ep.18 赤い靴4
翌日の昼休み。
泉は、昼休みになるや急いで教室を飛び出した。
(勇気を奮って自分を変えるんだ。
そうすれば、きっと日々の生活だって変えられる!)
泉は、一年下の夜月の教室へとやって来た。
泉は、教室に入ると、私のもとへと急いでやって来た。
「夜月、一緒に食堂行かない?」
「いいよ、文香、静も一緒に行く?」
「いくいく~」
静は、少し戸惑っていたが、
「うん、いいよ・・・」
私たち4人は、食堂で日替わりのから揚げ定食を、テーブルに置き食べ始めた。
「私は、中山文香でこっちが花山静、文香と静でいいよ。
ね、静!」
「う、うん、構わないよ」
「私は、浜野泉、泉って呼んでね」
文香が言う。
「泉は、から揚げは胡椒派?それとも醤油派?」
「レモンと胡椒かな」
「おっ、王道行きますな」
「ちなみに私はマヨネーズ派」
そう言うと、文香は備え付けのマヨネーズを、たっぷりかけた。
「静は何派?」
「私も王道」
「夜月は、色々楽しみたい派だよね」
「うん、塩コショウ、レモン、醤油、マヨ、どれも美味しいもの」
「いや~ご飯が進むな~」
「文香はいつも進んでいるよ~」
「おっ、そういうこと言うなら、静のから揚げ一つもらい!」
「あっ、ひど~い!」
泉は、から揚げを一つ食べて、止まっている。
「どうした泉?お腹でも痛いの?」
泉は、涙目で言う。
「ううん、嬉しくて、楽しくて・・・」
「ては~、泣くことないじゃん」
「だって、だって、ごめん・・・」
「謝ることもないじゃん」
「うん、ごめん」
「ほら、また謝った~」
「あはは、だからごめんって」
「そうそう笑顔がプリティーだよ」
泉は、から揚げをかじった。
「本当に美味しい!」
その様子を離れたところから、美佳たちは見ていた。
「なにあの子、今まで私たちがかまってあげていたのに」
「ほんと、態度悪いよね~」
「1年にかまってもらうとか、かっこ悪っ」
放課後、泉が帰ろうとした時、美佳たちが泉を囲みこんだ。
「ちょっと、用事があるのだけど、来てもらえる?」
「ごめんね、私、友達と帰るから・・・」
「いいから、来い!」
美佳たちは、泉を引っ張って、教室から出て行った。
美佳たちは、泉をトイレに連れ込むと言った。
「泉、面白いことを思いついたのだけど、付き合ってくれるよね?」
「お、面白いことって?」
美佳の仲間の二人が、泉の手足を抑える。
「え、な、何するの?」
「これから、泉の可愛くて恥ずかしい写真を撮ってあげるね」
「え、や、やめて!」
「ちなみに今後、私たちに歯向かったら、可愛い写真バラまくからね」
「いや、やめて!」
泉はもがくが二人掛かりで抑えられ動けない。
「じゃあ、まずは、スカート、あげてみようか」
「いやっ!やめてー!」
「あなた達、何しているの?」
4人の目線が、瞬時に声のする方に向かった。
「夜月!」
「1年!出しゃばらない方がいいと思うよ」
「出しゃばる気なんて無いけど。
それより、泉、みんな校門で待っているのに遅い!」
「ご、ごめん」
美佳が夜月の態度に苛立ち言った。
「ちょっと、あなた、私を無視するつもり?」
紅い瞳が凛と輝いた。
「無視されているうちが良かったと、後悔するかもよ」
美佳の背筋がゾクッとした。
美佳は言った。
「行こう、みんな」
3人は、トイレから出て行った。




