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モブ顔の俺が男女比1対12のパラレルワールドに転生。またも同じ女の子を好きになりました   作者: #とみっしぇる


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353/355

353 人妻梓の別名は小悪魔師匠

4人で式を挙げたことで、本当に気持ちが軽くなった梓。


勇太が今の優しい人間になって10か月。他の嫁ズと違うのは、ゲスだったパラレル勇太を知っていること。


何かのきっかけで元の人格に戻ってしまうのではないかと、心の奥底に残っていて怖かった。


勇太が何かしてくれるたびに信じる気持ちの方が強くなり、教会で近いを立てた時、最後のつかえも取れた。


すると新生勇太、ルナ、カオルの出会いと同時に封印された『淫乱小悪魔』の称号。それまで解かれた。


関係を持った女子の間では、純子の『セック●クイーン』の称号を受け継ぐのは梓だと言っていたほど妖艶だった。


※この世界の淫乱、セックスクイーンは褒め言葉です。


今日は3月6日。4人婚後、最初の土曜日で梓は朝9時半から午後2時までカフェでバイト。


勇太、ルナはそれぞれの用事があり、梓と合流するけど午後3時から。カオルは柔道の練習。


リーフカフェの客の入りが少ないかといえば、梓がいるときは普段と毛色が違う女子達が集まる。


基本は美形だけど、どこか生真面目そうな雰囲気な中高生。


共通しているのは幸運にも彼氏ができたこと。プラスして自分のハーレムの中で梓と同じ『家政側』になりそうなこと。


今日は13のハーレムを代表して15人も来ている。


開店直後の10時から3つのテーブルをくっつけて、梓を呼んで質問攻め。


普通なら迷惑行為だけど、自分のハーレムで運営を任せられるような気が利くタイプばかり。

自分の飲み物注文だけでなく、ここに置いてあるパンのウスヤの商品やテイクアウトの飲み物を土産に買って帰る。


カフェの売り上げが上がるから、オーナー葉子は歓迎している。


「梓師匠、夜のセッ●ス生活のローテーションで不満が出て困ってます」

「うちもです。調整が難しいです師匠」

「うちにも自己主張が激しい子がひとりいるんです」


真面目な子ばかりだけど、肉食女子が基本だから真剣でも相談内容はゲスい。


そんな子から見たら、自分のペースで生きているファミリーを円滑に回す梓は格上。年上にも師匠と呼ばれている。


横に座っている高3女子に問いかけた。


「マリカさん、あなたは自分のセッ●スの順番は何曜日に来るようにしてるの?」

「え、私は空いた時でも…」


「じゃあ、彼女同士でキスしてる? 一緒にお風呂入ってる? 夜にシてる?」

「あ、いえ」


「じゃあダメよ」

「え、なんでですか。みんなのために頑張ってるのに…」


「だって私達は内政組といっても政治家じゃないのよ。ただ調整するだけなら執事でも雇えばいいじゃない」


「じゃあ、どうすれば…」


「まず、他の嫁ズを全員抱きなさい。それで気持ちと体で通じ合うのよ」

「…え、え~と」


「女性同士が単なる同居人になるか、家族になれるか、あなたにかかっているんでしょ。誰よりも話しやすい相手にならなきゃ」


「いきなり、そんな風には…」


首を左に向けて軽い感じでマリカにキスした。みんなざわっとした。


「な、な、師匠…」

「いきなりでいいのよ。相手をドキドキさせて自分を意識させるの。今のマリカさん可愛いよ」


「ホントだ…」みんなが呟いた。


「言葉で誘いにくいなら、今から会いに行って不意打ちのキス。たまには小悪魔ムーブなんてのはどうかな。遊び心も大切だよ」


頬杖をついた梓は昨日、嫁ズナンバー9のタマミに抱きついた。その後の態度が可愛くてキスした。


マリカを通してタマミを思い出し、目に欲情の色が浮かんでいる。


梓の弟子達はドキッとした。


勇太ファミリーの女子ではルナが魔王と呼ばれているが、師匠は『裏ボス』だと思った。



会合が解散した1時間後、次々に梓の元へと感謝のLIMEが届いた。


◆◆◆

梓は午後3時から勇太、ルナと一緒に音楽スタジオに出向いた。


反響が大きいファミリー個々のテーマソングを本人と勇太で歌うアルバム。仮タイトル『family』のリリースが10月に決まった。


すでに持ち歌がある嫁ズ7人は先にレコーディング。長谷川三姉妹と不知火マイコには勇太が新曲を作っている、というかいいパクリ歌を見つけたので商品に練り上げていく。


梓とルナは前から考えている通り、このメジャーデビューを利用してパラレル総合芸術大学に進学する。


学業よりも勇太村を優先してく。


◇◇

♪♩♬♪♪♩♪


「いいですね~、ルナさんも梓さんも、すごく心に響く歌い方になってきました」


「ありがとうございます」


レッスンも終わり、梓と勇太で帰路についた。


ルナも夕飯に誘ったけど、結婚のお祝いを持った親戚が家に来るそうだ。



勇太とふたり麻婆豆腐を作って食べた。


「お疲れ梓、最近は頑張りすぎじゃないか。無理すんなよ」

「大丈夫、気持ちが乗ってるから。それよりお風呂行こう」


久々に勇太と2人だけでお風呂タイム。


「ユウ兄ちゃん、来て…」


お風呂で励んで、布団でも励んだ。


早く子供を産んで子育てにめどをつけ、村長業に集中したい。


そういう名目をみんなに伝えて勇太を誘いまくっている。



単に勇太の独占率を考えれば、普通なら嫁ズ同士からだってヘイトを食らうわがままぶり。


それを年上の嫁ズ仲間にさえ認めさせる手腕が、小悪魔と呼ばれる所以だ。


「これを許してくれるから、毎日頑張れるんだよね。大好きだよ、みんな」


火照った身体を夜風で冷ましながら、星に呟く梓だ。

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