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守る番

「では、ワタクシが攻め込む番です」

「いいぞ」


 俺はトラップマスをどこにするか考える。

 初めてのゲームだから、今回はある程度適当だ。

 テーブルには衝立が置いてあり、今はプリモの顔をうかがい知ることはできない。


「あと6分でトラップの位置を決めてください」


 時計を持ったジャッジがそう告げてくる。


(どこにする? 1-のマスに置くか? 後半にまとめてか?)


 14個あるトラップ。

 アウトになるトラップは6つ。

 他のトラップは場所を強制移動させる転移トラップが6つ。

 あとの2つは探知の魔法の権利を1つ失わせるものだ。


(ここと、ここ。ラストの抑えに・・・・・・)


 置いた場所。

 アウトマス。2-2、4-8、5-5、6-6、8-4、10-5。

 転移マス。1-6、3-3、4-4、6-4、7-7、9-5。

 権利失効。2-5、4-5。

 これをどういう基準で置いたか。

 簡単で、-1のマスは詰まったとき動く先が少ないからおそらく行かないという予想。


「決まったぜ」


 ジャッジにマスの内訳がメモされる。

 衝立が外され、プリモの自信満々な顔が現れる。


「・・・・・・いきます」

「チェックしなくていいのか?」


 プリモのミニチュアはこいつそっくりの女冒険者と思われるものだった。

 おそらくゲーム用の特注なのだろう。


「いりません!!」


 威勢のいい言葉と共にミニチュアがドンと置かれた。

 置いたのは1-5。

 そこにはトラップを仕掛けていない。

 しかし、1マス横と1マス先には転移マスと探知権利失効マスがある。


「セーフだ」

「では、ど真ん中を通らせていただきます」

「探知しないのか?」

「温存しておきます」


 プリモはミニチュアを2-5へと進ませた。


「・・・・・・罠がある」

「・・・・・・でしょうね」

「1つ探知の権利を失ってもらう」

「あら。それなら別に大したことありませんわ」


 探知権利を7回に減らした。


「まだ進みます」


 3-5。


「・・・・・・なし」

「ではもう一歩」


 4-5。


「罠、探知の権利を減らしてもらう」

「これで1つの罠は潰しました。あとは怖い罠しかないのでしょう」


 あと6回の罠探知を使わせれば、あとは運否天賦の勝負に持ち込める。


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