ゴーレム対戦
「お、こいつは複数人で賭けられるから遊べるぜ」
見つけた賭博は『ゴーレム対戦』
何かのミニゲームタイトルかな?
魔法使いの集団が経営している賭博らしい。
ルールの方はというと・・・・・・。
「えーと、4人で争われるトーナメントで、まず素材をくじ引きで決めます。20分の投票時間の後、順次対戦が行われ、1、2、3、4位が決定します」
「順位を的中させればそれに応じた倍率で支払いが行われます。ですって」
トニーが張り紙を読んで、ゲームの説明をしてくれた。
「賭け方は単勝、連複、連単、4連単ですってよ」
「4連単っていうのは全部的中っていうことだろ? けっこう厳しいな」
「まあ単勝でいいじゃないんですか? 最初は」
ということで現在は休憩時間らしい。
大きな体育館のような場所だ。現在はその2階席。
2階席というか、戦いが行われる場所がくぼんでおり地下だ。
俺たちの強化された視力ならば目視で十分観戦できるだろう。
ちなみに、いつもの巨大な魔力式モニターが一番奥にあり、それを見れば勝負の結果などの情報は放映されている。
『抽選の時間だ! さあ何がでるか!』
魔力マイクで拡声された実況。
『1番、ペンタ選手、引いたのは木材! これはシタタン角材だー!』
シタタンという木材が何を示すのかはわからないが、実況のテンションからおそらく当たりの部類だと推測された。
『2番、ゼルト選手、引いたのは・・・・・・ゼリー。これは受け型にするしかないだろう!』
「受け型ってなんだろうな?」
「戦う戦略、戦法があるのでは?」
そもそも戦いが始まってくれないと、何が行われるのか具体的なことはいまのところわかっていない。
『3番、オピア選手、引いたのはガラスだ!』
鋭くて脆い。かなりピーキーな性能になるのではなかろうか?
『4番、ルクラク選手。今月勝率トップの彼は何を引くのか!? 引いたのはゴム! 最強の彼に最強の素材が組み合わさってしまったー!』
くじ引き終わり、投票タイム。
4倍が適用され、最低額が40ローナになっている。
「4番のやつは1.5倍かよ」
「最強とか言われてましたからねぇ」
ちなみにオッズは変動制でなく、決まっていた。
おそらく全部を合わせると90%くらいの戻しになるのだろう。




