表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/100

空の花瓶

 私は友人の机に何も入っていない花瓶を置いた。

 これはいじめではない。

 誰かがその花瓶の縁いっぱいまで水を入れた。

 これはいじめだ。

 私は通学路に咲いていた花を一本その花瓶に生けた。

 これはいじめではない。

 誰かがその花瓶に同じ花を何本も生けた。

 これはいじめだ。

 花が枯れ、水が腐り、先生が花瓶を処分した。

 これはいじめだ。

 私は同じ花瓶を置いた。

 翌日になると、割れた花瓶が私の机の上に置かれていた。

 私はそのまま授業を受けた。

 また翌日には机に落書きがされていた。

 ペンケースが無くなった。

 体育着が切り刻まれていた。

 上履きが緑色のプールに浮かんでいた。

 椅子が無くなって立ったまま授業を受けた。次の日には机が無くなっていた。

 これは、いじめではない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ