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ネル=エル諸海域と潮名の航海士 〜名が沈み、潮が還す海へ〜  作者: 秋月キアラ
第8話 祈魚は、神ではない名を運んだ
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第四節 ― 海に奪われなかった少女

 テレシ=グレイスを離れる頃には、空が少しずつ白み始めていた。


 巡礼船はナミル=レイより先に出た。長く失われていた帰路を、一つずつ確かめるような遅い航海だった。甲板にはまだ泣き腫らした顔がいくつもあったが、もう誰も、いつまでも島を振り返ってはいない。


 灰色髪の船長が帆を確かめている。一度通り過ぎたあと、何かを思い出したように戻り、端まできちんと畳み直した。


 ルカは船首からそれを見て、少し笑った。


「今度は忘れなかったね」


「何を?」


「帆」


 エルンも巡礼船を見る。


「ああ。お母さんに怒られない」


「もう怒られないよ」


「……そうだけどさ」


 ルカは、白い霧の向こうへ消えていく帆を見送った。


 巡礼船の甲板では、沈んだ故郷を持つ女性が一人で祭歌を歌っていた。祈魚の鱗はもう手元にない。それでも歌は残っている。


 声は霧の中へ薄くなり、やがて聞こえなくなった。


 そのあとを追う必要はなかった。


 彼らには、彼ら自身が選んだ帰る海がある。


「私たちも出よっか」


「うん」


 ルカは舵を取り、ナミル=レイの帆へ朝の風を入れた。


 テレシ=グレイスの浅瀬では、無数の祈魚が静かに泳いでいる。あの透明な一匹は、もう見つけられなかった。


 けれど胸の奥には、三つの音がある。


 第一。七つの錨が眠った夜、胸へ還ってきた一音。


 第二。オルカ=ナハトの鯨歌を辿り、身体そのものが覚えた一音。


 そして第三。一度手放した祈魚から、持ち物ではなく音として還ってきた一音。


 三つを続ければ、二つだった時よりもずっとはっきりと、誰かを呼ぶ響きになる。


 それが誰なのかは、まだ分からない。


 ルカが帆へ風を入れ直した、その時だった。


「ルカ」


 エルンの声が少し変わった。


「何?」


「海」


 ルカは舵を握ったまま周囲を見て、動きを止めた。


 波がない。


「……え?」


 風は吹いている。真珠色の帆は膨らみ、ルカの黒藍の髪も頬へかかる。ナミル=レイも確かに前へ進んでいる。


 なのに、水面だけが磨いた鏡のように静止していた。


 一瞬、身体が強張った。


 七つの錨。凍りついたように止められた海。


 あの光景が反射的に蘇る。


「違う」


 エルンがすぐに言った。


「……うん」


 ルカも次の瞬間には分かった。


 違う。


 押さえつけられているわけではない。潮は海面の下をきちんと流れていて、魚も泳いでいる。ナミル=レイも進んでいる。


 ただ表面だけが、あまりにも静かだった。


 風が水へ触れているのに、波を作らない。朝の空も、白い雲も、ナミル=レイの帆も、そのまま海へ映り込んでいる。


 上にも空。


 下にも空。


 どこまでが本物で、どこからが映った景色なのか、その境目さえ分からない。


「……気持ち悪い」


 ルカが呟く。


「きれいじゃない?」


「きれいすぎると怖いの」


「どうして?」


「なんかあるから」


「何か?」


「分かんないけど」


「じゃあ、たぶん?」


「それ今使うところじゃない」


 ルカは船縁へ寄り、水面を覗き込んだ。


 そこには自分の顔がある。短い黒藍の髪。潮焼けした肌。青緑の目。そして首元の、割れた貝殻護符。


 それだけなら、ただの水鏡だった。


 次の瞬間、胸の奥で三つの音が順番に鳴った。


 第一。


 第二。


 第三。


 すると水面へ、小さな波紋が三つ生まれた。


「私、触ってないよね?」


「うん」


 一つ、二つ、三つ。


 波紋はゆっくりと重なり、その中心だけが深く沈むように暗くなる。


 鏡の下へ、もう一枚。


 別の景色が現れた。


「……何?」


 ルカは息を呑んだ。


 島だった。


 小さな島。低い緑の丘。白い浜。海沿いに並ぶ家々。小さな桟橋。


 けれど顔を上げても、ナミル=レイの周囲には島などない。水平線まで見渡しても、何もない。


 もう一度下を見る。


 島がある。


「鏡の中だけ?」


「たぶん」


 エルンも隣へ寄った。


 島の輪郭のそばに、淡い文字が浮かぶ。潮文字とも祈字とも違う。それなのに、ルカには不思議なくらい自然に読めた。


「エル=ミラウ……」


 その名を口にすると、鏡の中の島が少し近づいた。


 浜の砂。屋根の形。家の窓。そこまで見えるようになる。


「知ってる?」


「名前だけ」


「どこで?」


「覚えてない」


 古い船乗りの話だったか。神殿の地誌だったか。港で聞いた昔話だったのか。


 確かな場所を持たず、水鏡の中にだけ現れる島。


 そんな話をどこかで耳にした気がする。それくらいだった。


「三つ目が来たからかな」


 ルカは胸へ触れる。


 第一、第二、第三。


 三音が揃う前には、この海は現れなかった。


「また、先が出てきた」


 そう思うと、少しだけ気持ちが軽くなる。


 新しい道なら、航海士として考えられる。


「行けるのかな」


「どうやって?」


「……水の中?」


「船ごと?」


「それはやだ」


 ルカは潮鏡を取り出しかけて、やめた。


 今は海そのものが、巨大な潮鏡になっている。


 ナミル=レイを少しだけ前へ進めると、水鏡の中の島も近づいてきた。船が島へ向かっているのか、それとも島の方が鏡の奥を滑ってくるのか、判断できない。


 やがて白い浜が、船のすぐ下まで来た。


「停める?」


「うん」


 ルカは帆を落とした。ナミル=レイが静かに速度を失い、水鏡の上へ留まる。


 もう一度、海を覗き込む。


 島。


 浜。


 細い道。


 家。


 そして、人。


「……誰かいる」


 小さな少女だった。


 最初に見えたのは後ろ姿で、今のルカよりずっと幼い。十歳にも届いていないだろう。肩より少し長い髪。飾り気のない服。きちんと靴を履いている。


 手には何も持っていなかった。


 剣も、神具も、名札も、潮笛もない。


 少女は家の前を走っていた。誰かに呼ばれたらしく、不意に振り返り、それから急いで家へ駆け込んでいく。


 景色が変わった。


「……何これ」


 朝だった。


 小さな寝台で、少女が掛け布を頭まで被っている。誰かの手が布を剥ぐと、少女がすぐ取り返す。また剥がされ、今度は身体ごと丸まった。


「起きない」


 エルンが言う。


「朝は眠いでしょ」


「ルカも?」


「私は起きる」


「嘘」


「何で知ってるの?」


「船で見てる」


「……見なくていいところまで見てない?」


 鏡の中の少女がようやく起きる。不機嫌そうに誰かへ文句を言っているが、声は聞こえない。


 相手の顔も見えなかった。


 輪郭だけはあるのに、顔の部分だけが朝の光を反射したように白く欠けている。


 それでも、その人が少女を大切にしていることだけは、不思議なくらい分かった。


 少女は椅子へ座らされ、後ろから髪を梳かれる。櫛が引っ掛かると肩が跳ね、勢いよく振り返った。口が大きく動く。


「痛いって言った」


 ルカは思わず自分の髪へ触れる。


「聞こえた?」


「聞こえない。でも絶対言った」


 少女は櫛を取り上げようとするが、相手に避けられ、もう一度髪を梳かれる。ぶすっとした顔。それでも逃げない。


 毎朝、たぶん同じことをしていたのだ。


 そんな手付きだった。


 次は食卓。


 少女の前へ皿が置かれる。眠そうな顔で食べながら、皿の中から嫌いなものを一つ選んで端へ寄せた。


 向かい側の誰かが指を差す。


 少女は知らないふりをする。


 皿を押し戻される。


 顔が思い切り嫌そうに歪んだ。


「嫌いなんだ」


 エルンが言う。


「そうみたい」


「ルカも?」


「あるよ」


「何?」


「今聞く?」


「気になる」


「あとで」


 少女はしぶしぶ嫌いなものを口へ入れた。


 その直後、隣にいる年の近い誰かへ残しておいた菓子を取られる。


 少女がものすごい速さで振り返り、奪い返そうとする。相手も離さず、二人で引っ張り合いになる。


 何か言い合っている。


 喧嘩だ。


 けれど最後には、二人とも笑っていた。


「……誰だろ」


 ルカが呟く。


 兄弟。姉妹。従兄弟。近所の子。


 何も分からない。顔も見えず、声も聞こえない。


 それでも、近い。


 家族と呼べるほどに近しい誰か。


 次の景色では、少女が家を出ようとしていた。年上らしい誰かが後ろから肩を一度、ぽん、と叩く。


 少女が振り返る。


 相手が何かを言い、少女も短く返す。


 そこに儀式めいたものは何もない。


 たぶん、行っておいで、とか。


 気をつけて、とか。


 そんな言葉だ。


 ルカには、それがひどく羨ましかった。


 別の日。


 少女は誰かと喧嘩している。腕を組み、頬を膨らませ、背を向けて先へ歩く。後ろから呼ばれても振り返らない。


 けれど、歩く速度だけが少し遅くなる。


 また別の日。


 帰宅はもう夜だった。


 家の窓には灯りがある。少女が扉を開けると、中から誰かが出てきた。


 その姿を見た途端、少女の顔が少しだけ緩み、安心したように笑う。


 何でもない。


 本当に、何でもない光景だった。


「……普通だ」


 ルカの口から言葉が落ちる。


「何が?」


「あの子」


 エルンも少女を見る。


「何もしてない」


「してるよ」


「そうじゃなくて」


 ルカは水鏡から目を離せなかった。


「海を救ってない」


「うん」


「誰かの名前も拾ってない」


「うん」


「変な海にも入ってない」


「今のところ」


「そういうことじゃなくて」


 少女は朝起きる。


 食べる。


 喧嘩する。


 笑う。


 出かける。


 帰ってくる。


 それだけ。


 でも、その「それだけ」が、ルカの胸へ強く刺さった。


 自分には、幼い頃がない。


 正確には、あるのかもしれない。けれど覚えていない。


 メルナ=レイの浜へ流れ着くより前、誰と暮らしていたのか。どんな家で眠っていたのか。朝、誰に起こされたのか。何が嫌いで、誰と菓子を取り合ったのか。帰れば誰が灯りをつけて待っていたのか。


 何も知らない。


 鏡の中の少女には、それが全部あるように見えた。


 何より少女は、何度も誰かに呼ばれる。


 そのたび、当たり前のように振り返る。


「……名前」


 ルカは水面へさらに顔を近づけた。


 聞きたい。


 今度こそ。


 誰かの唇が少女の名を呼ぶ。


 その瞬間だけ、音が消えた。


「え?」


 少女は振り返り、何かを返事する。


 そこだけが、また聞こえない。


「名前だけ……」


 ルカは船縁を強く掴んだ。


「名前だけ聞こえない」


 次の景色へ移る。


 別の誰かが少女を呼ぶ。


 やはり、その部分だけが海の底へ沈んだように抜け落ちた。


「もう一回」


 思わず頼む。


 誰へ向けた言葉なのか、自分でも分からない。


「もう一回呼んで」


 けれど記録は、ルカのために戻ってくれない。


 そのまま次へ進んでいく。


 少女はどこかへ出かけようとしていた。町か、港か、別の島か。その地名らしい部分も聞こえない。


「そこも?」


 家族の顔は欠けている。


 名前も聞こえない。


 地名も分からない。


 ここまで見せてくれるのに、一番知りたいところだけが海へ沈んでいる。


「なんで……」


 ルカの指へ力が入った。


 誰だったのか。


 どこだったのか。


 何と呼ばれていたのか。


 それが一番、知りたかったのに。


 景色がまた変わる。


 少女は少し大きくなっていた。何年か経っているのだろう。それでも今のルカより、まだ幼い。


 誰かから小さな包みを渡される。


 開いた瞬間、少女の顔が明るくなった。


 嬉しそうに胸へ抱え、向こう側の人も笑ったように見える。


「……いいな」


 ルカの声が漏れた。


 エルンがこちらを見た。


 けれど、何も言わなかった。


「いいなあ」


 もう一度。


 今度は、ちゃんと言った。


 祈魚を欲しいと思った時とは違う。


 あの魚が持っていたのは、名前へ続くほんの一部だった。


 ここには、人生がある。


 朝。食卓。喧嘩。灯り。誰かの手。自分を呼ぶ声。帰る家。


 もし、これが自分の失ったものなら。


 全部欲しい。


 そう思うのは、あまりにも当たり前だった。


 ルカは水面へ手を伸ばす。


「ルカ?」


 指先が鏡へ触れた。


 冷たくなかった。


「……あったかい」


 水に触れたというより、誰かの手へ触れたような温度だった。


 波紋は広がらない。


 そのまま指が沈んだ。


 第一関節。


 手の甲。


「入る」


 エルンが言う。


 ルカが振り向く。


「分かる?」


「向こう側がある」


「これ、行ったら?」


 エルンは答えなかった。


「戻れる?」


「分からない」


 ルカは少しだけ笑った。


「やっぱり?」


「うん」


 エルンは止めなかった。


 腕を掴まない。


 行くなとも言わない。


 ルカはもう一度、水鏡を見る。


 少女が誰かに手を引かれている。楽しそうに歩いていく。その先には家があり、灯りがあり、呼ばれる名前がある。


 失わなかったものが、全部そこにある。


 ルカの指はさらに沈み、手首まで水鏡を越えた。


 あと少し身体を船縁の向こうへ傾ければ、向こうへ行けるかもしれない。


 本気で、行きたかった。


 怖い。


 でも、それ以上に行きたい。


 もし向こうへ行けば、家族の顔が見えるかもしれない。少女の名前を聞けるかもしれない。失った記憶まで、全部戻ってくるかもしれない。


 鏡の中で、少女が家へ帰る。


 扉を開ける。


 誰かに迎えられ、笑う。


 何かを話す。


 そこへまた別の誰かが来て、少女はさらに笑う。


 ルカはその光景を見ながら、ふと口にした。


「……エルンは?」


「僕?」


「うん」


 鏡の中を探す。


 どこにもいない。


 今の少年と似た姿すらない。


「いないね」


「うん」


 当たり前なのかもしれない。


 けれど、そのことを初めてはっきり意識した。


「ナミルも」


 鏡の少女の日々には、真珠色の帆を持つあの小さな船がいない。


 現実側で船首の名灯が小さく明滅する。


「ごめん。別に、いないのが悪いって意味じゃなくて」


 帆が少し鳴った。


「今の絶対怒ったよね?」


「たぶん」


「そういう時だけ分かるんだ」


 少しだけ笑う。


 けれど、すぐに視線は鏡へ戻った。


 カイラもいない。


 あの豪快な笑い声も、名を売らない海賊も。


 メルナ=レイの真珠港。名拾いとして歩いた浜。オルカ=ベル。ナラ=オルテ。イシュラ=マレ。


 出会った人たち。拾った名。返した名。泣いた人。笑った人。


 その全部を、鏡の少女は知らない。


 代わりに彼女には、ルカが知らないものがある。


 朝、髪を梳いてくれる人。


 嫌いな食べ物を皿へ戻してくる人。


 菓子を取り合う年の近い誰か。


 出かける時に肩を叩いてくれる人。


 夜、帰るまで灯りをつけていてくれる人。


 そして何度でも、自分の名前を呼んでくれる声。


 ルカの手は、まだ水鏡の向こうにあった。


 引いていない。


 もう少し進めば、本当に向こうへ行けるのかもしれない。


「……エルン」


「うん」


「行きたい」


 隠さなかった。


「うん」


「すごく」


「うん」


「止めないの?」


 エルンはルカを見る。


「ルカが決めることだから」


「また、それ」


「うん」


「ずるい」


「うん」


 透明な祈魚の前でも、同じことを言われた。


 今は、魚一匹ではない。


 人生そのものが、目の前にある。


「行ったら、名前分かるかな」


 ルカは水面を見つめたまま訊く。


「分からない」


「家族にも会えるかな」


「分からない」


「戻れるかな」


「分からない」


「……ほんと役に立たない」


「ごめん」


「そこ謝るんだ」


 少しだけ笑った。


 その笑いも、すぐに消える。


 鏡の中で、少女が誰かに呼ばれた。


 また名前だけが聞こえない。


 少女は振り返り、笑う。


 その姿が、たまらなく羨ましかった。


 自分も、あんなふうに呼ばれていたのだろうか。


 当たり前のように。


 何度も。


 今日も、明日も、その次の日も、呼んでもらえると思いながら振り返っていたのだろうか。


 胸が痛い。


 名を失ったことが、初めてただの謎ではなく、自分が失った生活そのものの大きさとして目の前へ現れていた。


 水鏡の向こうには、名を失わなかった少女がいる。


 こちらには、名を失ったあとも、ここまで生きてきた自分がいる。


 どちらも、手を伸ばせば触れられそうだった。


 けれど、どちらかへ進めば、もう一方から離れるかもしれない。


 ルカは水鏡へ沈めた手を、まだ引かなかった。


 ただ、初めて鏡の少女から目を逸らした。


 こちら側を見る。


 エルンがいる。


 ナミル=レイがいる。


 潮風が吹き、首元には割れた貝殻護符があり、胸の中では三つの音が鳴っている。


 もう一度、向こう側を見る。


 顔の見えない家族。


 聞こえない名前。


 帰る家。


 自分が生きていたかもしれない、失われた日々。


 そこには、海に奪われなかった自分の人生がある。


 こちらには、海に奪われたあとも続いてしまった自分の人生がある。


 誰も、どちらかを選べとは言っていない。


 それでも今、海そのものから問われているように感じた。


 失わなかった人生へ戻るのか。


 それとも、失ったあとに続いてきた人生へ留まるのか。


 水鏡は何も急かさない。ただ、体温に似た温かさでルカの手首を包み、向こう側の少女は何も知らないまま、誰かに呼ばれて振り返っている。


 ルカはその光景を見つめ続けた。


 羨ましいという気持ちは、消えなかった。


 行きたいという願いも、まだ消えていない。


 だからこそ、すぐには手を引けなかった。


 ただ、向こうへ身体を預けることもできず、水鏡のこちら側と向こう側の間に立ったまま、二つの人生を初めて同じ重さで見つめていた。

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