第29章 裏目に出た
「綺麗だ……お前の目は 本当に 綺麗だ 」
俺 が無意識に そう言ったとき、自分自身 でも 驚いた。
これ が俺 なのか?
体内の真力 が緩やかに 巡り、心神 の惑い を防いで いた。
この女 はなんと 豊豊ちゃり大陸 で最も 神秘的 で最も 怪異な 巫聖女 だった。
彼女の目 は灼熱の冷光 を放ち、俺の両目 としっかりと 向き合う。
一種の かすかな気配 が絶え間なく 俺の体内 に流れ込む。
もし 体内 の強大な気 がなければ、どう死んだか も分からなかった だろう。
怒り を爆発させよう とした とき、その表情 が異常に 冷たく なった紫根 が軽く 嘆息 した。
「男 というもの はいつも 役立たず ね。狼将軍 と言っても 所詮 はその程度 か 」
それは 成功の喜悦 というより 失望の軽蔑 だった。
こういうこと には もう 飽き飽き していた。
もし 雲音奈 に借り がなければ、こんな 下等な仕事 を手伝う ことなど なかった。
しかし彼女 が俺 に制御命令 を発しよう とした とき、俺 が口を開いた。
「本当に そうか? 」
この小娘、男を 見下す とは――罰 が必要 だ。
俺 が話す と同時に、真力 が体 を通り、その 心を惑わす巫力 を逆に 押し返した。
紫根 は俺の反応 に「ん」 と軽く 呻き、その 小さな紅い唇 に一筋の鮮血 が滲んだ。
その反撃の力 が彼女の力 を散らせた。
「あ、あなた……! 」
媚びた瞳 を見開き、驚き は小さくない。
しかし全身 はすでに 力がなく、ふらり と倒れそう になった。
巫女 は本来 精神力 の修練者 で、人の意識 を操る ことができる。
しかし俺の体内 には 二大主神の 無辺な真力と意念 がある。彼女 に敵う はずがない。
俺の手 は素早く 伸び、彼女 を抱き寄せ、淫らに 言った。
「小美人――続けろよ。本将軍は お前の 誘惑 を待ってる んだぜ。
何しろ こういう 誘惑される 味は なかなか いい からな 」
さらに 手 は彼女の 豊かな胸 に当てられる。
広い衣裙 の下 には 豊かに 可憐な ものが存在 し、柔らかく 水波のように 揺れていた。
「あ、あなた……何を……!
離、離して……! 私に そんなこと できない……! 」
本来 武術 を持たない 巫女 は、精神力 を失い、さらに 先ほどの反撃 で心脈 を傷め、今 は泥のように 柔らかい。
口 では 叫んで も、俺の愛撫 から逃れられない。
「これが 美人 の来た目的 だろう?
本将軍は 今 お前に 魂を奪われて いるんだ。
ならば この 素晴らしい大芝居 を続ける のが筋 だ 」
手 はすでに 雪の頂上 を強く 揉みしだき、もう一方の手 は彼女の 滑らかな お尻 に這い上がり、快感 を楽しんで いた。
紫根 の反応 は非常に 激しい。
秀麗な瞳 には 羞恥の光 が浮かび、美しい顔 は一面の紅 に染まり、
香しい体 は抑えきれない 震え を見せる――まるで 拒みつつ 招く ようだ。
柔伊 よりも 誘惑に 弱い。
今 は抵抗力 をすべて 失い、紫根 は恐怖 を感じ始めた。
俺の 淫らな欲望 の中 に宿る 彼女を 恐怖させる 光も 見えた。
それは 明らかに 一匹の野獣 だ――彼女 はその野獣の 口の中 に落ちた 獲物だ。
その時、紫根 は後悔 していた。
「や、やめて……やめて……! 」
手 はすでに 衣襟 の中 に入り、薄い下着 の上 を撫でる。
温かい体息、散る春の潮――すべて が互いの欲望 を煽る。
この春の風景 に対し、俺の心 はさらに 激しく 動き、手の力 もますます 強くなる。
最も 原始的な 渇望 を余すところなく 表現 していた。
この機会 を待って いたのだ。
二つの軍隊が対峙する の中 で、敵 に遠慮 はいらない。
こんな手段 で俺を 誘惑 しようと したのなら、雲音奈 にも 教えてやる――
天下 で最も 強い のは男 だと。傲慢な女 ではない と。
「今 やめてくれ と言っても もう 遅い。
こんな 艶やかな女 が自ら 訪ねてきた のなら、俺・狼大将軍 は来る者 拒まず だ 」
俺 は淫らに 禽獣の 言葉を 放った。
「や、やめて……! 私 代わりに 女を 探して あげる! どんな女 でも……! 」
紫根 はもう 手の施しようがなく、こんな 謝罪の口実 まで口にした。
「不必要だ。お前で 十分 だ 」
無駄話 はこれ以上 しなかった。
手 は衣の帯 を掴み、軽く 引き、下に 引くと、
綿紗の軽い衣 が半分 になり、雪のように白い肌 が露わになった。
一塵 も染まらず、クリーミーな白翡翠 のよう で、清らかな香り が漂う――すべての欲望 を燃え上がらせる に十分 だ。
「ああっ……! 」
悲鳴 を上げた が、すでに 寝台 の上 に投げられ、全身 には 一枚の黒い下着 だけが残り、動人の春の風景 をかすかに 隠している だけだった。
その時、俺 は自分が禽獣 だと も思った。
もし前世 では、こんな 勇気 はなかった だろう。
しかしここ は異世界 だ――殺人 でも 償わない 世界だ。
女を 強姦する ことくらい、大したこと ではない だろう。
紫根 は来たとき の知恵と強気 を失い、今 は可憐な姿 で身を丸め、その瞳 には 水晶のような 涙 が浮かんで いた。
これこそ が本当の女 の姿 だ――なぜ 強姦される ときに 初めて こうなる のか?
初めて の強硬手段 だったが、この 手無し で柔弱な 可憐な女 に対して は、大した 力も 要らない。
下着 は脱がされ、下着 も引き裂かれた。
黒い誘惑 と二つの小豆 を象嵌した 雪の頂上 がすべて 露わになった。
白い首 を左右に振る が、辱めの運命 から逃れられない――彼女 がここに 入ってきた ときから、その覚悟 はあった はずだ。
三日間 も 女に 触れて いなかった。
この艶色 はもらって 当然だ。
すぐに 戦闘 が始まれば、どれだけ の美女 が血に 染まる か分からない。
せめて 彼女 に先に 人界 の愛の喜び を味わわせて やろう。
「将軍! 将軍! 」
また もあの 純情な妹・落雲 だ。
紫根の悲鳴 を聞いて、すぐに 人を連れて 駆け込んできた。
焦って 叫ぶ――俺 が買収される のを心配 している のか、それとも 俺 に不利益 がある のを心配 している のか――とにかく 焦って いた。
「騒ぐな! 使者 が本将軍に 無礼 を働いた ので、今 罰 を与えて いるところ だ 」
身の下 の紫根 が呆けている 間に、俺 はすでに 彼女の 聖なる門 を開き、熱 は旧知の道 を進み、泥濘の戦場 へと突入 していた。
鋭い痛み が一瞬で 紫根 を麻痺 させた――彼女 は思わなかった、このスケベ将軍 がこんなに 淫ら だとは。
数十の緊張した女性兵士 を前に、大衆の面前 で自分 をものに するとは。
「あっ……あっ……痛い……! 」
巫女 は神秘 で恐ろしい存在 だが、大成した巫女 は処女 でなければならない。
精神の凝固 のため だ――身体 は倉庫 のよう に使われ、一度 門 が破られれば、修練の真力 も一気に 流れ出し、その処女 を得た男 に吸収 される。
俺の女たち とは違い、彼女たち は愛撫 を必要 とする。
この 俺の心 を操ろう とした女 に対し、俺 には 愛情 はなかった。
力強く 蛮欲 を発散 し、激しく 動いた。
駆け込んだ女兵たち は見るだけ でなく、聞く ことも できた――
女の 痛みの しわがれた声 と、「ぐちゅぐちゅ」 という音。
まさに 香、色、味 のすべて が揃って いた。
落雲 はようやく 我に返り、羞恥に 顔を赤らめて 退出 した。
今 ではもう 花月都統の言葉 を疑う ことは なかった――この狼将軍 は確かにスケベ、いや淫狼 だ。
こんな 恥ずかしいこと を平気で するとは。
ここ には 性欲を 解放する 女兵も 多い が、この淫狼 のように 大衆の面前 で愛の喜び を行う 者はいなかった。
どうやら 私も 気をつけねば ならないようだ。
ふん、この淫狼 は本当に 悪い、悪すぎる。
私 がいつも あんなに 良くして いるのに――腹が立つ!
なぜ あの敵の女 なのだ?
もし、もし 本当に 欲しい のなら、ここ には 女兵 がたくさん いるし、美人 も少なくない。
どうやら 彼女 が怒っている のは淫らなこと そのもの ではなく、淫らな相手 が違う ことのよう だ。
秘密の 若くて 締まり があり、俺 に包容の快感 を与えた。
俺の 放縦な 突き により、激情 は抑えきれず、
苦痛 と無力 な抵抗 は最後 には 失迷の嬌声 に変わった。
香液 は潺潺 と流れ、細かい泡のよう に蠕動 する。
俺の熱 はドラゴンの頭のよう に口 を開き、激情の絶頂 の泄力 はすべて 俺の体内 に吸収 された――
創造主神 と混沌の神 に属さない 力 が俺の体脈 に浸透 した。
快楽の絶頂 に近づくほど 蒼白くなる紫根 を見て、俺 は驚いた。
彼女の体内 の真力 が漏れる のを感じ、それが 真力を分散の兆候 だと分かった。
彼女 に愛情 はなかった が、殺す つもりもなかった。
その冷たい真力 が俺の体内 の創世神訣 と融合 し、別の見知らぬ気配 に変わった。
俺 はその 見知らぬ気配 の流れ を密かに 起こし、
緩やかな 求め に合わせ、息を渡す ように この可憐な女 の体内 に注ぎ込んだ。
俺自身 も知らない が、この緩やかな気配 はこの空間 で最も 神聖な力 を帯び、紫根の体 を静かに 改造 していた。
自分 は死んだ と思った――これが 巫族の秘密 だ。
すべての高級巫女 は生涯 貞潔 でなければならず、そうでなければ 反噬の力 が本原の身 を喰い尽くす。
しかし今、俺の予期せぬ偶然 により、彼女 は奇遇 を得た――
強姦された のは 事実 だが、彼女の 迷散心訣 はさらに かつてない 境地 にまで 高められた。
唇 に血液の色 が戻り、さらに セクシーに なった。
身の下の女 の輝き を取り戻した 顔 を見て、俺 はその唇 に覆いかぶさり、優しく 舌を這わせ、
手 で彼女の腰 を支え、弓なりになった身体 に力強く 出入り した。
一波 また一波 の感覚 が紫根の心神 を侵し、
呆然とした の中 で、彼女 は夢が 叶った ことに 気づいた。
一声の 激情の 朗らかな叫び が、方丈数 の範囲 にまで 聞こえた。
この女 がこんなに 淫ら だとは 思わなかった。
寝台 の上 に残る 数本の紅梅 を見て、彼女 が処女 だとは 信じがたかった。
幸い あのヤキモチ女 がいなかった からよかった――そうでなければ また 眉をひそめて いられた だろう。
血の筋 を帯びた 凶器 を抜き 出す と、依然として 高く そびえる。
しかし女 が昏睡 して 眠っている のを見て、俺 はひとまず 満足 した。
重い プレッシャー の下 の鬱屈 を解消 した――処女 は確かに 憂さを 晴らす に効果的 だ。
一筋の 膨大な気流 がすでに 俺の体内 を巡り、さらに 狂暴な力 を生み育て ていた。
これは 二神の力 を得て 以来、二度目 の力の勃発 だ。
一度目 は数日前、三女を 奪った 翌日だった。
まさか 処女の元陰 が俺の 滋養 になる のだろうか?
その時、俺 は本当に 疑わしく 思った。
目を閉じて 静かに眠る女 を見て、今 は少し 申し訳なく なった。
くそっ、まさか 俺 が強姦犯 になる とは思わなかった。
気分 がなかなか 良かったので、俺 は外に 出た。
近衛 に囲まれ、軍隊 を視察 に行った。
禁衛軍 も外城 に動員 され、雲国帝国 の最後の防衛線 を守って いる。
俺 も無視 するわけには いかない。
外 には 残忍な侵略者、内 には 姉妹の相食――
くそっ、これらの女 はどうして 男より も 手強い のか?
あまり 乗り気でない 様子の 落雲 を残し、紫根 の世話 をさせた。
特に 言った――もし彼女が 目を覚まして 去りたい と言えば、止めるな と。
もちろん 去らない のなら なお良い――小妾 にして も構わない。




