い、即座 に承諾 した。
靈柔い狐 はすぐ に跪き、敬意 を示した が、そば のバラマ は怒り の叫び を上げて いた。
「よし――今すぐ 血の盟約 を結べ。将軍 と一生 共に ある と誓え 」
市長 が大声 で命じた。
涙 の跡 は拭えず、靈柔い狐 は中指 を噛み、紅い血 を滴らせ、聞き取れない言語 を唱え始めた。
かすかな光 が俺たち を包み、同じ色 に染めた。
その瞬間、彼女 は聖なる輝き を放ち、俺 の欲望 を掻き立てた――こんな女 は生まれつき 男を 魅了する。
市長 はこの盟約 に詳しく、光 が完全 に消える まで待って からうなずいた――確かに 奴隷盟約 だと。
俺の感覚 では、心の奥底 に一団 の熱いエネルギー が生まれ、ゆっくり と浸透 してきて いた。
「靈柔い狐、主人 に拝謁 いたします。
どうか 約束 をお守り ください。靈柔い狐 はこの一生 主人 の奴隷 です 」
盟約 が結ばれ、彼女 の呼び方 も変わった。
涙 はもう 見えず、後悔 もできなかった。
しかし捕らえられた獣人たち は怒り の叫び で轟音 を響かせた。
くそっ、一人の女 のために 何 を騒いで いるのか?
俺 は怒らず、目の前 の靈柔い狐 の可憐な体 をじっと 見つめた。
その目 には 淫欲 の光 が宿って いた――こんな奴隷 を持てば、どんな男 もこうなる。
彩陽 は俺の目 から心 の中 を読み取り、「ふん」 と鼻を鳴らし、不機嫌 そうに 背を向けた。
「帰城! 」
まるで 彼女 が大将軍 のよう に叫ぶ と、俺 は本当に 腹が立った。
しかし靈柔い狐 が俺のそば に寄り添い、その香しい体 が艶やかな風情 を漂わせる。
その驚くべき美しさ に俺 の怒り は消え去った――これで ようやく欲望 を発散 できる場所 ができた。
その時 の靈柔い狐 は俺の考え を知らず、迷える小羊 のように 後ろ に従い、
奴隷盟約 の効果 もあり、大柄 な獣人 を護る ために 俺のそば を離れなかった。
数千 の無料労働力 を得て、ただ で養う わけにはいかない。
翌日、含有量 の最も高い金鉱 が採掘 を開始 した。
彩陽 は不思議 に思った――こんな 緊迫した時 に、獣人散兵 を殲滅 すること よりも 鉱山採掘 を優先 するとは。
俺の答 は市長 に言った のと同 じだった――前線 が武器 を急 に必要 として おり、ここ に大量 の鉱石 がある ため、ついで に掘らせて いるのだ。
もう一つ の狙い は――大量 の獣人捕虜 がいる ことを 外部 に知らせる ことだ。
他の散兵部隊 も連絡 を取って いるはず だ――そうでなければ、あれほど 見事 に連携 できる はずがない。
この数千 の獣人 はまさに 釣り餌 だ。
彼女たち は仲間 が処刑 されるのを 黙って見ている はずがない。
ここ で待ち伏せ すれば、わざわざ 探す 手間が省ける。
その間、鉱山 を掘り、将来 のナンパ資金 を稼ぐ のだ。
数千人 の食料 を賄う のは 簡単 ではない――特に 獣人 は食べ盛り だ。
当初 は一人半人前 の配給 を考えて いたが、靈柔い狐 が可哀想 な様子 で訴えてきた。
「主人――獣人たち は最も 過酷 な肉体労働 をして います。
十分 な食料 がなければ、働けません。
どうか もっと 食べ物 を与えて ください 」
数日 の調教 で、この小狐 は基本 を学んだ――獣人 は獣人 であり、彼女 は彼女 であり、彼女 は俺 だけに 属する ということ だ。
彼女 は獣人 のために 懇願 できる が、もはや 獣人 の一員 ではない。
彼女 の体 を存分 に弄び、ようやく 承諾 した。
靈柔い狐 は喜び、羞恥 に染まった顔 で香しい唇 を俺の口元 に押し当て た――ご褒美 のよう に。
三日目 には 砂金 が出土 した。
獣人たち が驚く 中、天湖市長 と彩陽 はようやく 俺の狙い を理解 した。
輝く砂金 を彼女たち は美しい と思った だけだった が、それが 金塊 に精錬 され、俺 の設計 したライン で大量 の金貨 が生み出される と、
彩陽 は以前 の不満 も忘れ、生産現場 に没頭 し、毎日 金貨 を抱えて 口 がゆがむ ほど笑った。
すべて の情報 が外部 に流れた――獣人 が捕虜 になった ことと、天湖市周辺 の山脈 に鉱脈 がある ことだ。
情報 は翼 を得た鳥 のように 豊豊ちゃり大陸中 に広がり、金鉱 を掘り当てた翌日 には 最初 の採掘者 が訪れ、天湖市長 の妬ましい目線 を集めた。
誰 も手をつけなかった山 は死 んでいた が、金鉱 が出れば 皆 が欲しがる。
特に 天湖市長 は何度 も訪れ、帝国 からの資金 が不足 し、軍隊 の維持 で精一杯 で、天湖市 の建設 には 多大 な資金 が必要 だと 嘆いた。
投資家 が現れた ので、俺 は一策 を授けた――天湖市周辺 の山脈 を国有化 し、天湖市 が外部委託 で採掘 を行い、各鉱山 から割合 に応じた 利益 を得る という方法 だ。
これ で天湖市 は国の力 を借りず とも鉱山 から収益 を得られ、建設 を進められる。
半分信じ、半分疑う の天湖市長 だった が、最初 の採掘者 が入ってくる と忙しく なり、
市内唯一 の旅館 は満室 となり、数日 で三軒 の旅館 が新規開業 したが、それでも 需要 を満たせなかった。
これらの金持ち の到来 が天湖市 に希望 をもたらした。
最初 に残留 した住民 が最大 の利益 を得、人 が集まれば 世界 が動く――衣食住、すべて が回り始めた。
半月後、数千 の獣人奴隷 の働き で俺 の収入 は雲国 の年間税収 に匹敵 し、約千万枚 の金貨 に達した――「富国 に匹敵」 と言っても 過言 ではない。
金 があれば すべて がうまくいく――大量 の食料 が獣人 の宿舎 に運び込まれ、獣人たち は喜んだ。
彼女たち は必死 に働き、ただ 満足 できる食料 を得る ためだった。
今 の生活 は辛い が命 の危険 はなく、未来 に思い を馳せ、故郷 を思う気持ち も薄れ、従順 になって いた。
俺 の計画 で、山外 へ通じる道路 が建設 され始め、百 を超える鉱山主 が賛成 し投資 した。
この集会 で俺 は鉱山主 の代表 になり、皆 は俺 の身分 を知って おり、取り入ろう として いた――「雲国第一の戦将」 の名声 は伊達 ではない。
すべて が順調 に進み、天湖市周辺 に配置 した斥候 が報告 をもたらした――
三隊 の獣人散兵 が天湖市 の右十里 の烏山 に集結 し、今 のところ 大きな動き はない という。
山 を聞いて、俺 は前世 の記憶 を思い出した――『七人の侍』のような映画とか。
まさか 俺 がもう一度 山賊討伐 ことに なるとは――俺 は心 の中 で鬱屈 していた。




