第1章3話
私の名前はkuva、どこにでもいる高校生で一般人だが今はみたんである。
「「100円~」の表示があるで買える自販機で飲み物買おうとしたら、水以外120円だったぞ。
確かに100円~の表記は合ってるが、お前俺に喧嘩売ってんのか?って思うよね。
それと、コンビニ右折待ちの車のせいで大渋滞とかよくるよね。
そこまでして行きたい?って思っちゃうんだけどどうよ?
あと片側2車線の道路で逆走してくる自転車、しかも中学生くらいで立ち漕ぎ。
お前死にたいの?安全なところ走ろうぜ。それはそうと続きをどうぞ。
遥か昔、それは人々が存在しなかった時のこと。
人ではない生物たちが地上で生まれては滅んでいくことを繰り返していたという。
その痕跡は高い山々や地中を掘ってみると見つかり、分析された。
結果我々が昔のことを知る手がかりの一部を知ることができるのである。
当然の如く、まだ誰も知らない真実が色々な場所で見つかるのだ。
誰も知らない、分からないものが今ここに姿を現したのである。
ここは僻地、踏み入る事は死があると言い伝えられていた場所。
行くなと言われても行くことはほぼ不可能な場所である。
しかし、無謀な一人がこの場所を訪れた時、全てを根底から覆す物語が始まったのだ。
それはそうと、オトヒメ達を発見したみたん一行は情報を元に地下へと続く階段を下りていく。
探索のプロであるビビを先頭に、進んでいくるのだが、足取りは妙に重かった。
目指す場所へ行く途中には複数の人の気配がする扉があり、開けていったのだ。
やはり中には人がいた。
助かったと喜ぶ者、そうでなく怠そうに反応する者がいた。
なんなんだこのやる気のないというかどうでもいいみたいな人たちは。
みたん「ここにいる人たちはどこの国の人なんですか?」
囚われてた人「私たちはかるーあ国から東の方にある愛知国民です」
みたん「愛知国民!?あの不自由なことで有名な!」
囚われてた人「私たちは普通の国民で、外部から入ってきた不自由の意味をはき違えた心無い人によって壊されかけてまして。
その結果我々も同族だろと、貶めるているんです」
みたん「なるほど」
囚われてた人「これ以上話しますか?」
みたん「いや、これいじょうはいけない」
どこの国も色々な問題を抱えているようだ。
何個か扉を開け中にいる人たちを開放したが、皆同じような反応をしていた。
ayaHの言っていた待遇が良いという言葉も少し引っかかる。
ニコ「太らせて食べようとしているんですかね?」
みたん「龍がか?」
龍・・・本当にいるのだろうか。
話を聞いてみれば、龍に襲われと言っている。
だが、それはマキナによるものである可能性は高いのだ。
分からない事だらけだな。
ビビ「皆さん、この扉の中にマック姫が居ると思います」
大分階段を下りてきた。
よほどうるさくしていたんだなとため息が出てしまった。
ここは最深部のようで下りの階段は見当たらなかった。
みたん「単にうるさいからという理由だけでマック姫がこんなところに入れられたんですかね?」
ニコ「まぁ権力者ですから」
それもそうかと思い直し、鍵を開けさせ扉を開けた。
こちらも重そうな音が響いた。
マック「お、やっと助けが来たな。待ってたぞ」
見るからに肥えているマック姫の姿があった。
ニコ「え・・・えぇ・・・・」
みたん「扉から出られますかねこれ?」
うーんと悩んでいるとイラついたマック姫がド突いてきた。
マック「当たり前やろ、こんな扉片手で一発や」
ドッカーンと音をたて、扉を粉砕した。
と思ったけど、そんなことは無理だった。
おかしいな、とつぶやくマック姫。
とりあえずマック姫を助け出すことに成功した。
姫にも話を聞かなければいけないな。
みたん「やっと助け出すことができた。体調はどうですか?」
マック「すこぶる快調。メシうまい」
マックはニコからタバコをむしり取るとスパスパと吸い始めた。
マック「ああ、娑婆の空気は旨いなぁ」
みたん「聞きたいことがあるんだが、まずはここから出よう」
部屋から出ようとするとマック姫の調子が急に悪くなった。
仮病でも装ってるんだろうとしばらく見守っていたが、「ポンポンペイン」と言ったきり倒れこんでしまった。
世話の焼ける姫やな、とマック姫をゆすり目を覚ませようとした。
しかし、触ってみるとマック姫の異変にすぐさま気づいたのだ。
みたん「え?冷たい、マック姫?マック姫!」
冷たくなっているマック姫の身体、今までなんともなかった?のにどういうことだ。
茫然と立ちすくむみたん達。
この龍討伐遠征はいったいなんだったんだ。
龍は誰も見てはいないし、この居城と言われている場所での囚われ人への待遇は良く太ってしまった人もいる。
何かに洗脳されてこうなったのか・・・?洗脳?
いや洗脳されていただけではマック姫の死は説明出来ない。
何が起こっているというのだ、今までやってきたゲームの設定にこんなものは無かったぞ!
kuvaことみたんは頭を抱えてしまった。
ニコ「悲しいですが、マック姫をかるーあ国まで連れていきましょう」
みたん「ああ・・・そうだな・・・」
何もできなかった、自分の力の無さに情けなくなる。
今までこんなに憤りを感じたことがあっただろうか。
ちくしょう、ちくしょうと小さくつぶやくkuvaであった。
「ふっふっふ、ついに始まりましたね」
部屋の外から声が聞こえてきた。
マキナだ、あの野郎ぶん殴ってやる!
マキナ「おっと危ない。そんなことより自分の身の心配した方がいいんじゃないかな?」
マキナはそう言うと闇の中へ消えていった。
胸騒ぎがする、かるーあ国で何か良くないことが起こっている気がしてならない。
みたん「くそっ!急いでかるーあ国へ戻るぞ!」
ニコ「マック姫は私が担ぎます、みたんさん達は先に戻ってください」
みたんことkuva「ああ、任せた。行くぞ」
ニコと数人を残し急いでかるーあ国へ戻る。
階段を上っていくと、まだ居城に残っていた騎士団長ayaHとオトヒメを発見。
みたん「まだ残ってたのか。かるーあ国に危機が来てるかもしれない。早く戻るぞ!」
ayaH「今からですか?」
みたん「いつ行くの?」
オトヒメ「今でしょ?」
みたん「分かってんなら早く準備しろ」
海苔煎餅「オトヒメさん、その言葉はもうちょっと口を歪ませて言わないと似てませんよ」
オトヒメ「あらそう?そんなのどうでもいいわ。ちょっと喉渇いたわ。水はあるかしら?」
ayaH「800円です」
みたん「お前ら・・・」
一発ずつぶん殴ってその場を治めた。
オトヒメ「みてみて、このタンコブ。ロー●ンのあきこちゃんそっくりじゃなーい」
いつにもましてフルスロットルな足かせ、これなら一人で行った方が楽だなと思うのだが、みたん一人じゃどうにもならないこともある。
みんなの力が必要なのだ、こんなクズどもでも。
クズは言い過ぎか。
走れみたん、かの邪智暴虐の龍を除かなければならなぬと決意した。
kuvaことみたんには政治はわからぬ。kuvaことみたんは、高校生である。
しかし今はみたんである。邪悪に対しては人一倍に敏感であった。
走らなければならぬ。かるーあ国を救う為に走るのだ。
右ふくらはぎが悲鳴を上げ痙攣しそうになっている、何度転んでも走るのだ。
走れみたん、走れkuva。
ランナーズハイで何をするか忘れかけようとも。
みたん「そろそろ着きそうだな。お前ら大丈夫か?」
オトヒメ「もうだめですぅ・・・」
ビビ「みんな疲れてますね。私はまだ若いのでこれくらいは大丈夫ですよ」
殺意の眼差しが降り注ぐ中、平然とした顔をするビビであった。
疲れているから急げないなんて言い訳だ、畜生、マキナめ、一発、いや十発殴らせろ。
しばしの休憩を取り再出発。
するとかるーあ国の方から誰かが走ってくる姿が見えた。
四天王のシオンだ。
シオン「あ!よかった。みなさん大丈夫ですか?」
息を切らせて問いかけてきた。
みたん「まぁ大丈夫かな。どうした慌てて」
みたんは嫌な予感がした。
やはりかるーあ国で何かが起こっているのだろう。
鼓動が早くなる。状況を聞きたいが聞きたくない。
分かるだろうかこの気持ちが。
シオン「かるーあ国がやばい」
最近の若者はすぐに「やばい」と言いやがる。
美味しいとやばい、遅刻すればやばい、ナイフ向けられたらやばい。
程度は違えど同じやばいで何でも通じてしまうこの言葉自体もやばい気がする。
シオン「追手が来てます。早く隠れなければ」
追手か、どんな奴が追いかけてくるんだろう。
岩陰に隠れているとピンクのウサギみたいなのが走って来るのが見えた。
今まで見たこともないような・・・いやどこかで見たか?
みたん「な、なんだあれは?」
シオン「yasuです。四天王の」
言っている意味が分からん。
なんであのピンクのウサギっぽいのがyasuなんだ?
yasu「ねぇみんなどこー!?」
シオン「やばいよ、これ。まじで」
yasuはこちらには気づかずに居城がある方へ向かって行った。
見えなくなるまで息をひそめていたみたんたちはシオンにモカで起こっていたことを問いただした。
みたん「どうなってるんだ?」
シオン「見ての通りです」
みたん「見ても分からん」
シオン「一から説明しますね。まず洗脳を受けてから体調が悪かったんでyasuと休んでたんです」
みたん「yasuと休んでたのね」
~~~~~~~シオンの回想~~~~~~~~~~~~~
病院の一室で横たわるシオンとyasu。
まな「調子はどうですか?」
yasu「まぁまぁかな」
シオン「すまない、こんなことになってしまって」
ももんが「心配ないさー」
ももんがの持ってきた水を一気に飲み一息ついた。
みたん達は今頃どうしているだろうか。
無事に姫を助けらるか心配だ。
シオン「そういえばティアとディアはどの辺りに行ってるんです?」
まな「今は居城とは反対の方向に行ってるみたいですね」
成程、同じ方向に行っても仕方ないしな。
マキナめ、どこにいるんだ。
絶対探し出してやるぞ!
と決意したものの、通常なら反省房行きな反逆行為をやってしまったのだ、まずは社会貢献をしてから行動しなければ皆は納得しないだろう。
ため息をつく、なんて私は無力なんだと情けなくなってきた。
シオン「悔しいなぁyasu」
yasu「そうだな・・・」
ももんが「焦っても仕方ないよ。まずは休息をとるトナー」
目を閉じるシオン、そのまま気絶するように眠りについた。
しばらくして外が騒がしくなって目を覚ましたシオン、yasuのベッドを見るとyasuはそこにはいなかった。
どこに行ったんだあいつは、と思ったがそれよりも外が気になった。
誰かの悲鳴だろうか、尋常ではない雰囲気である。
外に出てうるさかった所へ向かうと見たこともないピンクのモノが人々を襲っていた。
シオン「な、なんだこれは」
ピンクのモノ「あ!シオン起きたんだね。見てよこの身体。かわいいでしょ」
そのピンクのモノの声はyasuだった。
なんでそんな恰好をしているのだ。
それに手に持っている物は・・・まさか・・・
ピンクのモノことyasu「ああ、大丈夫死んでないから」
ももんが「そうだトナー。シオンも早く変身するトナー」
ももんがの声を出したのは目の前にいるトナカイである。
言っていることが分からないかもしれないが、ももんがはトナカイの姿なのである。
シオン「え?な、なんなの?夢?これは夢なんでしょ?」
ももんが「夢じゃないトナよ。ところでシオン、もふもふは好きトナ?」
シオン「言ってる意味が分からないし、何それ」
頭がおかしくなりそうだ。もふもふ?そんなことよりyasuとももんがの姿は今までとは違いもふもふでぬいぐるみのようである
ももんが「分からなくてもいいトナよ。シオンもすぐ受け入れることになるトナ」
くそっ、どうにかしなければいけないが、脳が言うことを聞かない。
しかし私は四天王のシオンだ、こんなところで訳の分からない奴らの対処をしなければならない。
だが・・・どうやって・・・
助けを呼ぶか・・・誰を?
他の人はどうしている?
分からない、嫌な予感しかない。
シオン「お前らをかまっているわけにはいかない!」
ももんが「お?やるトナ?」
やってられるか。ここは逃げるが正解だ。
どこに行けばなんて今は分からないがこっちへ行くぞ。
一目散に走り出した。
誰かに伝えなければ。
早く誰かに。
~~~~~~~回想終了~~~~~~~
シオン「逃げている時にみたんさんに出会ったというわけです」
報告に首をかしげるみたんたち。
ももんがにyasuがおかしくなった?
まぁわかるけど、どれほどの危機なのかはシオンの説明では分からなかった。
みたん「モカに行ってみるしかないよね」
ビビ「ええ」
オトヒメ「yasuはどうするの?」
みたん「今は放っておいても大丈夫かな。まずはモカの状況を知らなければならない」
みたんの選択が正しかったのかはさておき、シオンと共にモカへ向かうのであった。
シオンが言うにはyasuとももんががぬいぐるみ化したという。
それがどのような影響を与えているかを確かめるために急がなければいけない。
みたんことkuvaが感じた嫌な予感はこのことなのだろうか。
みたん達はやっとのことでモカの一部を目視できた。
煙が上がっている?
いや、あれは花火だ!
シオン「なんでしょうか、あれは?」
何かの合図だろうか。
慎重に進まなければいけない。
しばらくするとモカへの入り口が見えてきた。
ん?何やらお祭りのような太鼓の音色が聞こえてくる。
何なんだこの違和感は。
もしかしたらモカの住人は全員やられてしまっているのだろうか。
辺りに誰かいるのか?いや気配は無いな。
無いこと自体おかしいことなのだが。
うーむ、出店がある。踊れる舞台も設置されている。
オトヒメ「テーマパークに来たみたいだぜ。テンション上がるなぁ~」
楽しそうな雰囲気はあるが、お前がそれを言っちゃ駄目だろう。
オトヒメはモカの姫なんだぜ?
みたん「少しは注意しろよ何が起こるか分からんからな」
「すまない」と素直に謝るオトヒメだった。
それにしてもお祭り?今日はそんなイベントあったかな?
無いな。それよりもももんがの所在を調べなければ。
と思っていたら舞台の陰から物音がし、そこからももんがが現れた。
ももんが「あれ?やっと到着だトナ?待ってたトナよ」
みたん「ももんがなのか?なんだその格好は?」
ももんが「ん?これが本当の姿だトナー。知らなかったトナ?」
知る由もない。ももんががトナカイだということは。
他の人たちはどこにいるんだ?まさかももんがが!?
「あ、皆さん待ってたんですよ。お食事準備できましたよ」
ももんがの後方から両手にタピオカミルクティーを持ったナナリーが現れた。
ナナリー、お前、その格好は何なんだ!?
見た目は芋虫っぽいのだが、質感はぬいぐるみのナナリー。
ナナリー「あれ?何で驚いてるんですか?この格好ですか?私の本当の姿ですよ」
ビビ「虫じゃん。どうかしてるぞ」
ナナリー「人を見た目で判断するなんて酷いですぅ。それよりタピオカミルクティ飲みませんか?今話題の奴ですよ」
魅力的なお誘いだが、異形な二人を目の前にして飲むわけにはいかない。
これが正常なのか?私が間違っているのだろか?
ももんが「おや?ayaHさんとオトヒメさん早く変身するトナー」
ayaH「何言ってるか分からんのだが」
オトヒメ「あら?私の本性明かしていいの?後悔するわよ?」
どういうことだ?さっぱり分からない展開だぞ。オトヒメについては想像できるが。
この二人が変身するだと?
どういうことだ。
ナナリー「そういえばタピオカのタピって死という文字に似てますよね。知ってました?私のタピオカミルクティが凄く美味しい訳を」
みたん「知らん。そんなことよりモカの住民はどうした?どこにいる?」
ももんが「みんなここら辺にいるトナよ」
確かに居た。
だが皆そろって着ぐるみみたいだった。
ざわざわと鳥肌が立つ感覚、不気味なものに遭遇した時と同じような。
ももんが「あ、そろそろリーダーが到着する頃トナー」
みたん「リーダー?」
その足音はゆっくりと近づいてきていた。
~~~~~~~その頃別の場所では~~~~~~~~~~
ひかりん「かるーあ国民は不安よな、ひかりん動きます」
かつてかるーあ国民であった夏乃緋香莉ことひかりんは重い腰を上げかるーあ国に向かっていた。
呼応したように各地では様々な対応をしているようで、ひかりんはその内の一人である。
御しがたいひかりんの説得術は他の追随を許さないほどで、逆らおうものなら相手は呆気なく白旗をあげるのだ。
そして、今ひかりんの目の前にモカの四天王がいる。
ひかりん「懐かしい顔ですね」
ティア「よう先輩。相変わらず元気そうですね」
ディア「私たちはマキナを探してるんですけど」
ひかりん「マキナ?知らないな」
ディア「どこにいるんだあいつは」
ひかりん「私の町でもそんな名前は聞かないよ。それはそうとこれ差し入れだ」
ティア「え?本当ですか?実はお腹すいてたんですよ」
ひかりん「ナナリー特製のタピオカミルクティだ」
ティア「ナナリーのですか?」
ディア「有難くいただきます」
ひかりん「さぁどうぞ」
手渡したタピオカミルクティを美味しそうに飲むティアディア、ひかりんはその姿を確認すると「先を急ぐ」と言いかるーあ国へ向かった。
ひかりんの頭の上には二つの猫耳が動いていたことを二人は見ていなかった。
ふふふと笑みを浮かべるひかりんであった。




