第二番艦――古鷹、艤装点検ーそして強化――
なんか話があんま進まねぇなぁ…
五人と古鷹のなんやかんやがありまして。
場所は変わりここは「呉工廠」。
呉に巣くう軍艦族の艤装を点検、修復、改造する場所である。そしてその一角にて、古鷹は艤装の点検を受けていた。
明石)「うん…!艤装に問題はなさそうだっホ!」
古鷹)「ほんとですか?よかったぁ…一昨日に呉への配属を聞いたはいいものの、浮かれて碌に準備してなかったから心配で…」
明石)「アハハッ、よくあることだっホ!でも最近は人工艦族も強力になってきてるっホ。そこで主砲…20糎砲に文句はないけど、単装はすこし心配だっホ。」
古鷹)「そ…そうですか…?でも改装するにもある程度資材は必要ですよね…?」
明石)「だっホ。だから再利用するっホ!」
古鷹)「・・・。え…?」
明石)「つ~ま~りぃ~。単装砲塔六基を連装砲塔三基にするんだっホ!ほらほらいいから艤装を出すっホ。」
古鷹)「ええっ…?でも、うぅ…分かりました…」
渋々艤装を展開する古鷹。
明石)「安心するっホ。お鷹ちゃんにはもっと大きい砲を載せる計画だから、今はそれまでのつなぎだっホ。」
古鷹)「大きい砲…?どのくらいですか…?」
明石)「それは言えないっホ。箝口令だっホ!…ホラ、砲塔の撤去は終わったっホ。そんじゃ待っとくっホ~!」
そう言い、明石は古鷹の主砲塔をかっさらって工廠の奥へと走り去っていった。
古鷹)「・・・。えっ…いつの間に!?」
薩摩)「あらら…古鷹さんも大変ですね…」
古鷹)「あっ薩摩さん!…あれ?なんか雰囲気変わりました…?」
薩摩)「えっ?分かります?……ふふんっ!実は私、中間砲の25.4cm連装砲塔を20.3糎連装砲塔に換装したんです!もう装填が遅くて遅くて…。砲塔サイズがほとんど同じで助かりましたよ!」
古鷹)「…20.3?なんか口径ダウンしてますし、それって重巡砲じゃ…?」
薩摩)「細まけぇ事はいいんですよっ!…はぁ、いつかは主砲も30.5糎から換装したいなぁ…」
古鷹)「へ、へぇ……デキルトイイデスネェ…(もうそれは準弩級戦艦じゃないのでは…?)…」
明石)「お鷹ちゃ~ん!出来ましたっホ~!」
明石が抱えてきたのは連装砲塔。詳細を言うならば「三年式20糎連装砲塔B型」とでも言うべきか。つまりは射程距離の延長と一応の対空砲撃ができる砲塔である。
古鷹)「……これが、さっき持っていった単装砲塔の…てか改造までが早すぎません!?」
明石)「まぁまぁ、あくまでもこれは『カッコカリ』だからちょっとした枠で囲っただけだっホ!それにほら…『都合』ってのがあるっホよね?みんな?」
古鷹)「…みんなって、私と薩摩しか居ませんよ?」
薩摩) (うんうんと頷く)
明石)「画面のみんなは分かってるっホ!…て言ってもお鷹ちゃんにはまだ遠い話だっホ…。とにかく!これで少しは戦闘の幅が広がったっホ!」
薩摩)「そうですよ!対艦と対空をこなせる主砲っていいじゃないですか!」
△一旦STOP△
ここで艤装の補足をしよう。
まず古鷹の主砲、これは上記の通り
「三年式20糎連装砲塔B型」
そして気になる薩摩の新しい中間砲は
「三年式20.3糎連装砲塔D型」
つまりは妙高砲である。
では続きをど~ぞ。
古鷹)「う~ん…換装したはいいものの、なんか違和感ありますね…」
明石)「そりゃそうだっホ!誰しも始めはそんなものだっホ!」
古鷹)「そうですよねぇ。私も初めて海に立った日は足を滑らせて転覆しかけたり、ピラミッド配置に慣れなくて、砲弾落として弾薬庫誘爆させたり…」
明石)「うぅ…ぐすっ、そんな過去があったっホね…大変だったっホ…!」
薩摩)「泣く要素ありました…?」
こうして、古鷹は新たな主砲を装備し、対艦攻撃だけでなく、対空攻撃も出来るようになった。しかしこんなほのぼの(?)とした日常の裏で人工艦族は、着実に日本を黒く染め上げている。
落ちるのは九州か、それとも人工艦族か。
そしてその先発隊が、呉へ向かっていた。
次回 第三番艦――艦族古鷹 対 人工艦族若鷹――
やっと戦闘に持ち込めるで…
明石の一旦言葉の元ネタ、分かる人には分かるんだよ。




