明日が今日になってしまった
家来一家(父親以外)初登場しました。
「修造ー、起きてるー?朝ごはんできてるわよー!」
家の母は朝から元気すぎると思う。
俺を見習って、もう少し優雅に余裕を演出しながら振る舞えばいいのに。
「ねぇ修造ー?聞いてるのー?」
ドガンッ
扉が突然蹴り飛ばされた。
「おふくろがうっせーだろうがさっさと起きやがれこも愚弟がッ」
こっちはこっちで朝からお口がわるーい……。
家来家で絶対家来っぽくない人ランキング!とかしたら、堂々の一位取れちゃうくらいには支配者側が似合っているこの人は俺の兄貴だ。こんな口悪いのにゆるふわ系の彼女がいる謎の生命体でもある。
「お、おはよう兄貴」
「あぁん?兄貴だぁ?お兄ちゃんだろうがよ!」
うん。それで、なぜか俺にはお兄ちゃん呼びを強要してくるブラコンでもある。
ただし、俺の扱いはけっこう雑だ。これってブラコンなのか、それともキレデレってやつか?
まぁ、ここで唸っててもしょうがないし、嫌だけど着替えてシャキッと(当人比)しよう。
リビングへ行くと、俺の好きなホットケーキが用意されていた。
「あ、きたきた。修造が今日初めての委員会のお仕事って言ってたから、お母さん特別に好物作ってあげたわよ!それに美人のお友だちと一緒なんでしょ?テンション上げ上げで頑張ってきなさいね!」
たしかに昨日帰ってから、学校でのこと根掘り葉掘り聞かれたけどさぁ。
そこは聞き流しといてくれよ……。
「なに、愚弟は委員会入ったの。つーか美人もお友だち?お前騙されてねーか」
「騙されてはいないかな。ただのクラスメイトだし、放送委員一緒にするってだけだから」
「放送委員?お前が?」
「うん、なんか、流れでそうなって」
「放送委員ってことは、イベントのときとか前出ることもあるってことだよな」
「たぶん……」
沈黙が痛いんんですけど、急にどうしたのさ。
「おふくろ!!たぶんカメラのSD中身いっぱいだろ」
「あら、それは大変だわ!あとで確認しとくわね」
な、なんなんだよ二人してわかり合っちゃって。
「おい愚弟。お前、なんかやるとき絶対声かけろよ。忘れたらぶっ飛ばす」
「んぇえー、わかりました……」
「ふんっ、あと、友人は選べよ」
なんだって言うんだよバカ兄貴!意味わかんないし。
学校行く前から余計に疲れた。
もう帰りたい……帰る家ここだけど。




