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エレメンタルワールドⅡ~統合記録・波~  作者: ゆめみじ18
第4章「アンケ実力編」今現在歴2030年4月3日〈水〉

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第81話「起・ノートは検索出来ないんで」

 今現在歴2026年5月14日〈木〉12時ぐらいの新大阪駅に着いたご一行。

 桃花、ブロード、レイシャ、リスク、スズ、ミュウ。

 ここにいられる時間は約1時間ぐらいでそう長くは無い、すぐに日帰りで小田原まで帰らないといけないので。

 新大阪駅東口で皆で肉まんとたこ焼きを6人分を早々と食べている時間が刹那的にじっくり時間がスローモーションで進む……。


 アナログノートが〈悪さ?〉しているのなら、そこを修正することは出来る。まあノートに書いて修正するか、デジタルタイピングで修正した方が手軽なのだが有効なのか解らないのでその議論は後回しだが。まずだいたいこの四重奏なら内容は知ってるしノートを開けば解るだろう。ということで桃花先生。


「とはいえ〈あのノート?〉〈過去のノート?〉なんと言えば良いか解らないが。ノイズだらけなのは知ってる、気まぐれ、誤解、認識ミスが鏡映しに反射してるわけね? とは言え、何処が不都合か、どのへんが困っているのかノートは語らない、なので今度は〈ノートの方から語って貰いましょう〉、今の力量なら出来るはずだ」


「つまり、外の皆に〈ここの文章困ってるんで何とかして下さい〉って言葉で言ってもらう感じじゃな。まあそれはOKかな、検索機能もページ番号も無いんじゃ、1人で探すには無理過ぎるし……」

 GMミュウもこれには同意する、アナログ時代とは言え、それだって膨大だ〈ノートが喋ってくれないと〉見つけることすら困難である。理解不能な文字や絵は、解読して理解することすら出来ない。


「1人で治すのが難しいなら、ジャンプ・マガジン・サンデー・チャンピオンに、お手本の文字を書き写す事によって、現状の緩和は出来るはずだ」

 ブロードもこれには賛成、罪とは書いた記憶はあるが、罰と書いた記憶が無いので、ここもノートの擬人化?に、ココはこういう意味ですか? と聞いてくれた方がこちらとしても助かる。

 あとデジタルならすぐに治せるのだがノートじゃなきゃ行けないとかも解らない。そんなところ。


 

 というわけで、桃花先生は魔術師として? ノートを擬人化した。ノートは喋り出す。何故かことさら電気の届かない太陽の下で……。

「おおきに! えっとな! リクション=S=リスク、または信条戦空の〈思った事をそのまま喋ってる〉のが困っとりやす!」


 神楽スズはたまらず記憶を掘り起こして。

「あ、バカじゃん」

 と、言ってしまった。思い出したと言っても良い。


 リスクは「心外だな」と言った。リスクは中学生に入ってから多少知恵がついた、咲ほどではないが。流石にノートが勝手に動くのは想定していなかった。想像もしていなかったし、1日単位で回復してまた再利用されるのも考えが及ばなかった。


 桃花はとりあえず〈直情〉は良くないなと思い、かと言って〈立ち止まっての思考〉だとそのまんまだし、〈本音と建て前〉だと二面性が出てしまうのでそれも違う。リスクに裏表が無い正直者なだけだ、それを一拍考えてから喋って欲しい。とかだろう。


「ん~、じゃあノートにはこう書くかなあ~」

 善人としての桃花は〈リクション=S=リスクは、一拍考えてから喋る正直者〉とノートに書くことにした。


 あとミュウも付け足す。

「どうせ出て来ると思うけど〈殺す〉とか〈死ね〉とか普通に書いてると思うから。私は0から1を生む力が望みであってそれがノートに書いてない可能性が高い。それも書いても良いが、〈生きる流れを作る〉という意味では〈このノートに書いた名は生きる〉と書いて欲しい」

 ミュウはそう言うが、桃花が微妙に現代だとミュウの能力が通用しないと思った。


「ミュウちゃんその願いは解るけど、能力じゃなくて権能じゃない?」

 権力によって世の生を育む力を養いたい、もしくは加護か、名前は色々ある。重要な故に拘りたい所……。

「心意か魂意のどっちかだと思うんじゃが……正直魂は後付けじゃから初心に帰って心意かな……」


「じゃ心意か……」

 そう言って、桃花先生は〈ミュウは0から1を生む心意がある〉とノートに書き記した。


 ノートの擬人化関西人が「ほんで」と付け加える。

「双子の魔法使いの〈全ての空が繋がってる〉ので、そこを反魂とかあの2人を帰すとか何とかして欲しいです」

「あぁ、アレか……」

 桃花は記憶を遡る。確かアレは大学時代の授業中にノートに物語を書き記したんだ。妄想や想像では、確かアメリカ同時多発テロがテレビで騒がれた時点、そこから〈どうして世界はこんなに平和にならないの?〉みたいな発想から生まれたのが双子の魔法使いの物語だ。

 確か発想と、書き記したので時差がある。


 2001年に事件が起きて、2006年から2008年のどこかだ。

 つまり2001年ではイメージ、2007年でノートに書き記したアナログが悪さをしている。それの処理。

「名前覚えてるわハト&ハーブ、あの時ダンススズちゃんが亡くなった事件だね……」

 そこまでは覚えてる、そこから先はちょっと覚えて無い。


 ゲーム進行役のミュウもそれをちゃんを聞いた。

「わかった、まずハト&ハーブを家に帰そう。それだけは約束する、ダンススズは……まあ行ってから考えるわ」

 そうして、再び大阪駅の内側。ノートの擬人化は駅の入り口まで見送ってくれた。ミュウはこのノートの精霊というかそんな輩に言う。

「じゃあな、関西は任せた」

 余計な事は一切言わずにそれだけ……。

「お任せ下さい、ほなサイナラ!」


 桃花と四重奏は大阪から小田原へ帰った……。


 そして小田原駅へ到着、何か解らんが切符使ったので改札は出られた。

「さて、ここで消えるか」

 桃花は皆にそう言う、ドアの世界の移動手段はドア経由なのである。

 レイシャがちょっと不満そうに文句を言う。

「でもさー、移動手段がトイレのドアってどうなの?」


「しょうがないじゃろ、他の自動ドアはガラス張りで透明なんじゃから……」

 咲の時もそうだった、手軽なドアがトイレ以外無い……。元より不思議な魔法みたいなものでそんな都合のいいものでも無かった。


 小田原駅で消えれば高校時代も、関西へ行く経路でも、今回の大阪での経路でも使えるちょうど中間地点なのだ。

「……まあ長居しててもあれだし、未来人はさっさと未来へ帰りましょう」

 桃花が用事は済ませた、と先導し、四重奏を導く。

「あっという間だったな」

 とリスクはアクビをし。

「もっと長く居たかったなあ~」

 とスズは名残惜しそうに。

「また食べれるかな? 肉まんとたこ焼き」

 とレイシャは食事の話をし。

「桃花先生、ありがとうございました、俺らだけじゃここまで繋げられませんでした」

 と感謝を言う。


「……ま、いいって、あんまやんないぞ?」

 行って、6人はそれぞれドアへ入ってゲートという名の門をくぐり。

 今現在歴2026年5月14日から今現在歴2030年4月5日〈金〉へ戻った。


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