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私と出会い

今回は雫さん視点。

 毎日がとても退屈していた。お昼過ぎに起きて顔を洗い、冷蔵庫の中の適当なおつまみを食べておなかを満たし、適当にテレビ番組を見ながら時間をつぶしてから仕度を整え、夕方過ぎに家を出て勤め先のキャバクラに向かう。そしていつものように中年のおじ様相手に接待をする。営業時間が過ぎて帰るころにはもう深夜。自宅に帰り、シャワーを浴びてそのまま眠る。そんなビデオの巻き戻しみたいな何の変化もない毎日の繰り返し・・・。





 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・かわいい女子高生と遊びたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!


 傍から聞いたら変態扱いされかねない願い(というか願望)を心の中で叫んでいる。

 私が女子高生好きになったのは小学生のころだった・・・。登下校の最中に見かけた女子高生を見たときこう思った。


 (・・・わあぁぁ・・・なんてきれいなんだろう・・・。)


 さまざまなコスメやアクセサリーを着けてる彼女たちを見て、心の底から綺麗だと思い、そして惚れた。それはもはや一般で言う街中でイケメンを見かけたような感覚だった。そして私は思った。


 (大きくなったらあの人たちみたいな女の人に恋をしたい!)


 それは小学生の私の大きな夢だった。

 しかし成長するにつれ、それは世間や常識が許さないと理解したため、私はその夢を諦めざるを得なかった・・・。でも自分自身が女子高生になってから、可愛く可憐な女の子たちとたくさん友達になれて幸せな日々を送った。それでもやはり法律の壁が阻害し、結局友達のままで私たちは卒業し、大学にいっても何の変化もないまま卒業してしまった。

 大学の卒業後、私は実家から少し離れたキャバクラに就職した。私は自他共に認める容姿の持ち主であり、接客術も得意なため簡単に採用された。それから何の変化もない毎日が始まった・・・。



 それからある日、私は職場近くのマンションに引っ越した。このマンション・・・『ムーンライト』は立地もよく、コンビニも近くにあったのでここに住むことにした。しかし入居者が極端に少ないのはなぜだろう・・・?



 その答えはすぐに理解した。

 越してきた翌日、ゴミ出しをするために早起きしたらお隣さんと会った。確か彼の名は烏間君だったね。20代ぐらいで工場に勤めてると聞いた。


 「おはようございます雅さん。」


 「おはよう烏間君。もう仕事に行くの?」


 「都合上朝が早いので。」


 「あら、そうなの。体壊さないように気をつけてね。」


 「はい。ではこれで。」


 朝早い時間に行くなんて・・・真面目な子だなー。そう思いつつ部屋に戻り、ベッドの上に寝転んだ。今日まで休みもらっているから少し寝よう・・・。



 しかし、目を覚ました頃は夕方過ぎだった。


 「いけない!!買出しに行かないと!!」


 そう思いあわてて仕度を整え部屋を出て外の廊下を見たら、そこには・・・










 「・・・え?」


 「・・・え?」


 そこには一人の・・・女子高生がいた。しかし普通のじゃない。なぜならその子には足が無かった・・・・・・からだ。そう、その子は幽霊だった。しかし幽霊だろうと関係なかった。

 だって・・・だって・・・その子はすっごく・・・すっごく・・・!





 「かぁぁぁぁわぁぁぁぁいいいいいいぃぃぃぃぃぃーーーーーー!!!!」


 私は思わずその子に抱きついた。


 「あなたすっごく可愛いわ!!嘘っ!?しかも触れる!!あっでも幽霊だからかな?体冷たいわね。でもそんなの関係ないわ!!可愛ければ問題ナッシングよ!!あなたなんて名前なの!?教えて、教えて、教えて!!」


 そして私は思わずその子の肩をつかみ、大きく前後に揺さぶってしまった。


 「助けてぇぇぇぇ!!!!おにーさぁぁぁぁーーーーん!!!!」


 ・・・結局烏間君が帰ってくるまで私の質問攻めは続いてしまった。


 烏間君の部屋で晩御飯をご馳走になった後、彼から幽霊ちゃんのことを聞いた。彼女は『真樹』という名前でそれ以外覚えておらず、成仏するまで彼の部屋にいることを聞いた。ちなみにこのマンションの(可愛い)大家さんである天野 美月ちゃん(可愛い)も知っているとのことで。


 「・・・と言う訳なんです。」


 「ですー。」


 彼等からこの事を聞いて私は・・・





 「なら私も手伝うわ。」


 と言った。


 「ほ、本当ですか!?」


 「可愛い子が困っているもの。放っておけないわ。」


 可愛い女子高生の手助けになるのなら本望だもん!!


 「あ、ありがとうございます!雅さん!」


 「『雫』でいいわよ。私も『浩ちゃん』、て呼ぶから。』


 「え、えーと・・・ありがとうございます雫さん。」


 彼が照れながらお礼を言った。ちょっと可愛いかも。幽霊ちゃんには劣るけど。そして幽霊ちゃんもお礼を言った。


 「ありがとーございます!おばさ」










 ビシッ!!


 「・・・お、おねーさん・・・。」


 「あら嫌だ、グラスにヒビが入ったわね。ごめんね浩ちゃん。弁償するわ。」


 「・・・い、いえ・・・別にかまいませんよ。あ、あっはははは・・・・。」


 「ほんとにごめんねー。これからもよろしくね、ま・き・ちゃ・ん☆」


 「よ、よろしくお願いします、おねーさん・・・。」


 なぜか二人は怖がっているように見えるけど、キニシナイデオクワ。

 でも、この二人・・・元い真樹ちゃんと一緒なら退屈な毎日も楽しく過ごせるかも!


 「・・・とんでもない人に目ェつけられたかも・・・。」


 「・・・そうかもねー。」


 「何か言ったかしら?」


 「何でもありません!!!」×2 

今までで一番長くなってしまったかも・・・。

次回は王子視点。

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