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公爵家の転生侍女ですが、どうやら私はヤンデレ悪役令嬢に娶られて王妃となるようです……なんて?  作者: 禍成 黒いの


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第4話 わたくしのじじょはすごいのです!

 わたくしのじじょ!メリーはすごいのです!

 メリーの前に、5人ほどじじょこうほの人とお話したのですけど、みんなみんなわたくしの事をほめるばっかりで、ぜんぜん面白くありませんでしたの。

 でも、メリーはわたくしがダメなことをしたらダメって言ってくれますし、いろんな事をおもしろおかしく教えてくれますし、わたくしと三歳しか違わないのにすごく大人っぽいんですの!

 メイドの方からも、「ジェイドメリア様を見習えば、お嬢様も立派なレディになれますよ」なんてよく言われますの。


 それに、メリーはすごく頭がいいんですの!

 こうようご?である魔導語が読めるのはわかりますけれど、英語だって、日本語だって読んでしまいますの!

 特に日本語のごほんはせんもんしょ?だって平気で読んでしまうの!

 わたくしとみっつしか違いませんのに!

 メリーに後から抱えられて、ごほんを読んでいただくとわたくし気持ちよくってすぐ寝てしまいますの。

 すごく声が優しいんですのよ!

 わたくし、メリーが大好きですの!


 でも、この前そんなメリーをもっと大好きになってしまうじけんが起きましたの!

 えとえと、まず、わたくしふつうの子供より5歳も早く魔法が使えるようになりましたの!どうですの?すごいでしょう!

 あ、えっと、そうじゃなくって……。

 始めて魔法が使えるようになったときは、みんな魔法がぼうそう?するんですの。メリーがそう言ってましたから、多分みんなそうですの。

 わたくしの魔法もぼうそうしたんですのよ?

 みんなぼうそうさせるから、普通は10歳ぐらいの子どもは専用の先生をつけて、魔法がぼうそうしても安全な所で育てられるのですって!

 でも、わたくしは普通におうちでぼうそうさせましたの!


 でね?勝手に魔力がお外に出て、勝手に動いて、何か大変なことになりそうな気がしましたの。

 だから、わたくしはその魔力を自分に向けて使いましたのよ。

 そしたらびっくり、光が歪んで、わたくしの姿を隠してしまいましたの!

 ……お部屋の中から隠れて、こっそりお部屋を抜けて、メリーのお部屋へ遊びに行こうと思ってたからかしら?

 隠れようと思った時に魔法がぼうそうしたせいで、 わたくし、誰からも見えなくなっていたみたいですの……。

 ただ、それだけなら近くの誰かに、いえ、メリーの部屋までたどりついて「見えなくなってしまいましたの!」って言えば大丈夫だったはずですの。

 でも、わたくしはそれと一緒にじゅうりょく?の魔法もぼうそうさせてしまって……。


 からだが重くなってうごけなくて、光の魔法で誰にも見つけてもらえなくって……。

 息も苦しくて、怖くて、でもわたくしには何もできなくて。

 なんどもメイドや他の使用人が通りかかったのに見つけてもらえなくて。

 わたくし、もしかしたらこのままここで死んでしまうのかもしれないなんて思っていたのに。

 メリーは、そんなじょうたいのわたくしをなんでもないことみたいに見つけて、ベッドに寝かせて、ずっとずっと一緒に居てくれましたの!

 かおも覚えていないお父さまやお母さまなんてぜんぜん頼りになりませんのに、メリーはすごくすごく頼りになりますの!


 しかも!それだけじゃありませんの!

 メリーも8歳でまだ魔法が使える歳じゃないのにわたくしに魔法のせいぎょのやり方を見せて教えてくれましたの!

 わたくしもすごいのですけど、メリーもすごくすごいのです!

 おかげで、わたくしはもう魔法を暴走させることはありませんわ!

 それに、もし暴走させてもメリーがきっとすぐに助けてくれるとわかっていればなんの心配もありませんの!


 それにね?

 めりーはとてもかっこいいんですのよ!

 あのキリっとした目も、薄くて、いつもちょっと笑ってる唇も、頭の右側にくるんんって生えているヤギみたいな巻いた角も、ヒスイ色の綺麗な髪も、わたくしを大事に大事に撫でてくれるやわらかい手も……。

 ふふふ、全部かっこよくて、全部キレイで、全部わたくしのものですの!

 

 そう、メリーはわたくしのじじょ。

 ずっとずっと、ずぅーっとわたくしといっしょに居てくれるわたくしのじじょ。

 大好きなメリーが居れば、わたくし他に何もいりませんの。

 いえ、むしろメリーしか居なくなればってずっと思ってますの!

 だって、そうすれば……。

 わたくしは、メリーの作ったごはんを食べて、メリーの用意したお風呂に入って、メリーを抱いてお布団で寝る毎日が送れるでしょう?

 そして、メリーもわたくしの事だけを見てくれるでしょう?

 

 そんな日がいつか来ないか、わたくしずっとずっと願っておりますの。

 

 ……あ、でも。

 メリー以外誰も見てない時に、じゃまなお洋服を脱ぐとすぐに怒ってくるところだけは困ってますの。

 お洋服はじゃまですし、メリーにははだかを見られても気にならない……いえ、ちょっとこしのあたりがうずっとしていいかんじになりますのに、どうして怒られるのでしょうか?


☆★☆★☆★☆


垣間見えるヤンデレの片鱗……。

あと地球のクセに天使とか角生えてるとか何やねんという疑問もあるでしょうが、徐々に説明を挟んでいきますので詳細が明かされるまでお待ち下しあ。


あと、悪役令嬢やら王妃がどうこうタイトルについてますがこの作品は政治劇ものでも学園モノでもありませんのでその辺りご了承ください。


ということで、次回「歴史の授業」

更新予定は6月1日20時となっております。

どうかよろしくお願いします。


今作は週2~3話、月10話ぐらいのペースで連載していけたらと思いますので、どうかよろしくお願いします。


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