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Collabo 4 不快感しかないよな

 部屋を仕切るふすまがそっと開けられ、女将が顔をのぞかせた。


「失礼いたします。お約束のお連れ様が合着されましたので、ご案内いたします」


 そう言った女将がふすまの陰に姿を隠すと、その後ろから大柄な男が2人、そして、通訳なのか、小柄な女性1人が中に入ってきた。

 なんというか、暑苦しい気もしているが、まぁ、体格や表情を見て、私が蒔けると言う事はない。私だって、年齢こそ重ねていないが、それなりのポジションに座った重役だ。

 そんなことを思いながら、3人が中に入ってくるのを見守る。

 途中で変な動きをされたら、即時に会食は終了させる。金は私たちが出しているわけじゃない。すべて向こう持ちだ。何かの視察の最中なんだろうが。

 そこは、女将には迷惑を掛けるが、態度次第ではって考えているところがあるのも事実。


「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。我々一同、感謝申し上げます」

「堅苦しい挨拶はいらん。飯がまずくなる。要件をまとめて言ってくれ。ダラダラと離されるのも好きではないからな」


 思わず、すでに嫌悪感が出てしまっているような気もするが、初対面の相手だ。強気に出て、優位性を保っておかないと。それだけが頭の中で回っていた。

 そして、そこからは、レベッカから聞いていた通りで、安全保障に関する話と、防衛機のことに関して主に話しが上がった。

 私としては、決定権があるわけではないから、どの話にも「持ち帰って首長と話し、健闘したのち返答する」としか返しようがなかった。

 ただ、安全保障の話の中でひとつ、気になることを向こうは口にした。


「我々が今回、急遽会談を申し込んだのは、まだ確定とは言い切れないのですが、ドルペントが様々な国に対して、軍事作戦を企んでいるのではないかという情報をもらい、我々の脳泳力では到底太刀打ちができないと想定され、協定を結んでいただいたうえで、共闘できればと思い、階段を申し込んだ次第です」


 珍しい時期に会談・会食を申し込んできたな。と思っていたらそういうことか。それなら、中途半端な時期に会談を申し込んできたのも納得だ。


「そうか。我々もその話を今日の朝に聞いたばかりだ。それに、いろんな国に向けてと言うことは、我々にも影響があるかもしれないと言う事だから、我々の戦力も足りずに協力することが叶わないかもしれないということだけ返しておく。いかんせん、先の内戦で戦力が削れたものがすべて補充できていない。それがどうなるかという話になってくる」

「さようにございますか。承知いたしました。いいお答えが返ってくるのを、ほかの課題とともに心待ちにしております」


 なんというか、反政府勢力と会談しているような感覚に陥る。

 190センチをゆうに超える大男2人を前にして、160センチを少し超えるだけの私が対峙しているのもおかしな話だ。

 見方を変えると、話し方的にも、向こう2人が私の子分と言ってもいいくらい。

 とはいえ、私には、スノードロップという仲間がいるから、そのあたりは必要ないかな。なんて思ったりね。


 そこからは課題を挟みこんでくるカノイの国王とそのほかの代表に嫌気がさしつつも、なんとか会食と会談は終了。

 最高級の食事だったはずなのに、無駄に話しをねじ込んできた施家で、あまり味わえなかったというのが本音で残念なところだろうか。

 なんだか、ものすごくもったいないことをしていたような気にもなる。

 ただあれかな。スノードロップみんなで来ようと言ったら、tばうん、みんな拒否するだろうな。普段の質素な食事に慣れ過ぎて。


「本日はお忙しい中、お時間を作っていただきましてありがとうございました。本日、お話しさせていただいた件、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます」

「いい答えが返せるように努力はするよ。それでは先に失礼する」


 それだけ言うと、私は静かに席を立ち、ふすまの方へと静かにある言っていく。

 もちろん、私が立ち上がったのと同時に、レベッカもネビンも立って、私に着いてくる。

 そして、部屋を出て、女将に「美味かった、ありがとう」とだけ伝えて、レベッカが回してくれる車を待つ。


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