俺/アタシと憑依
物語の進行上、残酷な描写が出てくる可能性がでてきたため設定を変えました。今のところまだ出す予定はありませんが、突然の勝手な変更を誠にお詫び申し上げます。
~浩一SIDE~
「おにーさん・・・。」
「・・・。」
俺は今、布団の上にいる。その上には・・・真樹がいる。頬を赤く染め、蕩けた目をした真樹が・・・俺の上を覆いかぶさっている、いわば俺が真樹に押し倒されている状況だ。
「おにーさぁん・・・。アタシ・・・もう我慢できないのぉ・・・。」
「・・・真樹・・・。」
真樹はそっと・・・顔を近づけてきた。そして彼女は甘い声で言った・・・。
「アタシと・・・ひとつになろぉ・・・?」
彼女の言葉に・・・俺は、こう答えた・・・。
「普通に憑依させてくれと言えんのかね君は。」
「えへへー♪雰囲気づくり雰囲気づくり♪」
「俺の死亡フラグ立ちまくりの雰囲気じゃねーか!」
このシーンを雫さんと光さんに見られたら俺は確実に闇に葬られる。それだけは確実に阻止せねばならない!
「いいからどけ!」
「むー、わかったよー。」
そういってようやく真樹が俺から離れた。そうすることで俺はようやく聞くことができた。
「・・・で?どういう事なんだ?突然憑依したいなんて。」
俺がそう聞くと、真樹が答えづらそうにもじもじしたが、やがて口を開いた。
「いやー、あたしって幽霊じゃん?」
「何当たり前のこと言ってんだ?」
「そのー・・・幽霊なら憑依できるかなーと思って・・・。」
「パーカーみたいな形になって?」
「うん、この流れでそういったボケが来るのは読めていたよ。」
真樹がバッチリミナーな幽霊になったら変身できるかなー俺。あっいや、あれ正確には魂みたいなものか。眼〇用意しねーと。じゃなかった。
「じゃあ最初からクライマックスになって?」
「イ〇ジンでもないよ!!」
「ジ〇ン・〇ノン暗殺事件?」
「そっちのほう!?ってそうじゃなくてー!!」
ふむ、そろそろ真樹がお冠になるかもな。この辺にして真面目に聞いておくか。
「そんで?憑依できたらどうすんだよ?」
「えっえっとねー、そのー・・・。アタシ・・・外に出てみたいと思って・・・。」
・・・それならそうと初めから言えよ・・・。言ってくれたらボケなかったのに。てゆーか
「そもそもお前、出れねーのか?」
「うん。どうやらこのマンションから出れないみたい。」
俗にいう地縛霊みたいなものか。あれって確かその地に強い思いがあるとなるものだったっけ?
「アタシ、死んでからずっとここにいたから、一度でいいから外に行ってみたいと思って・・・。」
確かに、死んだからと言ってずっとここにいたらそりゃ退屈かもしれねーな。だったら俺の答えは決まっている。
「いいよ。」
「・・・えっホント!?」
「そりゃーお前がどうしてもっていうのなら・・・な。」
「ありがとーおにーさん!!」
まーこいつの役に立てるなら・・・良しとしよう。
「・・・行くよ、おにーさん。」
「・・・ああ。」
俺がそう答えると、真樹が勢いよくこちらに突っ込んできた。そして、
シュバァァァァァァァァァァン!!!!!
真樹が俺の中に入ってきたとき、俺の意思は沈んで行った・・・。
~真樹SIDE~
「う・・・うーーん・・・。・・・あれ?」
なんだか頭がボーっとする。けどアタシは自身の違和感に気付いた。アタシは今、地面を踏んでる感触がある。ためしに自分の体を触ってみると、体の感触がある。触っているという感覚もある。そして最後に洗面所へ行き、鏡を見てみると、そこに映っていたのは・・・おにーさんの姿だった。
「もしかしてアタシ・・・成功した?」
・・・やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!だーーいせーーいこーーーーーーう!!!!!!
まさかほんとに憑依できるとは思わなかった!アタシもやればできるんだ!
「あっそうだ!おにーさん大丈夫かな?」
『大丈夫だよ。』
「うわっ!お、おにーさん!?」
突然頭の中からおにーさんの声がしたからびっくりした。まさかこの状態でも会話ができるとは思わなかったのだ。
『どうだ?憑依できた感想は。』
おにーさんがその質問をしてくるのは読めてたし、答えも決まっている。
「もうすっっっっっっごく最高!!」
『そうか。なら久しぶりの外の世界を堪能してきな。』
「うん!」
こうしてアタシは多分かなり久しぶりに・・・・・・・・・・外の世界への扉を開けた。
次回はその続き




