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アタシ/俺と外出

久しぶりの更新です。暇つぶしにどうぞ

〜真樹SIDE〜


おにーさんの肉体(からだ)に憑依することができたからか、それとも久しぶりの生身の体を得た嬉しさからか、とにかくアタシはとてもハイテンションだった。


「イエーイ!もうすっごくサイコー‼︎」


『わかったからさっさと行くぞ。時間ってのは沢山あるようで無いんだから。』


「あ、そうだよね!わかった!」


おにーさんに窘められて正気に戻ったアタシは早速玄関に向かった。


「よーし…久しぶりの外の世界…いっくぞー‼︎」


アタシは気合を入れて、玄関のドアを開い…


ガチャ


カッ‼︎






バタン


「さーて、バト◯イドウォーのレベル上げをしよ…」


『オイオイオイオイ!外に出るんじゃなかったのか⁉︎』


引き返したアタシの頭の中からおにーさんの怒声が響いた。だって…


「だって外があんなに眩しいだなんて思わなかったもん!あんなに古代の光の巨人みたいな激しく強い光を浴びたら体がドロドロに溶けちゃうよ!」


『お前はどこの青色夜型宇宙人だ!つーかわかる奴いるのかコレ⁉︎』


「とにかく今日は外出止め!徹夜でレベル上げするもん!」


『諦めるな‼︎てか止めろ‼︎明日の仕事に響く‼︎』


こうしてアタシとおにーさんの口論が続き、そして…


『その顔はなんだ!その目は、その涙はなんだ!お前がやらずに誰がやる‼︎』


「うう〜…わかったよ〜…。」


こうして某7の人の名台詞並みに厳しい言葉を浴びせられたアタシは渋々ドアを開け…




今度こそ外の世界に出た。


最初は本当に眩しかったけど、段々その光に慣れてきた。そして外の世界は…


アタシの想像以上にスゴかった。


「何これー!すっごくキレー!ビルも高ーい!」


高いビルにオシャレな街並み、キレイな広場に美味しそうなお店、何から何まで本当に驚きの連続だった。よく田舎からきた人は都会に驚くと聞くけど、今のアタシはその気持ちがすごくわかる。


『田舎者みたいな反応してんなお前。』


「う、うるさい!だって本当にすごいんだもん!」


おにーさんに指摘されてちょっとムッときた。


『…で?行きたい所は無いのか?』


唐突におにーさんが聞いてきた。…行きたい所か〜…だったら…。


「鏑◯諸島!」


『無えよ。』


「じゃあ降◯山!」


『無えって!せめて実在する場所を言え!』


「大阪城!」


『今から行けるか‼︎近場にしろ‼︎』


「う〜〜ん…じゃあ適当に歩いて見つけたらそこに行く!」


『…まあそれが妥当だな。』


と、いうわけでアタシ達はテキトーにぶらつくことにした。う〜ん、ど〜れ〜に〜し〜よ〜う〜か〜な〜…あ、いいお店発見!そこにしよ…


『ちょーーーーっと待てい‼︎』


「うわっ!」


入ろうとした瞬間、突然おにーさんの怒声が響いた。


「うう〜…何するのおにーさん!」


『…お前、今誰の肉体使っているのかわかってんのか?』


「?おにーさんの肉体でしょ?」


何を当たり前のことを聞いてるんだろ?そう疑問に思っていると再び怒声が響いた。


『お前な…どこの世界に女性専門の洋服屋に入る男がいるんだ!』


…あ、そうだった。今のアタシは男の人(おにーさん)だった。ハイテンションのあまりすっかり忘れてた。


『まったく…俺を社会的に抹殺する気か。』


「ごめんごめん。あ、ねえねえ!あれはどう?」


とアタシが指を指したのは、オシャレそうなカフェだった。


『まあ、そこだったらいいけど。』


よし、おにーさんの許可が出た。早速アタシはそこに向かった。

『NEXUS』と呼ばれるそのお店はとってもキレイでメニューも豊富だった。どれにしようか迷ったけど、一番人気のパフェを選び、おにーさんも賛成したのでそれを注文した。


「う〜ん!お〜いし〜♡」


『俺は羨ましいが…まあいいや。』


「えへへ〜♡ありがと〜♡」


パフェを完食して立ち上がり…


「ごちそうさま〜。さ〜てと…かーえろっと。」


『ん?もういいのか?帰っても。』


「ん〜?い〜よ〜。だって…










おにーさんとお出かけできて、すっごく楽しかったから♫」


『…そうか。』


こうしてアタシ達は家に戻り、そして…


「じゃあ、離れるよ〜。」


『ああ。』


シュバァァァァァァァァァァン!!!!!


アタシはおにーさんの肉体から離れた。





〜浩一SIDE〜


「…ん…ここは…。」


目を覚ますとそこは…見慣れた俺の部屋だった。そして俺の目の前には…見慣れた幽霊がいた。


「…たまになら俺の肉体を貸してやるよ。」


俺がそう言うと真樹は…




「…うん!約束だよ!」


と、嬉しそうに頷いた。





「羨ましいわ浩ちゃん!私も真樹ちゃんとお出かけしたかったのに!」


「そうですよ烏間さん‼︎僕だって真樹君と一つになりたかったですよ!」


…後日俺は雫さんと光さんに責め立てられた。

1日遅れてしまいましたが、今回の話は七月十日の「ウルトラマンの日」にちなんで投稿しました。なので一部ウルトラネタ満載です。

作者(わたし)は幼い頃からずっとウルトラマンを見ており、そのおかげで私と言うアイデンティティーが形成されたと言っても過言ではありません。今もそれは変わりません。

今年でウルトラマンは生誕50周年を迎えました。地球を、そして宇宙を守る為に彼等はこれからも活躍し続けるでしょう。そんな彼等に、世界が…いや、地球が誇るヒーローとしての活躍の応援と、先程の感謝の意を込めて私は言います。


「ウルトラマン、生誕50周年おめでとう。そして、これからもよろしく!」

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