表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/100

未来売買

 古びた小さな本屋にやってきた。

 狭くて埃臭い棚を抜け、居眠りをしている店主を起こす。

 ——本当にこんな場所で、こんな人が?

「僕の未来を買い取ってください」

 眠そうな目を擦り、ずれた丸眼鏡を直した店主は「査定するから待ってな」言って奥へと消えた。

 手持ち無沙汰にざっと棚を物色する。どれもこれも古そうな本ばかりで、興味の一つもそそられない。

 数分すると、紙を一枚持った店主が戻ってきた。

「あんたいい人生だったよ。査定額は三千万だ」

「さんぜんまん……」

「注意事項はこれに書いてある。余命は一年だ。それと、振り込みは済んでるから確認しなさい」

「ありがとうございます」

 僕は査定用紙をもらって頭を下げた。

「ではよい余生を」

「はい、また来ます」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ