出会ってまだ1日目、何か起こるはずもなく?
散々な目にあってしまった……。
あの地獄の自己紹介から何とか生還した俺だったが、今再びピンチを迎えようとしていた。
ーーー あのあと ーーー (回想)
「好きな教科はペラペーラ……、苦手なのはペッラペーラ、
ペラペーラ、ペッラペーラ、ペラペラペーラッ!!」
「とりあえず1年間よろしくお願いします。」
弱々の口がちかえた……もう動かしたくない……。
「これから1年と言わず、一生ものの仲間ができるかもしれないぞ!!
先生の勘はあたるんだ!っとまぁ、とにかくよろしくな!!
勉強も青春も思いっきり楽しもうぜ!!(キラン)」
「は、はぃ……。」
(もう先生が修造名乗れよ。熱井修造とかよくない!?
名は体をあらわすとか言うじゃん……
それでいくと、俺熱血漢の家来って意味だぞたぶん。真逆すぎるだろ。最悪だ!
絶対俺なんかより似合っててカッコいいよ。
俺にはそんな熱量もてねーわ。うん。まじで。)
ーーー (回想終了) ーーー
ってなことがあってだな。まじで疲れた。
そして今、漸く訪れた休み時間のはずなのに、何故か俺はヤンキーもどきに囲まれている。
やっぱりパシリになる運命からは逃げられないのかよ〜!!!
「なぁ、家来って、中学ん時なんて呼ばれてたん?同中いる?」
「い、いや、同中はいないよ。ここ受かったの俺だけ」
「へー、すげーじゃん」
「ここ案外偏差値高いもんな」
「案外というか、進学校だぞここ」
うわー、メガネ君まできたよ……。厄日かな!?
「おー!委員長じゃん!高校でもよろしく〜」
「あぁ、よろしく。あと、高校ではまだ委員長じゃないか」
「えーもう委員長でなれちってるよー。
あ、こいつ、めっちゃ堅物そうだけど、めっちゃいいやつだから!
中学三年間ずっとクラス委員長してて、生徒会長もしてたよねー」
「まぁな」
「……二人が同中?」
え!?
「んー?あぁ、俺と委員長全くタイプ違うから驚くよな!」
「見た目でどうこう決めつけるなんて馬鹿らしいだろ。
こいつ、こんなヤンキーはいってるけど、人間性まともだし、今年の入学生次席だぞ」
「ちな、首席は委員長さまだぜ!」
まじでこいつら同じ人間か!?
「んで、同中以外でもこのクラスの連中は部活とか共同学習とかで見知った顔ばっかだったからさ。
知らないやつ家来君だけなんだよね。ごめんね?急に囲まれてびっくりしたでしょう?」
委員長さんめっちゃいい人じゃん(キラキラ)
怖がっててごめん。口には出さないけど、謝るよ。
「えー、ひどくねー」
「距離のつめ方考えなよね」
「そんなんしてたら、全然仲良くなんねーじゃん」
いや、あの、ごめん。
俺……友情とか興味ないっす。




