聞き上手になればいい
無事昼の放送が終わった。因みに俺は相槌しか打ってないから話すことはない。
熱井先生が再び乱入してきて、というかお昼も一緒に食べた。
その後百瀬と一緒にひたすら学校のミスコンとミスターコンについて話していた。
文化祭の最後の大目玉なんだそう。興味なさすぎて知らなかったわ。
俺の今日の学びは、「そうなんだ」「それで?」「すごいね」
この言葉だけで大抵イージーモードで会話ができることだ。
「あ、放課後の放送は3年生がしてくれるから、お前らは放送委員としてのお勉強な!」
「えー、放課後まで勉強とか最悪」
「安心しろ!楽しい時間だから。基本の声出しトレーニングとかさせるだけだから」
「因みに、放送部は今コンテストに向けた練習と新入部員獲得の方針決めで忙しいからな。
あっちが通常の部活動に戻れば、朝昼夕の放送担当が変わるからな」
「へー、ややこいですね」
「まぁ、委員会は正直連絡事項の伝達とか学校内のことが多い。
部活動は、色んな大会に出たり、その練習で校内放送したりって感じだからな。
他の学校は知らないが、この学校はそう言う感じだ!」
「じゃぁ、実際放送委員としての活動だけだとそんなない感じっすか?」
「あぁ。今年の3年生と2年生の半分は放送部所属だから、あんまし区別してないけどな」
「あたしもケラランも部活放送部にした方がいい?」
え、俺はいらないよ?
「それはどっちでもいいさ。好きなことしたらいい」
「悩むなー」
「明日からの1週間は、昼の放送で部活紹介とインタビュータイムもあるし、
その後気になる部活に片っ端から押しかけるといいさ。高校生は一度きりなんだ、悩め悩め!」
基本的にいい先生なんだよなー。適当な距離感を覚えてくれたらもっといいんだけども。
それにしても、今度は部活決めか。
たしか兄貴は柔道部と文芸部掛け持ちしてたよな。柔道部は主将で大会優勝もしてたし……。
そんで、なんとか言うキラキラしたバイトもして。超人かな!?
あんな口悪いのに擬態がうますぎる……。全然参考にならない兄貴だな。




