第2章2話
私の名前はkuva、ごく普通の大学生である。
かつてかるーあ国でみたんに転生して世界を救ったのは昔の話である。
またしても不意な事故でかるーあ国に舞い戻ってきてしまって、今度はみたんではなくゆいPになってしまったのだ。
運命の女神が言うには伝説の鳥を探しに行かないとダメらしい。
伝説の鳥を探す為に仲間を集めようとギルドまで来たが、ギルド長であるビビから紹介された三銃士に閉口するのであった。
肉汁を「にくじる」って読む人の方が信用できる。
本来なら「にくじゅう」って読むのが正しいらしいけど、気取ってるんじゃねーよ、クソ野郎ども。
「にくじるじゃなくにくじゅうって読むんですよそれ」って、どっちでもいいだろが。
でも一段落は「いちだんらく」って読んでよ。
あえて「ひと段落」って表現する人いるけど、死ねばいいと思う。
ビビに紹介された三銃士は思っていたのと違った。ガンナー三銃士って、ガンナーの意味は銃士なので重複してるよね。
いや、冷静に考えてみろ、全員は無理だがayahはかるーあみるくの騎士団長でマキナは前の黒幕の手先、ソーニャはラーメン屋じゃないか。
この中で選ぶとしたらayah一択だ。
いや、マキナも前の事に目を瞑るなら選択も有りか・・・無いな。
ラーメン屋は補給係としては役立ちそうなので選んでも損は無いな・・・いや、違うだろ。
しかし、ラーメン食いたくなってきたな。
ビビ「この三人をどうぞ。彼らが居れば百人力でしょう」
ゆいP「頭悪いだろ」
ビビ「そんな酷いですぅ」
ゆいP「普通はこの三人の中から一人選べって小木戸博士は言うけど、三人の、しかも同じ属性を押し付けるのはどうかと思うぞ」
三銃士「その言い方は酷い!」
ゆいP「ひどかねーよ、ガンナー三人も必要か?一人いれば十分でしょうが」
ソーニャ「ラーメン美味しいよ」
ゆいP「美味しいけども!」
三銃士「とりあえず一緒に伝説の鳥を探しに行きましょう!」
ゆいP「いやぁ・・・別な人選んでいいですか?」
ビビ「え!?なんで?」
ゆいP「分かるだろ」
三銃士「ダメです!もう決まってしまいましたから」
ゆいP「決めるのは私なのだが」
ビビ「他の人はもう別のパーティを組んで出かけてしまいましたよ。残ってるのはこの三銃士だけです」
ゆいP「なんで残されたか分かった気がするよ」
三人組を押し付けられたゆいPは仕方ないと肩を落とした。
何事も悪い方に考えるのは良くない。
このパーティになれたことを幸運と思わなければ先に進むのは難しいだろう。
腐ってもかるーあ国の仲間という事実は変わらないのだから。
でも、なぁ、分かるだろこの「コレジャナイ感」を。
・・・さて、どうしたもんかな。
ゆいP「今日は色々ありすぎたんで休むよ。それでは解散~」
進行が早すぎて頭が付いていかず、オーバーヒートしそうだ。
休んで現実逃避したい、寝て起きたら元の世界に戻っていますように、そう願って眠りたい。
三銃士には目もくれずギルドの扉から出ると、もう日が落ちていた。
何にもしていないのに時間だけは費やされているなぁ。
また大変なことに巻き込まれちゃうんだろうか。
どうにかして欲しいわ。
愚痴りながらマイルームへ移動する。
振り返るとあの三銃士が後からついてきていた事に気づいた。
ゆいP「なんでいるの?」
三銃士「一人は皆のために、皆は一人のために!」
各々愛用の武器を掲げ、誇らしげに叫んだ。
ゆいP「はいはい、仲間意識が強いんですね。お疲れ様です。また明日」
三銃士「私たちは一心同体、いかなる時も一緒に過ごすと決めているのです」
ゆいP「かなり重いわ。一人にして」
三銃士「それはできません。私たちは一心同体。いかなる時も一緒に過ごすと決めているのです」
ゆいP「いや、ここ私の部屋なんですけど」
三銃士「知っています。私たちは一心同体。いかなる時も(以下略)」
やばい奴に洗脳されてる?
同じ事しか繰り返さないんですけど。
困惑するゆいPを見ていたマキナが「このテイストは受けが悪い」と三銃士の二人に伝えた。
頷くayahとソーニャ、嫌な予感しかしないのだが。
ayah「私たちは一心同体です、いいね?でも今日はここでお休みだよお嬢様」
マキナ「そうですともお嬢様!今日はお疲れでしょう、早くお休みくださいませ」
ソーニャ「夜食のラーメンをお待ちどおさまっ!」
眉間に皺をよせ、明らかに不快な表情を浮かべてしまったkuvaことゆいP。
明日もこいつらと共に行動しなければいけないのか。
いや、別の仲間は酒場やギルドしかないとは限らない、思い当たるところはある。
さっさと追い払って寝よう。
三人を追い出し、マイルームのドアを閉めた。
うん、もしかしたら今起こっている現実が夢で、起きたら現実世界のkuvaに戻っているかもしれない。
一縷の期待を胸に秘め、ベッドに潜り込んだ。
しばらくすると、何者かの声が聞こえてきた。
これは、夢の中?
いや、部屋の中から聞こえる。
ゆいP「お前ら、何で部屋の中にいるんだ」
三銃士「あ・・・・わ、私たちは一心同体!こうしてゆいPさんを守っているのです」
ゆいP「必要ないから、ね。で、どうやって入ってきたんだよ」
ayah「これで開けました。ビビがくれた」
合鍵・・・この部屋は最早かるーあ国の支配下にあるというのか。
私もかるーあ国の一員(偉い人)だったのだが、今は落ちぶれてしまったから仕方ないことか。
どうしてもこの三銃士を私とくっつけたいらしいな。
まぁ、従順なら良いようにも使えるだろう。
しかし、どうしてだろう頭がクラクラしてきた。
三銃士「大丈夫ですか?」
ゆいP「ダメかもしれない」
ソーニャ「早く休んだ方がいいですよ」
「お前らのせいだ」と言う気力もなくなりベッド座り込む。
今日急に転生してきたわけなので頭が混乱しているのか、そりゃそうだ、こんな出来事受け入れることなんて普通の人間には無理だろう。
私は二回目なのでどうにか正気を保っているがな。
ゆいP「頭痛いから寝るからな。お前らは・・・もう、好きにしろ」
三銃士「やったぜ!一人は皆のために、皆は一人のために!」
意識が遠くなっていく。何かに吸い込まれるような脱力感。
暗いはずなのに瞼の裏に残光が見えている。
眩しくて強く目を瞑ろうとしたが消えることはなく、より一層明るさは増している。
いい加減止んで欲しい、しかしまだ眩しい、どうしてだ?
恐る恐る目を開けてみた。
そこはマイルームではなく太陽の下で身動きが取れない私がいた。
「ここは?あれ?なんでこんなところに?暑っつい」
何かが私の上に被さっている。
これがあるから動きづらい。
ん、これで、どうだ。
枷になっていたものを外す、ここはどこだ?
それにしても喉が渇くな。
水は・・・水はどこだ?
辺りは見知らぬ光景が広がっている。
どうしてこんなところに居るんだ?
誰か、誰か居ないのか?
声を発しようとするも口内が渇きへばり付いた舌が許さなかった。
誰か・・・水・・・どこだ、ここは・・・。
よろめきながら歩いたら、偶然にも水の湧き出ている場所を発見した。
ああ、水だ、水、助かったぞ・・・
両手で掬い取り一息つく。
それにしても何なんだこの状況は。
俺はマイルームで寝てたんだぞ。
それに・・・それに?
この感覚は・・・何か懐かしいような・・・
なんだ、まさか・・・そんなはずはない・・・
透明な湧き水の溜まっている場所が太陽に照らされて、一瞬顔が反射して見えた。
「え・・・みたん・・・?」
目が覚めた。
体中汗で濡れている。
嫌な夢を見た。
いやにリアルな夢だった。
走った後のように鼓動は早くなっていた。
落ち着け、これは夢だ夢。
水を飲んでもう一度寝てしまおう。
テーブルのコップを取り飲み干した。
あれ?味が変だな。
もしかしたらこの悪夢、早まる鼓動、汗、熱っぽい。
まさか・・・前作のなんとか還元水を思い出して、会いたくないのに震えてしまった。
それか今噂の伝染病か?
ソーニャ「あ、それ昆布水です。身体に良いんですよ。だしにも使えるし」
昆布水ね・・・身体に良いのか。
何か求めてたのとは違うが、身体に良いなら問題はないか。
良いのか?
昆布水って。
ソーニャの昆布水を飲んで落ち着いたが、頭の中はまたしても整理できない状態だった。
しかし、こんな状況でみたんの夢を見るとは。
興奮状態であるのでもう一度寝ることは出来ないだろう。
なんだかんだで夜明けが近いようで、カーテン越しに外が明るくなっているのが分かった。
kuvaことゆいP「ふぅ。これからどうなるんだろう」
眠っている三銃士を見ながら考えてみる。
とりあえず伝説の鳥であるケツァルコアトルを探し出さなければいけないのだ。
マキナ「あ、おはようございますゆいP様。お早いですね」
ゆいP「眠れなかったんだよ、お前らのせいで」
マキナ「それは失礼しました」
ゆいP「・・・ところで、前に起こったもふもふ国ができた時の事覚えてるか?」
一緒に旅をするなら素性を知らなければいけない。
まぁ大体は知ってるのだが、この世界ではマキナはもふもふ国の手先となって苦しめた存在なのだ。
マキナ「ええ覚えています。私が勇敢に立ち向かったのはご存知ないですか?」
ゆいP「ご存知ないですね」
マキナ「それは残念ですね。私の勇敢な姿を見せたかったなぁ」」
記憶の改竄だろうか、マキナはすっかり忘れているようだ。
ayahはどうだろうか。
ayah「昔のことなので覚えてませんね。重要なのは今どうすべきかということ」
なるほど。
過去は振り返らずに未来を見据えているということか。
不安は残るものの多分大丈夫だと思えてきた。
ビビやその他の人々を見る限り以前の記憶とかは無くなっているようだった。
裏切られたら死ぬだろうし、大丈夫だと思える要素は少なからずあるけども、たぶん大丈夫だろう。
頭の中の運命の女神も大丈夫だって言ってるし。
ソーニャはどうだ?
ソーニャ「まだ生まれてませんでした」
まぁいいや、面倒な問答は時間の無駄である。
この三人のうち誰かを引き取ってもらおうと、今日行きたいところがあるのだ。
早速準備をして、と。
ayah「あれ?ずいぶん早い出発ですね。どこに行くんですか?」
ゆいPことkuva「職安だよ」
今の時代、選ばれるのを待つより選ぶ方が賢い選択なのだ。
理想郷を作ろう、この場所ではなく別の場所に。
誰か良い人いるだろう。
マキナ「へぇ~、職安ですか。そういえばマック姫がそこにいますね」
初耳だぞ!
マック姫が職安に?なんで?姫なんだからかるーあ国にいれば安泰なんじゃないのか?
マキナ「ああ、婚活するって言って職安行きましたね」
ゆいP「仕事探すところだぞ職安は。それでどうなった?」
マキナ「pepsyって人と付き合ってるみたいです。かるーあ国と友好関係を築くには良いことなんじゃないですか?」
うーむ、いろいろややこしいけど、とりあえず行ってみるか、職安に。
というわけで職安にやってきました。
夏場の就活は冷たい給水機で水を飲むのが心のオアシス。
整理番号を取り、係員に誘導され面談員に伝説の鳥についてと、同行できそうな人員がいないか問う。
面談員「そう言われましても、ここは小さな国ですので現在はいませんね」
三銃士「私たちは一心同体!一人は皆のために、皆は一人のために!」
ゆいPことkuva「ややこしくなるからやめーや」
ゆいPと三銃士を交互にみる面談員、お前らでパーティ作れてるじゃんとでも言いたそうな顔をしている。
これはダメなやつだ、この三人が居ると話がまとまらない。
面談員「また明日以降きてください」
ゆいP「ちょ、ちょっとまってください!この三人は私とは何の関係もない人です!誰か!誰か同行できる人いないですか!?」
マキナ「皆はゆいPのためにですよ」
ゆいP「うるせえ」
呆れた顔の面談員、何やら騒がしいなと野次馬がやってきて事の行く末を見守っていた。
面談員は席を立ち、「次がありますので」と言って去っていった。
三人を一発ずつ殴ろうかと思った時であった、奥の扉から出てきた人がこちらに気づくとずかずかとやってきた。
「おやおや、珍しい顔が揃ってますね」
ayah「あなたは!マック姫!」
マック姫「おう、みんな元気そうやな。お、こっちは新顔か」
ソーニャ「はい、今三銃士としてゆいP様と一緒に行動してます」
マック姫「ゆいP?」
どらどらと一人ずつ顔を覗き込むマック。
ゆいPと目が合うと不敵に笑みを浮かべるのであった。
ayah「どうしました?」
ゆいP「??」
マック「まじかwゆいPwワロタw」
ゆいP「おい、笑い過ぎ!確かに久しぶりぶりだけども。ぶりぶりざえもんだけども」
マック「こんなところまでご足労なことで、んで、何しにきたん?みたんは?」
ゆいP「そんなことより、なんでこんなところにマックさんいるんですか?」
マック「みたんはそんなことなのか?
んー、就職しにな、ここまできたんやで。そしてここが私の永住地だと悟ったんや」
ゆいP「かるーあ国を捨てて?」
マック「人聞きの悪い事言うなや。私は全ての国の懸け橋となるべくここにいるんやで。みんなのオアシスだってこと知ってるでしょ?」
ayah「確かに」
ゆいP「ここに来た理由は・・・」
マック「いきなり真面目か。んで何しにきたんだ?みたんは?」
ゆいP「みたんは行方不明になってるみたいで・・・ここには伝説の鳥を探すための同行者をみつけにきたんです」
マック「みたんそっちのけで伝説の鳥とな」
ゆいP「伝説の鳥を見つければみたんも見つかると思って」
ソーニャ「私はゆいPさんが伝説の鳥をただ見つけたいだけだと思ってました」
マキナ「確かに、伝説の鳥を見つければみたんさんを発見できる可能性は出てきますね。何でも願いが叶っちゃうっていう」
伝説の鳥であるケツァルコアトルを探し、みたんの行方を問うのが良いのか、それともみたんを探し出しその後に鳥を見つけに行く方がいいのか分からなくなってきた。
でも、頭の中で囁き続ける運命の女神の声はずっと「伝説の鳥を探し出せ」だから優先しなければいけない。
そのためには新たな人員を鹵獲したいのだ。
このマック姫はどうだろう。
姫であり、三銃士よりも役立つはずだ。
ゆいP「マックさん、一緒に伝説の鳥を探しにいきませんか?」
マック「・・・本気か?」
ゆいP「はい」
マック「それは無理ってっものよ。私も伝説の鳥を探しに行くパーティは決まっているのだからな。残念だったね」
三銃士「私たちがいるじゃないですか」
マック「頼もしい仲間がいるじゃないか。羨ましいぜ」
ゆいP「あげます」
マック「遠慮する。まぁ旅支度もあるだろうし路銀稼ぎでもしていったらどうだ?仕事の斡旋してるんでな」
そういえば手持ちが少なかった。
山や森、海や川にも行くだろうし装備はちゃんとしたものが欲しい。
お金さえあればだいたいの事はなんとかなるトナー。
有難く仕事を請け負い、しばし稼ぐことにした。
マック「アカペラで排泄音消す『歌姫』という仕事あるけど」
ゆいP「やらんわ!」
職安で仕事を少し探したが、お眼鏡にかなう仕事は無かった。
この時代、選ぶのが当たり前だと思っていたが、そうではなかったらしい。
あーあ、楽してお金持ちになりてぇなぁ。
そう思うkuvaであった。
仕事が無いのに物価が上がる、何故だ。
そういえばあまり人気のない物が、手に入らなくなってから人気になり値上がりする。
ちくせう、俺たちはどうすればいいんだ。
マック「働けよ」
kuvaことゆいP「嫌だ!」
提示されたものは酷なものだった。
どこに需要があるか分からない便所のアカペラ歌姫である。
つまり、用をたしている音をかき消す為に別の音を出す役である。
私にもプライドはある、なにが悲しくて歌わなければいけないのか、便所で。
マック「でも時給は凄いぞ。俺とお前の仲じゃないか、俺がクソな仕事渡すと思うか?」
ゆいP「本当かよ、どらどら。え?こんなに貰えるの?何かの詐欺では?」
マック「知り合いの所だから大丈夫だよ。それは保証する」
ゆいP「でもなぁ・・・」
三銃士「私たちもお供しますよ」
マック「ふふ、カルテットで歌姫か、これは見もの、いや聞きものだな」
ゆいP「やること決定?」
三銃士「一人は皆のために、皆は一人のために!」
マック「うるせえ仲間だな。良かったじゃねえか。お似合いだぜ」
ゆいP「ありがとよ」
正直やる気は無かったが、あの金額を見たら驚いた。
どんな富豪なんだよ、って。
少しニヤニヤしながらその依頼者の家まできた。
恐ろしいほどにデカい門。
これが噂のクソデカ羅生門か、違うか。
「ああ、お待ちしておりましたよ皆さん」
その門から出てきた執事。
ゆいP「職安の方から来ました」
こもも「成程。マックさんの紹介ですね。さぁこちらへ」
こももに案内されてクソでかい応接室に通される。
クソ長い説明を聞いて内容を把握するのであった。
こもも「明日から一週間ほどこの屋敷で会議が行われるのです。各国の首脳が来るのでイザコザは避けたい。それであなたたちの出番です」
ゆいP「便所で歌を歌えばいいんだよな?」
こもも「その通りです。でも過酷ですよ」
ゆいP「それは大丈夫だ、この三銃士がいるから」
こもも「ほう、どれどれ。なるほどねぇ」
値踏みするように三銃士を見回した。
「まぁいいでしょう」と頷いた。
こもも「それではみなさんの歌唱能力を確認させてください」
ゆいP「歌唱力?歌唱力も何も、便所の雑音になればいいんでしょ?それくらいはクリアできるわな」
しかしkuvaことゆいPはうんち、いや音痴だった。
追従する三銃士も漏れなくである、ぷりっ。
こももは苦笑いをして唾を吐きだした。
こもも「まぁ、雑音程度には使えるので大丈夫ですよ。それじゃ明日からよろしくお願いしますね」
三銃士「任された!」
マックに紹介されたバイトの契約は朝9時から17時まで。
便所で待機して首脳が入ってきたら歌を歌って雑音を出す。
これだけなのだが、これって本当に必要なのか?
もしかしたら歌姫というのは表向きの仕事で、本当は首脳たちのヒソヒソ話を他人に聞かれない様にするためなのではないか!?
この高いバイト代、通常では貰えるはずもない、パパ活で支払うくらいの金額だ。
まぁのちのち分かるだろう。
次の日、バイトの時間になった。
首脳陣が集まってますわ。
さてさて、お偉いさんはどんな面してるか見学でもするか。
ちらろんと見てみると、いるいる、見ただけで分かるぞオーラが違うわ。
でも一人だけオーラが無さそうな人がいた。
ニコだった。
うーん、飲んだくれていても首脳と言えば首脳なのか。
モカは誰が来ているんだ?
な、なんだと・・・?
シオン?
お前、そんなに偉くなったんか?
この俺を差し置いて・・・って俺はkuvaだったわ。でも今はゆいPだし。
ゆいP「ねぇ、なんでシオンなの?」
近くにいたayahに聞いてみた。
ayah「それは自分の心に聞いてくださいな。自分が一番分かってるでしょう」
いたたー!それを言われると心が痛い。
分かっていた、kuvaは数年ぶりのログインで環境が変わっていることを実感したし、ゆいPは前作には登場もしなかった隠居者なので何も言い返すことができなかった。
全て私のせいなのだ。
マキナ「ある程度達成しちまうとふらっとどこかに行ってみたくなるんすよ。分かるなぁ。俺も旅をしてみたいぜ」
ゆいP「さっさと行ってくれ、別のメンバー入れることできるからな」
マキナ「めっちゃ辛辣w」
まぁうまくいってるようで安心した。
首脳として成長した姿にちょっと感動してしまったのだ。
ソーニャ「さぁ仕事の時間ですよ」
今できることをしよう。
出来ないことは後回しだ!




