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天使の取り分

 主様に怒られてしまった。当分は下界に行けない。

 天界の窓から下界を眺めてため息を吐いた。

 これも全部ぜんぶ、人形たちのせいだ。

 悪魔は魂を対価に願いを叶えるのだという。

 死神は残りの寿命を対価に黄泉へと橋渡しを行うのだという。

 主様は経験を対価に魂を浄化し輪廻に戻すのだという。

 それなのに、私たちには対価が何もないのだ。

 だから天界へ案内する対価に愛を徴収した。

 愛は素晴らしかった。友人、恋人、夫婦、家族、その他あらゆるものへ向けられ与えられる愛は、どれもこれも私を満たしたのだ。

 ずるい。ずるいずるいずるい。

 人形ごときが。人形のくせに。こんなにも満たされているなんて!

 見境なく徴収していたら、動かなくなった人形がたくさん出てきて、主神様にバレてしまったのだ。

 でもさ。たくさんいるんだし、少しくらいいいじゃないか。

 私はまたこっそりと下界へと降りた。

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