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対流

 学校の外周を走りながらふと、後ろを振り返ってみると誰もいない。

 少なくともスタートは同じだったと思う。

 坂を上って、白線とガードレールに挟まれながら、夜を待つ街灯の下に影を落とし、正門へと帰ってきてもなお、部員の姿はどこにも見えない。

 もう一周行こうか。そう思ったとき、声がした。

「あいつうざくね」

「分かる真面目すぎ」

「熱血系なんて流行ってねーって」

「こっちは楽して遊べりゃそれでいいのにさ」

「ほんと、ついていくこっちの身になれよってな」

「ついてくって、誰も走ってねーけどな」

 笑い声が聞こえてくる。

 後ろを振り返ってみても誰もいない。

 ……。

 もう一周しよう。

 ゴールはまだ見えてすらいない。

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